2024年07月

7月雑記

7月も私の駄文を見ていただきありがとうございました。毎月月末は本日記で掲載していなかったヘビーユース店などを自身の忘備録として記します。

チンチン電車の東天下茶屋駅隣接のikedaya BBQ style

は自宅から近いせいもありしょっちゅう一人で訪問する。お酒のサブスク制度もあり月額1000円でほとんどのドリンクが半額以下でいただくことができる。店名の通り肉や野菜をバーベキューする料理のみならず旬のこだわり食材を使った気の利いた小皿料理も秀逸。

この日は「桃とミントのサラダ660円」「剣先いかときゅうりとパセリのサラダ660円」「タコとトマトのガスパチョ660円」「じゃこ海老のフリット海老味噌のサルサソース1320円」などをいただく。

別日に「北海道産のシマエビときゅうりのマリネ660円」「帆立貝のアンチョビガーリックとアスパラガス1200円」「スペアリブSサイズ」「いちじくと白味噌のソルベ」などをいただく。天然酵母を使ったサワードウもかなり美味しいです。

浪速区にある木津市場にある「かなえ寿司」3000円の盛り合わせ。市場の裏側にあるので来るのは常連客のみ。

一皿目は皮目を炙って塩を当てた「甘鯛」、「活鮑」は肝を乗せて、北海道の「雲丹」、見厚の「赤貝」、2皿目は「焼き鰻」、「鯨のかのこ」は苦手なマグロの代わり、皮を炙った「鱧」、活の「足赤海老」を軽く炙ったもの。地味だけどネタはかなり上質。年季を感じるいいお店です。。

堺市鉄砲町の焼肉店の樽一 雌の黒毛和牛を使用したランチ2400円を所望。個室もあってとても利用しやすい。最初にナムルやサラダや焼き海苔などが提供されたあとピカピカに光る脂がしっかりとついた薄切りロース肉と上ミノが供される。ロース肉は見た目通りの美味しさ。駐車場完備です。

フジオフードシステムの「えびのや」。海老が3本入った天丼1500円。明太子食べ放題。この日は難波のお店を訪問。海老も美味しくて満足。北新地の高級店よりも良かった。

難波にある人気立ち飲み店。友人に紹介していただき一人で訪問。魚料理がたくさんあってどれも美味しそう。この日はビールとポテサラで退店。次回ゆっくり伺います。

千日前にある竜田屋は休日の昼のみによく利用。この日は水茄子漬物528円、するめいか西京焼880円、ネギ入りだし巻き550円、赤貝造り980円、ゴーヤチャンプル770円。数年前に比べてかなり値上がりした感がある。インバウンド客も入店するのでしょうがないのかな。

千日前の立ち飲みの「酒解本店」。佐賀産アスパラ528円、国産伊勢海老3176円。どちらもダメダメ・・・・難しいね。家賃が高いのかな。

堺北警察署の西側にある老舗蕎麦店のよし井

一度にたくさん湯掻いて注文のたびに温めて提供。そばのコシは全く無いんだけどこれはこれで美味しいと思う。この店の天ぷらが大好きでこの日は4本注文。生卵が入っているんで蕎麦湯の美味しさも格別。

南船場の辛激屋 看板商品の黒カレーを注文。ルーはシャバシャバだけど辛い香りが鼻がくすぐる。一口いただくと脳天に辛さが突き刺さる。頭の毛穴が全て開く気がする。。この店のホスピタリティは以前から素晴らしくてご飯のおかわりのみならずルーのおかわりも無料でしていただける。この時期にぴったりのカレーです。。

休日に能勢に一人キャンプ。夜ご飯は自分のお店の懐石料理徳でお弁当を作っていただいて持参。とうもろこしご飯に鮭の西京焼きなど。丁寧な造り込みが嬉しい。

南船場のカフェでサンドイッチ。最近流行のグルメ系サンド。野菜と生の海老が入るシュリンプサンドを注文。見た目はいいんだけどとても食べにくい。隣の客は野菜が噛みきれなくて全部ひっくり返していた・・・・・

某大学の学食で冷やしうどん。セブンイレブンで胡瓜の漬物と梅干しを買ってトッピング。特にどおってことはなかったな。

今月もたくさんの読者様にご高覧いただきありがとうございました。皆様のお気に入りの地元のお店などおすすめ店をご教示いただければと存じます。高級店よりもお店や店主や商品の個性が立った「おもしろ美味しい店」が個人的には好みです。
私のアドレスは→ shatyo@nori-net.jp

8月も引き続きよろしくお願いいたします。

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堕楽暮 7月【大阪市 松虫】

チンチン電車の松虫駅隣接の表記の店に一人で訪問。天王寺駅から3駅で約5分。最近よく利用するんだけど食材へのこだわりと創意に満ち溢れた料理のレベルの高さにいつも大満足している。間口の狭い独特の空気感のあるお店は昼はカレー店、夜は酒肴を出すスパイス料理店として営業されている。昼と夜で暖簾のデザインも変わる。

店主の「堕天使カッキー」さんは「スパイスカレーの天才」と呼ばれイベント等で全国から招聘されるために実際の店の営業は月に半分くらい。(お店のスケジュールはインスタグラムに明記)営業日は開店前から全国から巡礼者のようにカッキーのもとにファンというか客が訪れる。

