天神ノ森

とんかつ一番 天神ノ森店

天神ノ森駅徒歩2分の場所に位置するとんかつ専門店。50年以上続く老舗店で業種はとんかつ店なんだけど刺身や寿司もあってテーブル席だけでなく座敷もあるという昭和ならではの名物店。会計の時に金髪でパンチパーマの女将さんがヤクルトやバナナ、みかんなどをサービスでくれたのが懐かしい。

しかしながらその名物店も2020年5月に閉店を余儀なくされ残念に思っていたところ、その数ヶ月後に働いていたスタッフさんやお店のファンの方々が「復活プロジェクト」と称してお店をリスタート。新生とんかつ一番としてお店は継続となる。今回、数年ぶりに訪問したけどお店は外観、内装とも全て昔のままで若い女性スタッフと調理スタッフさんが店を切り盛り。当時の名物メニュー「世界のデカトン5500円」等の名物メニューは無くなっていたけど特製ポン酢でいただく「おろしとんかつ」などの懐かしのレギュラーメニューは健在。

この日もランチタイムは肉体労働系の客で大賑わい。オススメの日替わりランチ980円を所望する。

創業以来この店の名物と言われていた特製のデミグラスソースにどっぷり使ったポークソテーとジャガイモのコロッケ。ケチャップがたっぷりかかったオムレツの下には白いご飯が隠れている。トマト味のスパゲティの付け合わせ、衣のみがしっかり主張するエビフライなどツッコミどころ満載のプレート。

大阪のあちこちに同名のとんかつ店があるけど関係は不明。

大阪市西成区天神ノ森2丁目1-21

 


カテゴリー 天神ノ森, とんかつ, 洋食 |

春日 9月

早朝から13キロ走って朝食を食べて出社。社員から報告を受けてメールチェックして営業朝礼に参加。そのあと来客対応をして散髪に行ってその帰りに表記の店を訪問。私は25年間ずっと20日に1回の割合で髪を切りに行くのが習慣となっており、その帰りにこちらの店で昼ご飯を食べるのも習慣になっているので単純計算すると年間18回で今までトータル450回くらいは訪問している計算になる・・・

昔から関西経済人、芸能人御用達の店で外観も内装も長い歴史を重ねた、よく言えば落ち着いた雰囲気、悪く言えば・・・・と言った感じである。でも敷居はかなり低くいわゆる人情食堂である。

女将さんをはじめとする店員さんたちも歴史を感じる年季が入りまくりのかたばかりで、昭和の食堂をそのまま絵にしたような光景が店内で繰り広げられる。店の方は総勢6人くらいいらっしゃるので客が少なければ皆が客席に集まって井戸端世間話大会となる。私も食事が終わって1時間くらい話し込んで帰れなかったことがたびたびあった。

この日は卵とじうどん450円を所望する。私の席の前に店のおばさんが「よっこいしょ」と座られる。この時間の客は私とタクシー運転手の2人。客が店の前に止めたタクシーを店のおじさんが仕事の手を停めて気の緩む間なくずっと環視。何とも凄いサービスである。出てきた玉子かけうどんは袋の七味を女将さんがかけてくれるサービスあり。

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麺は固めで丸くて角がないもの。もちろん自家製。出汁もかなり上品。化学調味料は当然不使用。見た目は普通。でも普通の物が普通以上に美味しい。これが最高に素晴しくこの時代では希有である。

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ふと厨房の中を見ると黒電話が鎮座。店は古いがどこもピカピカ。整理整頓も掃除も完璧。心が塞いだときにここで食事を頂くといつも気分が上がる。。いつまでも続いて欲しい私の中の名店です。

大阪市西成区天神ノ森1-9-12
TEL 06-6661-5962
営業時間:11:00~20:00
定休日 :毎月3日、13日、23日


カテゴリー 岸里玉出(南海), 聖天坂, 天神ノ森, 麺料理 |

とんかつ一番 天下茶屋本店

阪堺線の聖天坂と天神ノ森駅の西側、旧紀州街道沿いにあるデカとんの元祖。これが界隈で暖簾分けを受けてあちこちにある「とんかつ一番」の総本家である天下茶屋本店。店に入るなりサービスでいいですかと半ば強制的な注文の取り方。

たぶん一番人気であろうことが推測される。すでにお盆に日替わりの副菜がセットされているのを発見する。

しかし日替わりは以前食べたことがあったのでとんかつと海老フライの盛り合わせ850円を所望する。

店内には西成出身の赤井英和氏や作家の藤本義一氏と店の名物オバチャン(パンチパーマで金髪。相手したら永遠にしゃべり続ける怪人。しゃべらないと呼吸が出来へんと前に言っていた)が記念撮影した写真が掲げられてた。

まずは副菜の登場。。ご飯はパンパンに詰まっていて豚肉入りの赤出しは巨大。生卵の入ったすき焼きがインパクト大。カレー味のもやしやサラダやトマトの入った野菜サラダも秀逸。

カボチャの炊いたのや卵焼き。。。これだけで実は充分って感じ。。

そしてメインディッシュ登場。小振りの海老フライが2本と柔らかい肉質のヘレとんかつ。。。見ただけでゲップが出てしまう。。。食後はヤクルト。

世界のデカトン5500円を注文するとヤクルトが10本ついてくるらしい。表の看板には「手放しで向かうところ敵無し。新鮮な材料で満足してもらいます。」との表記。

人情たっぷりのとんかつ定食。いつもながらお腹いっぱい、胸いっぱい。

大阪市西成区岸里東1-12-16

電話 06-6653-9541
営業時間 11:00~22:00
休み 木曜日

とんかつ一番 天下茶屋本店とんかつ / 天神ノ森駅聖天坂駅岸里玉出駅


カテゴリー 岸里玉出(南海), 聖天坂, 天神ノ森, とんかつ |