玉出

びすとろぽたじえ 3 月

住之江区の玉出にある表記のフレンチレストランを会社のスタッフと訪問。大阪メトロ玉出駅2番出口から徒歩2分の場所に位置する。
こちらのシェフは辻調理師学校の西洋料理の伝説の元教授。現在も高齢ながら現役で腕を振るわれる。当然のことながら辻調の卒業生や先生方もよく訪れる。当日勤務していた若いスタッフ君も昨年卒業後にこちらに就職されたとのこと。

20世紀最大のシェフと言われるPaul Bocuse(ポール・ボキューズ)氏直伝の1980年台のクラシカルなニューベルキュージーヌのレシピを使ったフランス・リヨンの郷土料理をアットホームなスタイルでいただけるお店。

ディナーメニューは2種類のプリフィクススタイルのコースで今回はフルコースの7700円のものを所望する。メインに魚か肉を選ぶコースは6000円。メニュはどれも奇を衒わないオーセンティックな1980年代のボキューズやシャペルが作っていたニューベルキュージーヌのレシピを中心としたもの。

アミューズのポタージュスープは粘度の少ない、喉にストンと落ちるクリアな味わい。後からトウモロコシの風味、香りが鼻に抜ける。普通のものがワンランク上の味わい。

続いて鹿肉を使ったリエット。鹿肉をラードで煮込んでペースト状になるまで冷やした料理。この日もシェフが大きなボールとヘラで翌日分のリエットを仕込んでおられた。

前菜の盛り合わせは伝統料理のオンパレード。トマトのソルベをソースとして使う厚切りサーモン、根セロリのサラダ、ラタトゥーユ、オレンジジュースとフレンチドレッシングを合わせたもので調味する人参のラペ、無塩バターと一緒にいただく自家製のロースハムなど。

私はフォワグラのテリーヌは焼き壺を使って作られるスペシャリティのフォワグラのテリーヌを所望する。こちらはグランシェフがフランス3つ星のオーベルジュ・ド・リルで学ばれた逸品。よくあるテリーヌ型ではなくこちらのお店の店名にもなっている専用の壷に入れて焼き上げて、それをこそぎ取って盛り付けるというクラッシックな製法を引き継がれる。

限りなく滑らかで清らかで軽い舌触りで濃厚で独特の甘さも感じられて何度食べても驚きの美味しさ。まさに唯一無二の味わい。添えられたイチジクのコンポートとの相性もとてもいい。シャルドネと一緒に時間をかけて楽しむ。

好物の魚のムースパテのアメリケーヌソースはリヨンの伝統料理。平目と帆立貝をすり潰して、ふわふわに蒸しあげたスフレ状のムースをさらに焼き込み、芳醇な香りとコクのある濃厚なアメリケーヌソースを添えたもの。日本であまりいただける機会がないものと思う。ムースをいただいた後はバケットでソースを残さずこそげ取ってワインとのマリアージュを楽しむ。

肉料理は豚バラ肉の黒ビール煮込みを所望する。柔らかくほろほろに煮込まれたバラ肉も味わい深いが飴色の玉ねぎの甘さがなんとも言えない。ふわふわのマッシュポテトと艶やかなソースを混ぜて肉をいただくとピノ・ノワールがすすみまくる。

デセールは好きなものを好きなだけチョイス。。ほとんどの客が「全部盛り」を注文するとのこと。

私はワインが残っていたのでデセールはパスしてチーズ盛り合わせをいただく。何度きても感動のある地元の名店です。ランチタイムも営業されています。

過去のぽたじえはこちら

大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568


カテゴリー 玉出, フレンチ |

びすとろぽたじえ 6月

住之江区の玉出にある表記のフレンチレストランを久しぶりに訪問。大阪メトロ玉出駅2番出口から徒歩2分の場所に位置する。

こちらは辻調グループの西洋料理の元教授の肥田順氏がオーナーシェフとして退職後の今も尚、現役として腕を揮われているお店。20世紀最大のシェフと言われるPaul Bocuse(ポール・ボキューズ)氏直伝の1980年台のクラシカルなニューベルキュージーヌのレシピを使ったフランス郷土料理をアットホームなスタイルでいただける今では稀有なお店。辻調理師学校関係のお客さんもとても多く、お店で久しぶりにお会いする方もたまにある。

