天神橋筋6丁目の中崎商店街の入り口近くにある表記の焼き鳥店を久しぶりに訪問。焼き鳥激戦区である天満周辺ではダントツの美味しい焼き鳥を提供する店として有名。紹介制なのと席数が少ない(カウンター8席のみ)ので予約は取りにくい。
店のファザードに店名表記は一切なし。店内は高級日本料理店のようなしつらえ。お酒はワイン、シャンパン、日本酒など高級なものも含めてなんでもある。鶏は状態の良い朝挽きの丸地鶏を仕入れて季節の素材とともに提供。
料理は全てご主人のワンオペ。焼き鳥店での修行経験はなくイタリアや香港で料理を学び、科学と論理を使った火入れの方法や下ごしらえ、味の重なりなどを独学で研究されたと聞き及ぶ。
コースは鴨だけ(20羽使用とのこと)で取った出汁に鮪節を合わせた吸い物からスタート。具は帆立貝。続いて漬けにした胸肉に北海道の雲丹を乗せたもの。生肝を食塩と胡麻油をベースにしたソースと生野菜を合わせたもの。鶏のハラミ肉、花の咲いたようなビジュアルの砂ずりはゴリゴリ感のないシルキーな食感。
続いてハート、今が一番身が大きく味噌の詰まったホタルイカ、上品な味わいのぼんじり、独活の自家製もろみ味噌添えが供される。どれもしっかりと火入れされているんだけど水分量を保ったジューシーな仕上がりでパサつきは全くないことにいつも敬服する。
こちらのお店のスペシャリティのモモ焼きは大きな身をなんども水につけて余熱で芯温が上がらないように時間(25分)をかけて丁寧に焼き上げる。最後に皮を外して、もう一度焼き込んでから供される。ジューシーな柔らかさと旨味とコクは比類のない美味しさ。
脂たっぷりだけどあっさりいただけるせせり肉。自家製チーズで口をさっぱりさせたあと手羽先唐揚げと続く。食事は釜炊きの鶏ご飯。デザートの赤いキウイはとても甘かった。。
お酒もシャンパン、ワイン、焼酎、お酒と色々いただき大満足。ごちそうさまでした。
過去の山はしるはこちら
大阪市北区浪花町5-2
050-5325-7472