米増 *関西を代表する和食佳店【大阪市 福島】

ほぼ毎月訪問する大阪福島の表記の和食店を友人と訪問。秋口から好みの食材が揃うのでずっと楽しみにしていた。お店は人気がありすぎて現在は新規客は取られていない。ミシュランはずっと2つ星だけどそのことには全く触れられない。

研究心も旺盛で同じ献立がほぼ提供されないことにいつも敬服する。器も常に新しいものを購入され楽しませていただいている。ご主人や奥さん、若いお弟子産たちのコミュニケーション力も卓越していて時間があっという間に過ぎる。

食事のスタートは14時と17時半の2部制。コース料理は使用される食材で変動する。この日の料理は35000円(税サ別で42350円)で少しお高め。8席のカウンターで17時半から相伴させていただく。

最初にこの日のメインディッシュの高野山産の松茸のプレゼンテーション。

味噌漬けにされる真魚鰹はかなりのビッグサイズ。数日間、熟成させると言っておられた。

山梨産のきのこ色々。見たことのないものばかりで圧巻。自然に生えるキノコのうち名前がついているのが約半分、そのうち食べられるのが全体の10%くらいと言われていると聞き及ぶ。

筋子をお湯で掃除をしていくらを作る作業をカウンターでされるお弟子さん。

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料理の写真は掲載禁止なので献立のみ忘備録として記す。

・能勢の新栗を使ったお粥でお腹を温める
・北海道産甘海老のゼリー寄せとすりおろしたオクラ
・由良の鱧と松茸の真薯と菊の花
・鯛、剣先烏賊、皮目を炙ったカマス
・真魚鰹の西京焼きと振り柚子をしたカブラの酢漬け
・高野山の松茸の炭火焼き(塩水をつけていただく)
・佐賀産辛子蓮根と鴨ミンチのタレ焼き
・色々な山梨産キノコの汁
・釜炊きご飯 細かく刻んで火入れした松茸 自家製いくら 香の物
・紅茶のゼリーの上に梨のすりおろし
・かぼちゃ餡を鋳込んだ薯蕷饅頭 薄茶

この日はお酒を3種類いただきました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

米増 9月 *大阪を代表する和食佳店【大阪市 福島】

大阪福島の表記の人気和食店を友人のグルメドクターと訪問。数年間、毎月伺っているけど同じ献立がほぼ提供されないことに敬服する。器も常に新しいものを購入され楽しませていただいている。食事終了まで3時間かかるけどカウンター越しの食材のデモンストレーションやライブ感溢れる料理の仕上げなどを見ていると飽きることはない。食事の合間もご主人をはじめとするスタッフさんがコミュニケーションをとりにきてくれるのであっという間に時間が過ぎる。

現在は新規客を取られていない大阪屈指の予約困難店となっていて半年先の予約に殺到する。ミシュランは星2つだけどご主人はそのことには歯牙にも掛けない。

お店は大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた温和な人柄のご主人とこの日は洋装の奥さん、調理師学校を出た全員21歳の見習いスタッフさん2名で切り盛り。床飾りの屏風はご主人の手作りで素材は段ボールだったように思える。

山梨から直送された天然キノコのプレゼンテーション。

料理の写真は掲載禁止なので忘備録のため献立だけ記す。

・シャインマスカットと生クラゲと菊花のおろし和え
・おこわの上に7種類くらいのキノコの炊いたものをかけたもの
・渡り蟹の真薯とミニオクラ
・淡路産鱧の焼き霜作りと赤雲丹
・糸南京と塩で炊いたタコ
・2キロサイズの白甘鯛の焼き浸しを蓮根のすりおろしと共に
・ミニトマトの酢の物
・秋田産焼き鮑と煮鮑の食べ比べ
・鱧の煮麺仕立て 昼顔
・高津川産の鱧の塩焼きと釜炊きご飯
・羽曳野産の焼き無花果とミルクソルベ
・菊花を入れた麩の餅と薄茶

お酒もたくさんいただきました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

米増 8月 *大阪屈指の和食名店【大阪市 福島】

大阪福島の表記の人気和食店を友人と定期訪問。料理が美味しいのはもちろんだけど客をもてなすコミュニケーション力がかなり秀でていて一度来た客は皆お店のファンになる。何年も通っているけど毎回新しい料理と器と意匠で楽しませていただけるのもありがたい。

現在は新規客を取られていない大阪屈指の予約困難店でミシュランは星2つだけどそのことには歯牙にも掛けない。この日はキャンセルがあったのか6席のみで17時半スタート。隣の客が海外旅行の話で盛り上がり少しうるさかったのが残念。

お店は大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた温和な人柄のご主人と着物姿の奥さん、調理師学校を出た全員21歳の見習いスタッフさん2名で切り盛り。床飾りの蓮の葉も席が変わるごとに新調する。在席3時間の間に葉の形が変わっていくのも風情がある。

この日は名残の高津川の鮎のプレゼンテーション。

・座付きは梅酒の炭酸水割と練りたての胡麻豆腐、オクラと振り柚子
・凌ぎはタコの柔らか煮と酢飯
・煮物椀は熊本産新銀杏の擦り流し加茂茄子と針茗荷と解き辛子
・刺身は淡路島由良の赤雲丹と温かい鱧ちり 秋田のもずく添え
・刺身の続きは気仙沼の鰹の藁焼き(私は鯵のたたき)
・鱧の卵と浮袋の醤油和え
・島根県高津川の鮎の塩焼き マッカ瓜と金山寺味噌
・羽曳野の無花果と白味噌
・焼いた鮎の骨と頭で出汁を取った温蕎麦
・夕顔と白焼きにした天然鰻を炊いたもの
・白飯と鯵の干物の胡麻汚し、香の物(2杯目は冷汁仕立て)
・山梨産の桃
・自家製の餡巻きと薄茶

見習スタッフ君が夕顔の実を持って料理の説明をする。

お酒も4種類美味しくいただきました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

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