手打ち蕎麦hiro *堺の十割蕎麦店【大阪府 堺市】

このブログの読者様の紹介の堺のチンチン電車の通り(紀州街道)沿い、妙国寺駅近くにある表記の蕎麦店を訪問。蕎麦激戦区のこの地に20017年にオープン。界隈にコインパーキングあり。

外観はカフェのようで蕎麦店には見えない。ラピートのようなファザードに感心しながら入店。シンプルなカウンター席とテーブル席なんだけどこれもカフェのような感じ。野球帽を被った店主のワンオペ。メニューは冷たい蕎麦とつけ鴨蕎麦、温かい汁蕎麦が5種類ほど。この日の蕎麦は滋賀米原産と北海道の新蕎麦をブレンドしたものらしい。

デフォルトのもりそば900円を注文する。

蕎麦粉100%のもり蕎麦が到着。もさっとした食感でプチプチ切れて喉越しが悪い。これこそが10割そばの醍醐味で期待を大きく超える美味しさ。風味も良くて澄んだ水のような味わいの中に蕎麦の香りが後からふわっと感じる。もりそばチョイスが一番いいと思う。ネットでは店構え含めて賛否両論だけど個人的にはかなり良くできていると思う。

卓上のワイン塩を少しかけていただくのもいい。汁も香り良くて蕎麦との相性抜群。蕎麦湯は蕎麦粉を足して溶いたものでとても濃厚。一気に完食、美味しくいただきました。

堺市堺区宿屋町西1-1-22
072-275-5520

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ちく満 *堺の老舗蕎麦店【大阪府 堺市】

堺の表記の蕎麦店を訪問。堺ではとても有名な1695年創業の老舗店。私が幼少の頃に父親とよく来た記憶がある。その当時は蕎麦の製粉工場を兼ねていて靴を脱いで座敷に上がるスタイルだった記憶がある。数年前にリニューアルオープンされ駐車場も完備。10時半から営業されているので早めの昼食にも便利。平屋の外観は料亭のようで清潔感あふれる店内はテーブル席と小上がり席が並ぶ。スタッフさんの対応も目配りがしっかりと効いていてとてもいい。

昔からメニューは変わらずの「せいろそば」のみ。2年前に少しだけ値上げされた。注文は1斤(いっきん)980円円もしくは1斤半1300円のみ。この日は1斤半を所望する。

せいろに入った蕎麦の蓋を開けると湯気が一気に立ち上る。お椀に卵と熱い汁と薬味を入れてかき混ぜせいろ蕎麦をどっぷり浸けていただく。熱々で麺はふにゃふにゃで蕎麦粉の味はほぼわからない。でもそれがいい・・・・

私のこだわりは途中で卵を追加してよりマイルドに付け出汁を仕立てる。卵が出汁と麺に絡まって独特の滑らかでいい風味となる。蕎麦湯をいただいて椀に入れると玉子が凝固して特製の玉子スープと化する。

いつもながらさすがの330年の歴史と感心しながら店を出る。

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堺市堺区宿院町西1-1-16
072-232-0093

大阪府 堺市 蕎麦

よし井 7月 *堺の老舗せいろ蕎麦店【大阪府 堺市】

堺の表記の蕎麦店をランチタイムに訪問。定期的に訪問する大好きなお店。チンチン電車の大小路駅の西側、堺北警察署の西横の細い一方通行を南に50mの場所に位置する。店の前に大きなコインパーキングあり。昭和46年創業と聞き及ぶ。時分どきは混み合うので開店直後の入店がおすすめ。

昭和の残り香が漂う薄暗い店内はカウンター12席のみ。厨房の真ん中には大きな茹で釜が鎮座する。高齢のご夫妻とご子息で切り盛りする完全な家族経営。普通の温かい汁蕎麦もあるけど「せいろ蕎麦」が名物。分量により一斤(1人前)、一斤半、二斤とそばの分量で注文するようになっている。長い間値上げをされていない姿勢はお見事。今回はせいろ蕎麦1斤650円を所望する。

最初に好物の海老の天ぷらを4匹注文(2匹400円ブラックタイガーを使用)。小さめだけど塩をつけていただくとプリプリでとても美味しい。半分は塩で残りはつけ出汁でいただく。

目の前の厨房ではすでに10人前くらいの蕎麦がゆであがっていてその蕎麦を一度冷水で引き締めてから再加熱して提供する仕組み。

注文と同時に熱々のつゆの入った徳利と生卵の入ったお椀と薬味が供される。つゆは関西風の昆布と鰹節の香り高いもの。このつゆがめっぽう美味しくて生卵との相性がとてもいい。

しばらくして湯気の立った「せいろ蕎麦」登場。蕎麦のビジュアルは白っぽくて食感は柔らかめ。小麦粉と蕎麦粉の割合は5:5と昔に聞いたことがある。コシはないけどべちゃべちゃはしていない。

熱い汁と加熱された生卵、蕎麦が絡み合い、三位一体となってかなり美味しい。これは他店ではない味わい。

最後に急須に入った蕎麦湯をいただいて終了。つけ出汁に卵が入っているので蕎麦湯もとても味わい深くてマイルド。大好きな店です。。

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堺市堺区甲斐町西1丁2-22
11:00~19:00
日/祝休み

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