天満にある表記の居酒屋を訪問。大阪メトロ堺筋線「天神橋筋六丁目」12番出口から3分、天神橋筋商店街の東側の筋のビルの2階にある。店前の『湯豆腐・二合銚子』と書かれた看板が目印。いつも満席なので予約は必須(予約は18時半入店まで。それ以降は直前に電話で確認)
年季の入った昭和な店内は白木のカウンターが並ぶ。右手にテーブル席がいくつかある。カウンターには常連らしき 一人客も多く、とても過ごしやすい雰囲気。
厨房には御年80歳は越えていらっしゃると思われるご高齢の女将さんもいらっしゃった。その2代目のご子息夫妻との家族経営。皆さん物腰も柔らかくて接遇も丁寧で素敵。
「湯豆腐」が名物だけど沢山の良さそうなアテがたくさんある。食材のクオリティーが抜群で何をいただいても美味しい。
最初に湯豆腐を注文してお腹を温めるのが私流。豆腐は半丁か一丁を選べる。「こんな美味しい湯豆腐を食べたことはない」と相伴する友人は必ず宣う。
とにかく出汁の旨さと優しさが突き抜けていて滋味深い。たっぷりの青葱、薄色のとろろ昆布、柚子、七味が入る。豆腐の食感も滑らかで総じてシンプルだけどとてもいい。豆腐と出汁との調和が素晴らしく完成度が高い料理となっている。
鱧ちりと剣先イカの刺身。鱧は骨ぎりの正確さもあってかなりふわふわ。居酒屋レベルのものではないことは確か。剣先いかもピカピカのコリコリでかなり新鮮。刺身のこだわりは先代の頃から変わらない。
野菜の焚き合わせは生麩、茄子、南瓜、さつま芋、とこぶし、三度豆。
開けた瞬間の美しさにびっくり。煮崩れは一切ない。
味の付け方もとても丁寧。素材の味がしっかりと感じられる美味しさ。
とこぶしもとても柔らかくふっくらと炊けていた。
鮎の塩焼きは養殖だけどしっかり焼き込んでとても美味しい。日本酒が進みまくる。満席の客席は笑いが絶えない。その他、天ぷらや鰻、焼き鳥なども美味しそうでした。
大阪市北区天神橋5-4-11
06-6351-8248
17:00〜22:30
日祝定休