また地方に行かれるたびに個性的な食材やお酒を仕入れられるのでそれをいただくのも楽しみ。この日も愛媛県から料理研究家の方々やセレクトワイン販売をされている方も客としてこられていて大賑わい。

最初に揚げた稚鮎にバイマックル(昆布みかん)とバナナの葉を使ったスパイス南蛮漬け500円。咀嚼してから喉に落ちるとバナナと柑橘の香りがふわっと立ち上がる。初めていただく奥深いスパイスの味わいも心地いい。

続いてこの日にゲストとして愛媛県から来られた料理研究家の「さやか」さんが担当して作った「鶏ハムとアボガドのハニーマスタードマサラ500円」を所望。鶏ハムの美味しさとマスタードとアボガドの相性の良さにびっくり。豚天も一見普通のようだけど味が深くてお酒とドンピシャ。

この日はカレーは注文せずに「さやか」さんが作るふわふわの天津飯にカッキーが作る四川風豚肉とニラのピータン炒めを乗せたもの1200円。ご飯部分は鰻と剣先烏賊の炊き込みご飯なのにびっくり。

デザートはウイスキーにコーヒー豆を漬け込んで作るウイスキーコーヒーと黒胡椒の入ったバスクチーズケーキでフィニッシュ。当然相性は最高。。

お酒も国産のものを中心にいろいろいただきました。珍しいものもいただけて飲みすぎました。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

お店のインスタグラムはこちら

大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 カレーライス

日本料理 研野

京都の新進気鋭の表記の和食店を貸切で訪問。京阪の神宮丸太町駅から平安神宮に向かって徒歩10分くらい、琵琶湖疎水路のすぐ近く。

青森県出身のご主人の酒井研野さんは老舗料亭『菊乃井』で8年間修業され、お店はオープン2年目にしてミシュラン一つ星。現在34歳で若いスタッフさんと4名でカウンター7席を切り盛り。予約はテーブルチェックのネット予約のみでかなりの予約困難店とのこと。17時と20時スタートの2交代制。

最初に芋焼酎をいただいてから先付けは明石産の蛸と若芽とモロヘイヤの酢の物。酢の塩梅も良くて最後に飲めばいい暑気払いになる。

前菜は鮎の一夜干しを素揚げにしたもの、瓜の粕漬け、芋茎とえんどうの白和え、笹に包んだ鰻のおこわ、無花果ととうもろこしのすり流しなど。。

刺身は飴色に光る明石の水口商店の鯛。修行先の菊乃井と同じものを分けていただいているとのこと。鯛は生きたまま京都に搬送して京都の作業場で締めて配達される。ねっとりと上顎にまとわりつく上品な脂が秀逸。こんなに美味しい鯛は滅多にいただけない。浜名湖の青さのりの入った割醤油でいただく

煮物椀は蒸し鮑と積丹の雲丹とミズ(ウワバミソウ)のイチゴ煮。ご主人ご出身の八戸周辺の郷土料理とのこと。ミズのねっとりした食感が面白い。

こちらのお店のスペシャリティーの焼豚。ご主人は京都の有名中華料理店でも修行されたと聞き及ぶ。物腰柔らかでお人柄がとても優しくて初見の私にも優しく接していただく。

京都豚の肩ロースの焼豚。あしらえは出汁で炊いた小芋を揚げたものと枝豆。

淡路産の鯵のきずし。セロリと玉ねぎで口の中が一気にさっぱりする。

自家製麺を使った塩焼きそば。麺はカップヌードルのような感じ。麺の上には空芯菜と木耳、ピーマン、海老、柚子胡椒など。

加茂茄子の揚げ浸しと冬瓜の冷菜。上にはネギと生姜のあんかけ。上賀茂の森田農園のものを使用しているとのこと。こういったベーシックな料理もかなり美味しい。

食事は伏見の大粒のとうもろこしを使ったご飯。お供は茄子と大葉と万願寺唐辛子を使った甘辛煮。おかわりはノルマンディーのバターと醤油パウダーを乗せて味変を楽しむ趣向。

切れ端を使用した焼豚丼。ご飯の上にはエゴマの味噌漬けとぜんまい。ぜんまいは青森の世界遺産の白神山地でとれたものを使用。このほかにもマグロ丼など数種類リクエストができる。

鯛のあらで取った出汁の煮麺。お腹いっぱいなので少量にしていただく。魚臭さは微塵もない。

デザートはパイナプルのソルベとヨーグルトを固めたもの。脇には桃のコンポート、ミントのジュレ。上にはパッションフルーツ。

ホットコーヒーと甘味(州浜)。最後にコーヒーが出るのは珍しい。。

お酒もたくさんいただきました。芋焼酎含め日本酒は全て青森産とのこと。

お店のBGMが其々の料理に合わせて変えられるのも面白い。最近の流行りのものから昔の歌謡曲、クラッシックからJAZZ、オペラまでかなり幅広い。ごちそうさまでした。噂に違わない良いお店です。。。

京都市左京区岡崎徳成町28-22

和食 京都市