カテゴリー:イタリアン

インザグリーンガーデンズ西宮 *西宮ガーデンのピザ店

兵庫県立芸術文化センターでのコンサートの前に西宮ガーデン4階にある表記のイタリアンレストランを訪問。京都北山に本店があるとのこと。西宮ガーデンの中庭が見えるガラス張りのお店はとてもいい開放感のあるロケーション。土日は常に超満席になる地元の人気店。

冷たいスパークリングワインと共に極黒牛のローストビーフクレソンのサラダ1330円をいただく。生のマッシュルームもたまに食べると美味しく感じる。

万願寺唐辛子の窯焼きと唐墨1450円、炙り穴子の冷製カッペリーニ・大葉のジェノベーゼ1450円、生ハムと水茄子、マスカルポーネのサラダ1100円などどれも十分満足できるクオリティー。

入り口付近のカウンターにはピザ窯がおかれていて年配のスタッフさんが薪を焚べながらピザを焼きまくる。

マルゲリータブッファラ1980円を注文、水牛のモッツアレラを使用したもので薪火で焼いているので耳の部分も香ばしくてカリカリに焼けていて美味しい。サクッと食べてコンサートに行きました。

兵庫県西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ4F
11時00分 ~ 23時00分

イタリアン 兵庫県

ダルーポ322 *初めていただく仔山羊のコース

友人に誘っていただき西宮の表記の老舗イタリアンを訪問。その時期の美味しいジビエを提供する店として関西圏では有名なお店。阪神西宮駅から西に徒歩5分の場所に位置する隠れ家のような庭のある一軒家。オープンして15年くらいになると言っておられた。

お店はキッチンの見えるカウンター席とテーブル席の合計10席でこじんまりした感じ。ご夫婦で切り盛りされていて入店した際にはシェフが仔山羊をすでに炭火で焼き始めておられた。

グラスシャンパンとともに前菜が提供される。ピカピカ光る関の真鯖の刺身。カットした後もアニキサス等の虫が身に入っていないかライトで何度もチェックされていた。ソースは青トマトをミキサーしたものをベースに調味されたもの。さっぱりしていてとても美味しい。

パンは自家製酵母のサワードウで食感はパリパリで小麦の味がしっかり感じられるもの。ここ最近いただいたパンで一番美味しいと思った。

毛蟹の身がたっぷり入ったカッペリーニ。トマトのソルベがてんこ盛りに乗せられる。夏らしいすっきりさっぱりした後味。

海鰻炭焼きは開かずにぶつ切りにされた状態で長時間炭火で火入れされる。日本料理では「蒲の穂焼き」というよく似た調理法があり、今でも東京日本橋の鰻店で提供されていると聞いたことがある。ソースはトマトとアクセントにバイマックル(タイ料理でよく使われる昆布みかんの葉)が使われる。

カウンター席から見ているとパチパチと音を立てて鰻の脂が炭に落ちて、そこで立ち上った煙と炎に炙られながら火入れされる。よくある養殖鰻と違って厚めの皮の中に身と脂と旨みと芳醇な香りが閉じ込められる。すっきりした味わいでくどさや重たさもなくて鰻の滋味だけが口に残る。

とうもろこしとアンズ茸(ジロール)のリゾット。とうもろこしがとても甘くて旬ならではの味わい。白ワインが進みまくる。

次に出てくるパスタは手で捻り込んで作ったもので一見うどんのよう。

山羊肉とマジョラム。オレガノのような繊細で甘い香りを纏いながら麺はシコシコ食感。ロゼワインと一緒にいただきました。

2時間半かけて炭火で焼いた仔山羊登場。焼きたてを塊のままでプレゼンテーション(写真は2人前)北海道産の月齢7ヶ月くらいのものを使用していると言っておられた。

銘々に盛り込まれて供される。この日は肋部分ともも肉の2種類。仔山羊は初めていただくんだけど脂分はほとんどなくて肉はかなり噛み応えがあり、濃くて深い味わいがある。噛めば噛むほど旨味が出るのでやめられなくなる。ラム肉と似て非なるものであることがわかった。

最後にももの骨の周りの肉を手づかみでいただく。赤ワインと一緒にいただくと多幸感に襲われる。

小さな山羊串もあとから供される。赤身部分と脂を交互に混ぜ込んでいてとても美味しい。

最後にコンソメ仕立ての山羊汁。塩分濃度は限りなく低く、山羊の旨みのみを引き出した完璧な出来栄えのコンソメスープに感動。想像しがちな癖や匂いは全くない。マリアナ海溝のような深遠な世界に引き込まれる。

山羊のチーズを使ったジェラートとパイナップルの冷たいスープ。焼いたいちじくの葉の香りも一緒に添えられる。

小さなお菓子とエスプレッソでフィニッシュ。

お酒もたくさんいただきました。また近いうちに食べたいと思いました。。いい体験をさせていただきました。秋からは鹿肉が始まるそうです。

兵庫県西宮市産所町3-22
0798-22-9744
18:00〜24:00
定休日:毎週月曜日・第1日曜日

イタリアン 神戸市

Gucite グシテ *天満橋の人気イタリアン【大阪市 天満橋】

天満の表記のイタリアンを訪問。京阪電車、大阪メトロの天満橋駅から北に徒歩5分。現在新規の予約は不可なので友人の予約に相伴させていただく。

店内は手前にテーブル席、奥にオープンキッチンのL字カウンター15席の空間。今回はテーブル席に案内いただく。こちらはシェフがワンオペで料理の提供とサービス全般をされるとのこと。この日も料理提供終了まで約3時間。ドリンクは全ての料理にワインペアリングが施される。

最初の一皿は日本で唯一作られている(らしい)木更津の水牛モッツァレラとガスパチョ。チーズはとてもフレッシュ、酸味のあるガスパチョは暑気払いにちょうどいい。

鯖のブルスケッタ。鯖の締め加減がとてもいい。スルスルと喉に入る感じ。一見無骨だけど味のバランスなどよく考えられている。

名物料理のバスク豚ローストのツナマヨソース(トンナート)。豚肉自身も美味しいけどどニンニク風味のツナソースが秀逸。適度な酸味もあってアンチョビやケッパーなどが入っているかと推察される。

花ズッキーニにすり身を詰めてフリットにしたもの。ズッキーニも美味しいけど旨みが凝縮されたスープドポアゾンのようなソースがかなり美味しい。甲殻類含めいろいろな魚の味がする。

適度な硬さに火入れされた牛タンにパプリカソースを乗せたもの。鰯の南蛮漬けも日本であまりいただかない味わい。焼き込んだポレンタと塩タラすり身のブランダール。外国で食事をしているような錯覚に陥るような内容。ワインとの相性がとてもいい。

鱧と那須とチーズを合わせたものと金目鯛と白身と鰹のカルパッチョのような料理。

メインは牛ステーキ。部位は不明だけどしっかりとしたかみごたえと赤身の旨みがある。トリュフは不要かな・・・

トリッパのタヤリン。厚みのあるトリッパがとても美味しい。平打ちの細麺でパツパツした食感であまりいただいたことのない種類。お腹の加減で量は少なめにしていただきました。ワンオペとは思えないタイミングで「シェフが客に何を食べさせたいのか」がわかる料理が次々提供され、その都度ワインを全ての客に声掛けしながらサーブされていることにびっくり。

ワインは全てナチュールのペアリンク。ガブガブ飲みました。全て美味しく楽しくいただきました。ごちそうさまでした。

大阪市北区天満2-7-1
18:00〜00:00
木曜日定休

大阪市 天満橋 イタリアン