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アメリカ外食 2024 ③

ロサンゼルスで4日間レストラン視察した後、空路でアリゾナに移動。ローカルのチェーン店などを視察。日本では飲食チェーン店は美味しくないレストランの代名詞のようになっているけどアメリカでは全飲食店のかなりの割合をチェーン店が占めている。

規模があるがゆえに良い食材を使用し良いサービスを客に提供できると客は考える。安心と安全を提供できるのがチェーン店という考え方。

1993年創業のロイヤルチェーンのチポトレはブリトーなどのメキシカンを提供するファストカジュアルの店でモバイルオーダーなどをいち早く取り入れた人気店。現在は全米で3000店舗を超え人気の理由のオーガニック素材を使った健康志向の食事は時流に乗ったものと言える。どのメニューも優しい味わいが印象的で毎日でも食べることができる気がする。

今回はバッファローチキンウイングをどの店でも注文し、価格や内容、見た目などを比較してみた。ニューメキシコやテキサスでもいただいたが店ごとにさまざまな工夫や特徴のあることに感心する。ソースはバターミルク、サワークリーム、ヨーグルト、マヨネーズ、ガーリックパウダー、エシャロットのみじん切りの入ったランチソースが主流でこれに蜂蜜を入れたりチリパウダーを入れたりしたものもあった。

ニューメキシコのアルバカーキーでいただいたステーキとシュリンプ。エビは冷凍だけどプリプリでかなり美味しかった。写真はわかりにくいけどかなり大きなサイズ。

翌日はアメリカンダイナーで朝食。映画に出てくるような特大パンケーキとコーヒーをいただく。

海のないニューメキシコでシーフードレストランを視察。パスタは日本の2倍の量。大きな海老とチョリソーと大量のエクルビス(ザリガニ)が入る。

ニューメキシコのサンタフェではタコスを中心としたメキシカンをいただく。タコスだけでも30種類くらいあることにびっくり。メキシカンカクテルのマルゲリータも15種類くらい。古い街並みを窓から眺めながら食す。

テキサス州に移動してアマリロで本場のステーキ三昧。有名店でニューヨークスリップやリブアイ、サーロイン、フィレなどさまざまな部位を食べ比べする。

最終日はオクラホマ州のオクラホマシティに移動して本場のBBQをいただく。写真はポークリブとブリスケッタの入った前菜で主菜はさまざまな肉がかなりびっくりなサイズ感で提供される。(写真撮り忘れ)

オクラホマシティからヒューストン経由で帰国しました。

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アメリカ外食 2024②

ロザンゼルスではスターバックスに代表されるシアトル系のコーヒーの次にここ最近は第3世代としてスタイリッシュなハンドドリップの店が人気を博していました。(日本にも増えてますね)その次の潮流としてアイスラテ、アイスコーヒーに色々なフレーバーを入れたものが第4世代のコーヒーとなっています。これが生まれた時からインターネットに慣れ親しんでいるゼネレーションZ世代の若い客を中心に大人気。これをインスタやTikTokで公開するのが今風とのこと。

今回の視察ではアメリカの国民食のピザもたくさん食べまくりました。生地とソースと具材と焼き方でしか差別化できないできないはずなんだけどどんどん新しいお店ができて新しい商品ができていました。

昔からあるトラディショナルなパンのような生地の分厚いピザはアメリカではシカゴでしか見かけなくなった。どちらもイタリア風のピザなんだけど薄すぎずパリッとしていて食べ応えもある。

ほとんどがガス窯なんだけど昇温の異なりでしっかりと焼き込むことができると聞き及ぶ。ゆえに食べ応えのあるサクサクの食感のピザが提供できる。

12ドルで好きな種類と量の具材とソース、トッピングを載せることができるビルドヨアオウンという業態のピザチェーン店。ここ数年で300店舗まで店を増やされました。

カレー味のピザもカルフォルニアでは大人気でカレーピザ飲みのの専門店もチェーン展開している。

アメリカでは食べ残したピザは持ち帰ることができるので皆たくさん注文してたくさん持って帰って自宅で食べる。

ヘルシー系のカジュアルボウルフードのチェーン店。店のデザインや造作にはしっかりお金をかけている。最初に雑穀米かクスクスかインディカ米などのベースを選んでから続いて牛肉やチキン、ローストした魚などのタンパク質をチョイス。野菜やソース、トッピングなど好きなものを選んで出来上がり。総じて1食あたり1800円くらいになるけど大繁盛。

