堺の表記の蕎麦店をランチタイムに訪問。定期的に訪問する大好きなお店。チンチン電車の大小路駅の西側、堺北警察署の西横の細い一方通行を南に50mの場所に位置する。店の前に大きなコインパーキングあり。昭和46年創業と聞き及ぶ。時分どきは混み合うので開店直後の入店がおすすめ。
昭和の残り香が漂う薄暗い店内はカウンター12席のみ。厨房の真ん中には大きな茹で釜が鎮座する。高齢のご夫妻とご子息で切り盛りする完全な家族経営。普通の温かい汁蕎麦もあるけど「せいろ蕎麦」が名物。分量により一斤(1人前)、一斤半、二斤とそばの分量で注文するようになっている。長い間値上げをされていない姿勢はお見事。今回はせいろ蕎麦1斤650円を所望する。
最初に好物の海老の天ぷらを4匹注文(2匹400円ブラックタイガーを使用)。小さめだけど塩をつけていただくとプリプリでとても美味しい。半分は塩で残りはつけ出汁でいただく。
目の前の厨房ではすでに10人前くらいの蕎麦がゆであがっていてその蕎麦を一度冷水で引き締めてから再加熱して提供する仕組み。
注文と同時に熱々のつゆの入った徳利と生卵の入ったお椀と薬味が供される。つゆは関西風の昆布と鰹節の香り高いもの。このつゆがめっぽう美味しくて生卵との相性がとてもいい。
しばらくして湯気の立った「せいろ蕎麦」登場。蕎麦のビジュアルは白っぽくて食感は柔らかめ。小麦粉と蕎麦粉の割合は5:5と昔に聞いたことがある。コシはないけどべちゃべちゃはしていない。
熱い汁と加熱された生卵、蕎麦が絡み合い、三位一体となってかなり美味しい。これは他店ではない味わい。
最後に急須に入った蕎麦湯をいただいて終了。つけ出汁に卵が入っているので蕎麦湯もとても味わい深くてマイルド。大好きな店です。。
過去の記事はこちら
堺市堺区甲斐町西1丁2-22
11:00~19:00
日/祝休み