カテゴリー:蕎麦

芦生  *住吉の寒晒し蕎麦【大阪市 住吉大社】

住吉にある表記の蕎麦店を訪問。住吉大社から徒歩5分、粉浜商店街の外れに位置する。2007年に河内長野からなんばCITY「なんばこめじるし」へ移転した後、2017年からこの地で営業されている。

名物の「寒ざらしそば1500円」は、秋に収穫した玄そば(殻つきのそばの実)を、冬の厳寒期に冷たい水につけ、これを寒風にさらして乾燥させたものを使用。そばは、冷水につけて寒風にさらすと、余分なアクや渋みが抜け、甘みと風味が増し、舌触りがよくなるらしい。しかしながらこの日は欠品中。ランチタイムはご飯や丼などがセットになったものが人気だけど目に留まった自然薯蕎麦1400円を注文する。

しばらくして着膳。麺線がしっかり立っていて最初に塩をつけていただくと蕎麦の微かに甘い風味と香りがしっかりと感じられる。喉越しもよくもちもちとした食感がとてもいい。そばつゆはカツオ節の風味がしっかりと感じられるキリッとした塩梅。蕎麦つゆに粘りの強い自然薯を入れて蕎麦と一緒にいただくと味わいが膨らんで箸が止まらなくなる。自然薯も久しぶりにいただくととても美味しいと実感。元気溌剌で店を出る。

ごちそうさまでした。。。

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大阪市住吉区東粉浜3-27-18
06-6615-9980
月曜定休

大阪市 住吉大社 蕎麦

自家製麺 蕎麦や はやさき *大正区の蕎麦の佳店【大阪市 大正】

大正期にある表記の蕎麦店を訪問。大正通沿いの大阪シティバス「千島停留所」の近くに位置する。界隈にコインパーキングあり。2年前に本町からこの地に移転されたと聞き及ぶ。外観はどこにでもある街場の食堂のような感じ。

店内はテーブルが数卓。一人でも家族づれでも対応可能と思われる。メニューは多岐に渡り、温・冷の蕎麦以外にもつけ麺や夏限定の納豆蕎麦などの季節メニューもある。さらに各種丼やせいろ蒸しもあり明太子、穴子、山菜、鮭、五日、うなぎ、などバリエーションも豊富。蕎麦とせいろ蒸しを組み合わせたり様々なセットメニューもある。

店の中央にはテレビが置かれ常連客が阪神戦を見ながら楽しんでおられた。この日は海老天ぶっかけ1050円を注文する。

しばらくして着丼。麺の中に黒い粒々がしっかり混ざっていてコシもある独特のビジュアル。蕎麦の香りはあまりしないけど噛み締めると奥深い味がする(理由はわからない)ぶっかけつゆもとてもいい塩梅。大根おろしの辛味と相まってかなり美味しい。あんまり期待せず箸を進めたけど思いの外に調理技術が高くびっくり。天ぷらの海老も大きくないけどいい揚がり具合。最後まで美味しくいただきました。地元密着のいいお店。次回はとろろざるそばをいただく予定。

大阪市大正区千鳥3-4-6
06-6599-8348
11:30〜15:00 / 17:30〜21:30
(日曜のみ11:00〜15:30)
月曜日定休

大阪市 大正 蕎麦

総本家 更科 *新世界の老舗蕎麦店【大阪市 恵美須町】

新世界にある表記の麺料理店を訪問。大阪メトロ堺筋線「恵美須町」駅から徒歩2分、通天閣に向かう商店街の一角に位置する。平日は店の前に占いのおばさんが店を出しているのが目印。明治40年(1907年)創業の超老舗で約120年の歴史がある。私も50年くらいこちらに通っている記憶がある。

店に入ると界隈の喧騒が嘘のような静けさ。天井の高いレトロな店内は4人掛けテーブルがゆったりとした配置で10卓ほどある。お店の中は古いんだけどどこもピカピカというかツルツルした感じ。窓枠も綺麗に掃除されていて気持ちがいい。

壁にはお品書きが書かれた巨大な短冊が並ぶ。メニューはかけ、ざる、鶏卵、カレー等の各そば・うどんの温冷、天丼、玉子丼など丼物、だし巻き、焼き鳥など一品ものもある。

更科の由来は挽出した蕎麦粉のうち純白の一番粉を「さらしな」と誰かが名づけたと聞き及ぶ。真っ白な麺のさらしなは現在では更科そば店の専売特許ではなく真っ白いそばの総称となっている。今では更科の暖簾分けの店は数知れずあるけどこの店から始まっているかは不明。今回は好物の天ざる1700円を注文する。

天ぷらの海老は注文が入ってから殻をむいていることに敬服。しばらくして到着。真っ白の蕎麦の断面は丸くて柔らかめの茹で加減。昆布出汁の効いたつゆも優しい旨みが美味しい。天ぷらの美味しさは言わずもがな。ぷりぷりして海老の味をしっかり感じることができる。

あっという間に完食。こちらのお店のカレーうどんに使用するカレー粉はインドから直接仕入れているとずっと昔に聞いたことがある・・・・

大阪市浪速区恵美須東1丁目17-10
06-6643-6051
11:00~21:00

大阪市 恵美須町 蕎麦麺料理