ロサンゼルスでは寿司はポピュラー食。スーパーマーケットでは圧倒される量が陳列され日本以上の品揃え。今回訪問したのは手巻き寿司の専門店を5店舗と日本スタイルの握り寿司の専門店。サンタバーバラで獲れる雲丹は癖もなくとても甘くて美味しい。

最近の繁盛店ではベトナムフードもヘルシーなのでブームとのこと。こちらの店はベトナム料理をアメリカ風にスタイリッシュに仕上げたもので価格もそれなりだけどとてもおしゃれで美味しい。いわゆるベトナム料理の進化系と言えるものかもしれない。

③に続く・・・・

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アメリカ外食 2024 ①

15年くらい前から毎年、アメリカロサンゼルスに外食視察をしてます。こちらでは時流に即した新しいビジネスモデルを消費形態の変化とともに見ることができます。現在のアメリカを見れば10年後の日本の社会をそのまま予測できるとも言われます。

特にロサンゼルスは人口と人種の流動性も高く、変化のスピードも速いので近未来を定点観察するには適しています。今回も1日に10食くらい食べ、さまざまな業種業態の外食店と小売店を視察をしました。忘備録としてその一部のみ日記に記します。

ロサンゼルスの街はどこに行っても大谷翔平のポスターだらけ。公式グッズ以外に偽物も多く出回っていました。

初日の夜はミシュラン店舗の「Bestia」を訪問。ダウンタウン・アートディストリクトにある予約の取りにくいことで有名なイタリアン業態店。

トタン造りの古い下町の工場の倉庫のような外観が特徴的。BESTIAという店名は、ベストLAに由来するとのこと。300席以上の広い店内はフレンドリーなサーバー達で活気に溢れている。静かな高級店という感じではなく賑やかでカジュアルな雰囲気。

モダンで間接照明がおしゃれな内装。カウンター席やテーブル、中庭のテラスなど開放感のある店内はカッコのいい客で溢れかえっている

かなり大きなオープンキッチンには大型のピザ窯が鎮座。その横で、たくさんのスタッフが薪焼きの肉や魚介などを調理する姿を見ながら食事ができる。日本では見ることのないスケールの大きさに毎回びっくりする。

注文は一人2皿程度注文してシェアするのがおすすめとのこと。牛肉のタルタルやローメインレタスのシーザーサラダなどの前菜は日本でもありそうなメニューなんだけどワンランク上の味。

ピザも美味しすぎでシンプルなソースとモッツァレラチーズ、サンドライトマトにブラックオリーブ、オレガノ、チリペッパーを乗せたものを所望する。

名物のボーンマロウ(骨髄)のロースト焼き(写真撮り忘れ)は必食の一品で、旨みの凝縮した牛の骨髄をほうれん草のニョッキと一緒にいただく料理。この店のレコメンドメニューでほとんどの客が注文する。それ以外のメニューも大満足で2012年のオープンからずっと人気があることに納得。

昔から定点観測している全米No.1のチキンバーガーが主力のチックフィルAは業績絶好調。バターミルクに漬け込んで高温のピーナッツ油で揚げたチキンは胸肉だけど柔らかくてとてもジューシー。日本ではチキンバーガーは馴染みが薄いけどアメリカでは健康ブームも相まって提供量がチキンがビーフを追い抜いたと聞き及ぶ。

全米を代表する料理のバーベキューの有名店。商品内容が進化していてロサンゼルスにも新しい繁盛店が増えている。肉の種類やソースの味付けもお店ごとにこだわりがあり、ブリスケットという部位を燻してから低温調理して柔らかく仕上げるスタイルが主流。

サンドイッチもアメリカ人の国民食。全米外食企業成長率2位のジミージョンズサンドイッチは好きな具材やソース、トッピングを選んでカスタマイズできるスタイル。

台湾・中国で1000店以上展開している餃子のチェーン店。これは日本の王将のほうがいいと思った。

②に続く・・・・・

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