和食

米増 4月

福島にある表記の和食店を訪問。大阪では屈指の予約困難店で今回の訪問も1年前に予約をした記憶がある。最近は常連客の予約で埋まるために新規予約は取られていない。私も数年前から毎月伺っているが全く飽きることのない好きな和食店の一つ。茶味あふれる料理で素材をいたずらに触りすぎないいい仕事をされる。今月から若い女性スタッフさんが入店し健気に一生懸命に働く姿を見るのもご馳走の一つ。

この日は16時から9名で一斉スタート。コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日はお酒を少しいただいて23000円に税金とサービス料のコース。写真掲載は禁止なので忘備録のため献立のみ記す。

・先付けは温かい茨木市産の三島独活の摺流しにバチコを加えたもの
・蒸し立ての灰干ししたぜんまいを入れたおこわ
・鳴門若芽と京都大原野の筍の煮物椀
・皮目を炙った明石産の油目と串本産の伊勢海老(ポン酢と塩水)
・室津の鳥貝をさっと炙ったものと浜防風
・大きな土鍋で焼き上げた筍の下部分を鰹節と蕗と一緒に炊き上げたもの
・兵庫県新温泉町の鴨肉のロースト 新玉ねぎ、一寸豆と共に
・兵庫県二見産の鯛の姿蒸し
・塩だけで味付けした筍ご飯とコシアブラの味噌汁
・高知産の文旦のジュレ
・蓬餅と薄茶

お酒もたくさんいただきました。

大阪市北区大淀南1-9-16

過去の米増はこちら


カテゴリー 福島, 和食 |

お料理 むらやま

住之江区の表記の店を久しぶりに訪問。南海本線住之江駅・大阪メトロ住之江公園駅から徒歩15分。私どもの会社で30年勤めた調理師(副料理長)の独立店舗。地元に根ざした小料理屋なんだけど木津市場に毎日通っていい食材をしっかりと調理して低価格で提供。メニューの幅広さもあって色々な利用の仕方ができるお店。

カウンターとテーブル2卓のみなので予約必須。奥さんと娘さんの3人で切り盛り。開業して2年だけど界隈では繁盛店と言われている

茄子の煮浸し400円はワンランク上のおいしさと美しさ。このようなちょっとしたものに料理の腕を垣間見ることができる。しんみりしたいい味わいであえてしっかりとした味をつけている。

刺身盛り合わせは平目に青森の本鮪、縞鯵にみかん鰤など。。

白茄子を使った和風グラタン650円。ボリュームもあって焼酎が進みまくる。

帆立貝を潰してふわふわの真薯にして春キャベツで巻き込んで炊いたもの750円。塩雲丹を使ったソースで味にパンチを加えている。スフレのような味わい。

大きなエビフライも出していただく。

名物のもち豚の角煮。炊き上げ方も味のバランスも完璧。

最後に粕汁をいただいてフィニッシュ。何をいただいても美味しいいい店です。

過去のむらやまはこちら

住之江区御崎8-1-6
090-2384-9931


カテゴリー 住之江公園, 和食 |

和久傳 京都店

京都駅の伊勢丹の11階にある表記の店を週末に友人と訪問。
窓に向いた特等席のカウンターに案内いただく。京都市内が一望でき、西本願寺と東本願寺五山の送りをされる山々までくっきりと見える絶景を愛でながら食事をいただく。送り火の日は伊勢丹外商の上客で席は埋まってしまうとのこと。。

若い調理師さんがホール担当で15人くらい、オープンキッチンになった調理場では20人くらい居られたのにびっくり。この日は15000円のコース料理を所望する。

座付きは手捻りの器に入った玉子豆腐。中には雲丹と甘海老が鋳込まれていて春キャベツのすり流しが上からかけられた春らしい逸品。続いて骨切りをして湯引きをした脂の乗った伝助穴子の一口寿司。自分で海苔で巻いていただく趣向。

桑名の蛤を使った若芽と筍の煮物椀。刺身は剣先いかと鯛。鯛は透明感のあるかなり上質な味わい。炭火で皮目をパリパリに焼き上げた桜鱒には蕗のとう、タラの芽、コゴミ、ウルイなどの山菜が添えられる。猪の肉を使ったミンチカツは見た目よりも軽くて味噌ソースと相性ぴったり。

菜種と薇の辛子胡麻和えも胡麻が香ばしくてかなり美味しい。河豚の身と白子、新玉ねぎの素揚げは純米酒が進みまくる。食事は名物の鯛の黒寿司と鯖寿司、鶏と筍の山椒カレーを所望する。そのほかにも蟹雑炊や冷やしのりうどんなどもあり。水菓子とお菓子と薄茶でフィニッシュ。

お酒も青竹に入ったお酒を含め数種類いただき大満足。若い調理師さんの朴訥な接遇も良くていい時間を過ごすことができました。

京都の駅前で「手軽」に老舗の雰囲気とワンランク上の和食がいただける稀有なお店です。しかも器も含めて手抜き一切なし。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

京都府京都市下京区東塩小路町901JR京都伊勢丹11F


カテゴリー 和食, 京都市 |