カテゴリー:和食

米増 9月 *大阪を代表する和食佳店【大阪市 福島】

大阪福島の表記の人気和食店を友人のグルメドクターと訪問。数年間、毎月伺っているけど同じ献立がほぼ提供されないことに敬服する。器も常に新しいものを購入され楽しませていただいている。食事終了まで3時間かかるけどカウンター越しの食材のデモンストレーションやライブ感溢れる料理の仕上げなどを見ていると飽きることはない。食事の合間もご主人をはじめとするスタッフさんがコミュニケーションをとりにきてくれるのであっという間に時間が過ぎる。

現在は新規客を取られていない大阪屈指の予約困難店となっていて半年先の予約に殺到する。ミシュランは星2つだけどご主人はそのことには歯牙にも掛けない。

お店は大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた温和な人柄のご主人とこの日は洋装の奥さん、調理師学校を出た全員21歳の見習いスタッフさん2名で切り盛り。床飾りの屏風はご主人の手作りで素材は段ボールだったように思える。

山梨から直送された天然キノコのプレゼンテーション。

料理の写真は掲載禁止なので忘備録のため献立だけ記す。

・シャインマスカットと生クラゲと菊花のおろし和え
・おこわの上に7種類くらいのキノコの炊いたものをかけたもの
・渡り蟹の真薯とミニオクラ
・淡路産鱧の焼き霜作りと赤雲丹
・糸南京と塩で炊いたタコ
・2キロサイズの白甘鯛の焼き浸しを蓮根のすりおろしと共に
・ミニトマトの酢の物
・秋田産焼き鮑と煮鮑の食べ比べ
・鱧の煮麺仕立て 昼顔
・高津川産の鱧の塩焼きと釜炊きご飯
・羽曳野産の焼き無花果とミルクソルベ
・菊花を入れた麩の餅と薄茶

お酒もたくさんいただきました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

翠 大屋 *天満橋の和食佳店【大阪市 天満橋】

天満橋の表記の和食店を貸切で訪問。大阪は地下鉄谷町線天満橋駅から徒歩5分、大川を臨むコンクリートのビルの2階に位置する。

カウンター10席とテーブル席が6席の店内はロケーションも良くて内装もとても素敵。落ち着いて食事ができるいい雰囲気。以前は心斎橋で営業されていて2023年にこちらに移転。店主の大屋氏は浪速割烹の有名店である㐂川ご出身とのこと。大屋氏と合わせて男性調理師5人で切り盛り。

こちらの店はよくある一斉スタートではなく好きな時間に伺うことができるのがありがたい。苦手なものを伝えておまかせのコース(税込サ別22,000円)をいただく。

座付きはとうもろこしのペーストに燻した剣先烏賊を盛り込んだ夏らしい逸品。枝豆とフルーツトマト、蓴菜が添えられる。

刺身は大ぶりのタコ。細かく包丁されていてとても柔らかい。吸盤の食感もとてもいい。洗いにした旬のアコウは炒り酒でいただく。

蒔絵の美しい煮物椀は毛蟹がふんだんに使った真薯とモロヘイヤともずく。出汁の塩梅も素晴らしい。

北海道の新さんまと鱧の焼き霜作りがさらに供される。

蒸した鮑の天ぷらと熊本産の新銀杏。鮑の形の器もとてもいい。鮑の肝が入った味噌だれでいただく。

中畑艸人のリトグラフが床にかけられる。縁起が良さそう・・

愛媛産のブランド丸茄子にムラサキ雲丹を乗せたもの。ふわふわで口の中で溶ける茄子が美味しすぎて悶絶する。。

天川村の鮎を炭火で焼いてすっぽんの出汁で煮浸しにしたもの。冬瓜と胡瓜が添えられる。

鮎の頭と尻尾を揚げたもの。。日本酒ととてもよく合う。

主菜は7種類くらいから選ぶことができるようになっている。どれも食指が伸びるものばかりだったけど今回は初見の「すっぽんの塩焼き」を所望する。黄色い部分は脂でとても滋味深い。

友人は海鰻を所望。分厚くて野趣があり食べ応え満点。

食事は焼いた鱧と万願寺とうがらしの土鍋ご飯。。

残ったご飯はおにぎりにして持ち帰り。心遣いがありがたい。

水菓子は宮崎産のマンゴーにパッションフルーツをかけたもの。何をいただいても手抜きなしでとにかく美味しい。

お酒も珍しいものをたくさんいただきました。お店はTableCheckで予約可能。ごちそうさまでした。

大阪市北区天満3-1-2 TSビル2F
050-5487-0266
日曜日定休

大阪市 天満橋 和食

米増 8月 *大阪屈指の和食名店【大阪市 福島】

大阪福島の表記の人気和食店を友人と定期訪問。料理が美味しいのはもちろんだけど客をもてなすコミュニケーション力がかなり秀でていて一度来た客は皆お店のファンになる。何年も通っているけど毎回新しい料理と器と意匠で楽しませていただけるのもありがたい。

現在は新規客を取られていない大阪屈指の予約困難店でミシュランは星2つだけどそのことには歯牙にも掛けない。この日はキャンセルがあったのか6席のみで17時半スタート。隣の客が海外旅行の話で盛り上がり少しうるさかったのが残念。

お店は大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた温和な人柄のご主人と着物姿の奥さん、調理師学校を出た全員21歳の見習いスタッフさん2名で切り盛り。床飾りの蓮の葉も席が変わるごとに新調する。在席3時間の間に葉の形が変わっていくのも風情がある。

この日は名残の高津川の鮎のプレゼンテーション。

・座付きは梅酒の炭酸水割と練りたての胡麻豆腐、オクラと振り柚子
・凌ぎはタコの柔らか煮と酢飯
・煮物椀は熊本産新銀杏の擦り流し加茂茄子と針茗荷と解き辛子
・刺身は淡路島由良の赤雲丹と温かい鱧ちり 秋田のもずく添え
・刺身の続きは気仙沼の鰹の藁焼き(私は鯵のたたき)
・鱧の卵と浮袋の醤油和え
・島根県高津川の鮎の塩焼き マッカ瓜と金山寺味噌
・羽曳野の無花果と白味噌
・焼いた鮎の骨と頭で出汁を取った温蕎麦
・夕顔と白焼きにした天然鰻を炊いたもの
・白飯と鯵の干物の胡麻汚し、香の物(2杯目は冷汁仕立て)
・山梨産の桃
・自家製の餡巻きと薄茶

見習スタッフ君が夕顔の実を持って料理の説明をする。

お酒も4種類美味しくいただきました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食