カテゴリー:近畿地区

香辛薬麺 *尼崎のスパイス担々まぜ麺専門店

尼崎にある表記の担々麺の専門店を夜に訪問。お店は国道2号線沿いにありコインパーキングはすぐ横にある。囲碁将棋会館跡の名残を残した昭和な外観がとても素敵。店の外にある券売機で食券の購入。

店内は厨房を囲むステンレスを基調としたカウンターテーブルがクールな感じ。外国人スタッフ2名と日本人スタッフ2名で運営。店内はヒップホップな空気があってかなりいけてる感じ。

こちらのお店は32種類のスパイスをミックスさせた「スパイス担々麺」が有名。
メニューは以下の3種の担担麺が中心となる。
・ノーマルな担担麺
・濃厚担担麺(マイルド&スパイシー)
・スパイスカレー担担麺

前回の訪問時はカレー担々麺をいただいたので今回は温玉とダイブ飯がついたデフォルトの担々麺セット1150円を注文する。唐揚げや水餃子をつけたり痺れや辛さを増したりパクチーや和え玉なるものもある。

全ての「担々麺」は辛さが無しから11段階、しびれも無しから10段階まで選ぶことが出来る。子供でも食べることができるのが嬉しい。今回は2回目なので辛さ1シビレ1で注文する。

カウンターの上には食べ方マニュアルがあり、待っている時間で学習する。

しばらくして着丼。麺の上には神戸ポークを使用した甘辛い肉味噌、水菜、カレーやクミンの粉を含む32種のスパイス、柴漬け、辛味の少ない角切りの淡路島産玉葱、インド産カシューナッツ、自家製ラー油などが麺の上に盛り込まれる。食べ方マニュアル通り最初にレンゲと箸で30秒くらいいそいそと全体をかき混ぜる。

もちもち食感の太めの麺を一口いただくとマイルドさと辛さと痺れが一気に舌を襲う。挽肉の食感と旨み、ナッツの香り、しば漬けのアクセントと口休めになる酸味がとてもいい。途中で温玉を入れるとまろやかになる。

マニュアル通りに昆布酢、オレンジ酢、エキゾチック酢の3種のお酢で味変する。酸味のせいで食べやすくなり、あっさりといただける。麺を食べ終わった後にセットになった一口量のダイブ飯を投入して底に残った具とオイルを混ぜ込んでいただく。今回も大満足、近くにあればしょっちゅう訪問すると思われるいいお店です。

前回記事はこちら

尼崎市昭和通4-124
11:30〜15:00 / 18:00〜21:45
月曜日定休*日曜日は昼営業のみ

ラーメン麺料理 兵庫県

いわや *丹波篠山の人気ボタン鍋専門店

生の猪肉が解禁になったので丹波篠山の表記の店を半年ぶりに訪問。大阪駅から快速で1時間。篠山口駅からタクシーで田んぼと畑の農道を通って30分の鄙びた場所に位置する。

茅葺屋根の店は風情満点。お店はいつも満席で完全予約制で訪問日の1カ月前から予約ができる。名物の猪鍋は猪猟可能期間の11月から3月までで食事中も予約の電話が鳴りっぱなしだった。

創業は、今から40年ほど前に現店主の父親の先代が、この場所が気に入って家族の反対を押し切って飲食店を始め、厳選した一頭買いの猪肉を冷凍ではなく生で提供する事に拘ったのが始まりとのこと。

店の入口には大きな猪の剥製が鎮座。店内にもいくつかの猪の剥製が飾られる。板張りで床暖房の入ったの大広間は大小の囲炉裏が点在し囲炉裏を囲んで食事をするスタイル。

ほとんどの客がこの時期ならではの「ぼたん鍋5400円」を注文する。

最初に突き出しの篠山名産の黒豆の枝豆が提供される。栗とともに篠山の秋の名産となっている。猪肉(写真は7人前)は子供を産んでいない3歳のメス猪を一頭買いして提供。鍋の野菜も地元のものを使用。山芋や田舎こんにゃく、黒豆豆腐など珍しいものも入る。

