大阪とらふぐの会 本店

友人にご紹介いただき会員制のふぐ専門店に伺う。この店は寺田町駅前にある同名の店の本店らしく、かなり古い怪しげなマンションの6階に看板も表札もなにもなく営業されている。

もちろん食べログや情報誌などにお電話番号、住所は一切載せていないお店と聞き及ぶ。

ここでほんまにええんかなと言いながら恐る恐るマンションの鉄の扉を開けるとそこは絢爛豪華な和のテーブル席となっている。よく見れば普通の飲食店。デザインされていていい雰囲気をしっかりと醸し出している。

コース内容は、皮湯引き、てっさ、アブラ造り、焼ふぐ、唐揚げ、てっちり、雑炊、デザートの1コースのみ。その他、追加料理やワインなども豊富に揃っている。

ビールで乾杯して早速食事開始なり。

白髪ねぎてんこもりの皮湯引きは金粉がのせてあり、やや太めのカットでこりこりして腰がありモチッとしているがまあ普通。


てっさも想像よりよかった。飴色の身はふぐの味も濃くむっちりした食感もちゃんとありふぐを食べてる感がある。ボリュームも充分。脂部分も秀逸。これでこの店のレヴェルの高さがわかった。

店が暗いので写真の色がどうしてもこうなってしまう。。誰か撮影の仕方教えてちょ

台湾の留学生の女性店員が鱧の落しがおすすめなのよと勧められ。所望する。。この時期にしてはかなり良い脂がのっていてとっても美味しい。

ふぐのひれスープ(オクラ冷製) は名前の通りふぐのヒレで出汁をとっているらしい。。中にはオクラが入っていて、ねばりけがあるがすっきりして良い出汁が出ていて夏場にぴったり。

脂の造りはどこな脂か不明であるがごま油との相性抜群。お酒がどんどん進む君。

名物の焼きふぐはニンニク味の透明の塩ダレのようなものに浸したフグの身を網の上でコンロで焼く。身は焼肉のロースやカルビのような厚み。写真のフグ身の上にある赤いのは唐辛子。見た感じは、塩ダレの焼肉て感じか。ニンニクも一緒に焼いていただく。

網にのせ、さっと焼いて食べます。味が付いているのでそのままパクパク食べてしまう。口の中に旨味が思いっきり広がる。この食感と旨味にははまってしまう。

「とうとう身 」ももちもちしてかなり旨い。焼くと、ぷりぷりのふわふわ。めっちゃ、おいしいと思わず声に出る。コラーゲンたっぷり。

骨付背肉(秘伝醤油味)は骨付きカルビのよう。こちらはピリ辛ダレで味付けされていてこれもめちゃうまい。白ワイン進みまくり。香ばしくて食欲進みまくり。

フグの唐揚げは、身が大振りでケンタッキーフライドチキンのよう。食べ応え満点なり。


ひれ酒を注文すると部屋の電気を消して火をつけフランベしてくれる。青い炎がとってもロマンティック。

ヒレの香ばしさも倍増。美味しすぎてお替わりしまくって酔っぱらってしまう。。

ついでに焼き白子も注文する。やっぱ旨いもんは旨い。これも上質であった。

最後の鍋(写真忘れた)は身もたっぷりで大きめのふぐを使っているので
骨と身の間に噛むとふぐの旨味成分がじわっとしみ出てボリューム満点
野菜は、白菜・くずきり・エノキ・三つ葉・木綿豆腐。お腹いっぱいだけどスルスル入る。

雑炊は、店員さんが作ってお茶碗に入れて持ってきてくれる。卵で とじた雑炊は、フグの旨味がよく出ていて まろやかな。。

デザートをいただき。最後はご主人といろいろ話して店を出る。。なかなか良い時間を過ごすことが出来た。

どういう訳か私もこれで会員なり。。値段はそこそこだが雰囲気と料理内容からするとCPはかなり高いと感じた。


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