カテゴリー:近畿地区

生わんたん専門店 赤黄緑 *人類みな麺類系列店

尼崎市の水堂町にある表記の店を訪問。

現在ラーメン屋ストリートになっている山手幹線沿い。JR立花駅と阪急阪神線の武庫之荘駅の間くらいで徒歩7分。駐車場は7台分くらい。大阪で大人気の「人類みな麺類」の新業態店。フランチャイズで展開されているらしい。

ガラス張りの店内は非常に明るく内装もシンプルモダンで清潔感もあって女性好みな感じ。オープンキッチン前の半円型のカウンターが15席とテーブル席が3卓。BGMはミスチルのライブ映像。

メニューはスープの種類で赤黄緑・ほたて醤油・にぼし醤油・魚介醤油・ピリ辛醤油と5つに分かれる。それぞれにわんたん・チャーシューの量でさらに細分化される。

今回はお店イチオシの「赤黄緑らぁめん 生わんたんらぁめん」をデフォルトで注文する。

しばらくして着丼。ビジュアルが圧倒的に美しい。豚骨と魚介を合わせた熱々のスープも香り高くあっさりした深みのある甘口に仕上がっている。香味油のせいか口当たりもとてもいい。店の奥にある製麺室で作られたであろう麺は全粒粉入り中太ストレートで硬めでぷりぷり食感。小麦の味もしっかりと感じられる。

3色の皮のみのワンタンは赤パプリカ、黄かぼちゃ、緑ほうれんそうを使用しているとのこと。味は普通な感じ。

甘辛のチャーシューはトロトロに煮込まれていて箸で切れるほど柔らかい。スープが美味しくて予想以上の内容にびっくり。ごちそうさまでした。

尼崎市水堂町3丁目14−16
11:00~15:00
17:00~22:00
定休日 不定休

ラーメン 兵庫県

下村商店 *明石の焼き穴子専門店(大阪高島屋)

明石にある表記の穴子専門店が大阪高島屋の地下のポップアップレストランに出店ということでランチタイムに訪問。明石の本店では焼き穴子のみを販売されておられ、焼き穴子の押し寿司や巻き寿司等は神戸大丸とピオレ明石でテイクアウトのみの販売をされている。たまにお土産等でいただくので馴染みはある。

今回は3月18日までの営業で「あなご押し寿司1815円」「あなご上巻き1925円」を中心にだし巻きのセットやあなご飯などが供される。今回はおすすめの「盛り合わせ2145円」を注文する。

しばらくして出来立ての寿司が到着。甘い煮詰めを塗った押し寿司と焼き穴子、玉子、椎茸、かんぴょうの入った巻き寿司が4巻。お吸い物の中にも焼き穴子が入る。

こちらの焼き穴子は宮内庁御用達で昔から代々の天皇や皇族方に献上されてきたとのこと。食べてもわからないけど一般的な背開きではなく「腹開き」にしているとおっしゃっておられた。しっかり焼き込まれた穴子は香ばしくて歯応えもあって煮穴子とは全く異なる食味。ご飯もしっかり入っているので満腹になる。この焼き穴子というのはまさに関西、特に播磨の文化だなと思いながら店を出る。

店頭では焼きあなごや持ち帰りのお弁当が販売されていました。

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その他兵庫県

喰い切り料理 八方 *岡山のミシュラン和食店

岡山市内の表記の和食店を友人と訪問。新大阪からのぞみに乗って岡山駅から徒歩10分(タクシーで5分くらい)。伺うのは今回で3回目となる。

黒い壁の外観と入り口には八角形の赤いものが描いてある暖簾が目印。凛とした店内は檜のL字形のカウンター8席と他に個室が有り。

店名の「食い切り料理」は大阪の割烹で昔よく使われた言葉で「持ち帰らずにその場で全ていただける過度な飾りを排した献立と素材を生かした調理法の事で、いわゆるカウンター割烹スタイルの大阪料理の事」と記憶する。

ご主人は若い頃に大阪心斎橋の名店「梅市」で修行され、その修行先への思いを込めて「喰い切り料理」と名乗っていると推察される。

コース料理は30000円から。地元岡山の食材を中心に、客がその時期に食べたいと思う食材を使った料理を出来立ての状態で提供される。完全おまかせだけどアレルギーや嫌いな食材は事前に聞いて頂ける。客ごとに提供される献立や料理の量、器や盛り付けが異なるのも面白い。

最初にこの日使用される兵庫県浜坂産の名残のズワイガニのプレゼンテーション。1.5kgサイズの立派なもの。これを冬場は3月末まで毎日仕入れされている。

先付けは、ほうれん草、青菜、水菜などの野菜を細かく刻んで混ぜてその上にカリカリに揚げた蕗のとうをかけたもの。

続いての岡山産のシャコはこれから旬を迎える。最近見かけなくなった気がする。生姜醤油で爪の部分まで美味しくいただく。

煮物椀の蟹真薯はふわふわ食感で箸を入れるとすり身の中からズワイガニの身が溢れ出る。出汁の淡味は修行先の梅市と似た味わい。あしらえものなどは一切ないのが食い切り料理の真骨頂。

刺身は鯛のお腹部分と岡山で取れる小さな烏賊。このイカは初めていただいた。

続いてダイナミックに切りつけをされた鰆の刺身登場。わさびと大量の大根おろしが添えられる。

蟹のミニしゃぶしゃぶ。出汁に蟹味噌がたっぷり入っているので最後の一滴まで飲み干した。

ズワイガニの甲羅に湯がきたての身をたっぷりと詰めたもの登場。こちらの店のスペシャリティ。加減酢もかなり柔らかい。蟹身だけでお腹いっぱいになる。

脂のよく乗った分厚いのどぐろの身を塩焼きにしたものをポン酢でいただく。厚めにカットされたかぶらと一緒にいただく。

和歌山産の巨大な「くつ海老」を唐揚げにして餡をかけたもの。2キロ以上の大きなもので初めて見た。

あっさりした地元産の舌平目の煮物。新鮮なので身は弾けてぷりぷり食感。。ねぎとの相性は抜群。もっと食べることができるなら続きでヘレ肉のステーキを用意されているようだったけどもう満腹となる。

食事はたくさんの中から選ぶことができる。最初にご主人が手打ちされた蕎麦をいただく。バリエーションとして、ざる、おろし、とろろ、海老の頭の味噌の入ったスパイスカレーざるなど。二八蕎麦だけど薫り、食感が良くこれだけで専門店が出せるレベル。

鰻ご飯も秀逸。このほかにも梅バターごはん、カレーライスなどがある。

デザートはいちごのミルク仕立てをいただく。どの料理も気取りなく盛り付けられていて美しい。

デザートはほかにも「せとか」「デコポン」などのフルーツと抹茶シャーベット、ココナッツシャーベット、最中、プリン、ぜんざいなど。

お酒も岡山のものを中心にたくさんいただきました。ワインセラーにはオーパスワンなどのアメリカの高級ワインなどが大量にストックされる。ワインの値付けはかなり優しくて良心的。どの料理も素材感とパンチを感じる内容で工夫もありとても美味しかった。今回も大満足で店を出る。ごちそうさまでした。

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岡山県岡山市北区弓之町12-6
086-226-8484

和食 近畿地区