最初に猪肉を全て味噌鍋へ投入。続いて山芋や大根等の根菜類を投入する。ひと煮立ちしてからは葉野菜や葱等を投入して、更にひと煮立ちすればいただけるとのこと。

サイドメニューのアマゴ塩焼き800円を所望する。串刺しにされたピクピクと動くアマゴを囲炉裏で焼き上げる。片面25分ずつじっくり炭火で焼き上げると骨までいただけるとのこと。

数種類の味噌を合わせた出汁は全くアクが出ず、煮詰めても辛くならないのが不思議。
あっさりした味噌出汁と旨みたっぷりの脂身を纏った猪肉との相性が抜群。いくつかの部位の猪肉は癖などは全くなく柔らかく脂身も全くしつこさを感じない。カロリーも牛肉の半分くらいでビタミンBが豊富で高タンパク低カロリーとのこと。野菜のおいしさは特筆もの。

最後は自分の田んぼで作るコシヒカリを使ったご飯が供される。丹波産のコシヒカリはブランド米で価格もトップレベルらしい。汁の残った鍋の中に生卵を入れ2分くらい煮立てて半熟になったところを白いご飯の上に乗せていただく。猪肉と野菜のエキスが染み出た味噌味の黄身ご飯は驚くくらい美味しい。春は地元でとれる山菜鍋がお勧めです。

過去の記事はこちら

兵庫県篠山市火打岩495-1
079-552-0702
営業時間 11:00~20:00
定休日 4月~9月(毎週木曜日)10月~3月(無休)

兵庫県

千ふく *尼崎の超高級小料理店

このブログの読者様に教えていただいた尼崎の表記の店を友人と訪問。阪急塚口駅から南東に徒歩3分尼崎北警察署のすぐそばに位置する。

縦長の店内はカウンター9席、テーブルは6卓くらい。昼は大きな海老が添えられた天ぷら手打ち蕎麦が有名とのこと。お店は木がふんだんに使われた落ち着いた感じで蕎麦打ち場もある。

アラカルトメニューはかなり多くてそれぞれの食材に強いこだわりが見える。例えば魚以外でもミンク鯨、但馬玄のカルビやシャトーブリアン、月の輪熊や天然黒豚、京都赤地鶏、イベリコ豚、オシェトラキャビア料理など。この日だけでもこれだけの食材が揃う。このほかにも天ぷら盛り合わせ3800円、尼崎で一番高い卵かけご飯3000円、宇宙一高い卵かけご飯150000円など・・・・締めの手打ちそばもいろいろ。

お店のスタッフさんが丁寧におすすめのメニューや食材を教えていただける。座付きは公魚の南蛮漬け、かぼちゃのスープ、ムカゴ素揚げなど。。

最初に刺身盛り合わせを所望。日本海の天然河豚の厚切りと皮、たらの白子の盛り合わせ。河豚の凝縮された味わいが印象的。

大きな皿に白甘鯛と鱗の素揚げ、天然ぶりの腹部分、皮目を炙ったキンキ、天然鯛、ハリイカ、いくらと雲丹。どれも大きな切りつけで食べ応え満点。ワンランク上のおいしさに感動。

日本酒と共に大きな蛤の塩焼き2000円、巨大ブラウンマッシュルーム焼き1280円、大きな切り身の白甘鯛は鱗焼き4800円、北海道のシャコ2400円は爪肉付き、シラサエビかき揚げ2100円は野菜なしで海老だけを揚げたもの。昼に提供されている大海老の天ぷらは25センチくらいのサイズでびっくり。

お酒が残ったので雲丹5800円、いくら2000円を追加でいただく。。

日本酒も珍しいものがたくさん。黒龍は1合10000円でした。食材の仕入れから調理、提供まで一切の妥協なし。価格含めてここまで突き抜けている店は大阪でも見たことがない。しかしながらこの日も遠方から常連が訪問されていて満席状態。定期的に訪問したいお店でした。

店のHPはこちら

尼崎市南塚口町2-13-17
11時半〜14時 17時半〜23時
定休月曜

和食居酒屋 兵庫県