ディナーメニューは2種類のプリフィクススタイルのコースで今回はフルコースの7000円のものを所望する。メインに魚か肉を選ぶコースは5500円。

最初は冷製のポタージュスープ。枝豆をすり潰したものが入る。幽けき塩味がドンピシャの加減でするりと喉を通る。。いい暑気払いとなる・・・

いつもお馴染みのバケットとお供の豚肉のリエットはお替り自由。。

前菜6種盛りにオプションで名物のフォワグラのテリーヌを追加してもらう。

トマトのソルベをソースとして使う厚切りで滑らかなのスモークサーモンは相変わらずの美味しさ。
オレンジジュースとフレンチドレッシングを合わせたもので調味する人参のラペ。低温で調理されたハーブの香りの自家製のロースハムはしっとりとした舌触りで旨味が凝縮された他にはない味わい。無塩バターと一緒にいただくのがフランス流とのこと。

地味だけどマヨネーズの味わいのシャキシャキ根セロリのサラダも好みの一品。そしてお楽しみのお店のスペシャリティのフォワグラのテリーヌはグランシェフがフランス3つ星のオーベルジュ・ド・リルで学ばれた逸品。よくあるテリーヌ型ではなく専用の壷に入れて焼き上げて、それをこそぎ取って盛り付けるというクラッシックな製法を引き継がれる。
見た目は良くないけど限りなく滑らかで軽い舌触り。濃厚で独特の甘さも感じられて、添えられたイチジクのコンポートとの相性もとてもいい。

魚料理は平目と帆立貝をすり潰して、蒸しあげたムースを焼き込んだものにアメリケーヌソースを添えたものを所望。ふわふわで滑らかなスフレ状のすり身に海老の濃厚な香りとコクのあるソースの取り合わせは伝統的なリヨンの仕事らしい。

この料理は個人的にも大好きで日本であまりいただける機会がないものと思う。口に入れると南フランスの風が頭の中を吹き抜ける一品。ムースをいただいた後はバケットでソースを残さずこそげ取ってシャルドネと一緒に楽しむ。。

肉料理は牛ほほ肉の赤ワイン煮込みをチョイス。歯がいらないくらい柔らかで見た目よりもかなりあっさりした味わい。下に敷かれた手打ち麺もとても美味しい。ソースにピノ・ノワールを使っているとのことで同じ種のワインと一緒に美味しくいただく。。

デセールはワゴンで好きなものを好きなだけいただけるという趣向。どれもがクラシカルなものばかりでパティシエさんが丁寧に手作りしたものばかり。

私はお腹いっぱいだったのでパスをしたけど同伴者は全てのものをチョイス。客の半分くらいが全部盛りを所望すると聞いてびっくり。今回も最後まで楽しく美味しくいただきました。。

過去のびすとろぽたじえはこちらこちら

大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568


カテゴリー 玉出, フレンチ |

ベトナム料理店 ホイアン

大阪メトロ玉出駅徒歩5分の場所にある表記のベトナム料理店を訪問。3年前から私どもの会社で働いてくれていたベトナム人実習生が結婚のために帰国するのでその送別会をベトナム人社員10名と一緒に開催。こちらのお店はランチタイムでは何度か利用したことがあるけど夜に伺うのは初めて。

西成の住宅街にポツンと佇むかなりいい雰囲気のファザード。大正時代の築100年の古民家をリノベーションしており綺麗な中庭を望む民泊も併設。店頭にはベトナム国旗やランタンが飾られていて、周辺とは少し異なる独特の空気を醸し出している。周りにコインパーキングたくさんあり。

店内は木造2階建てでベトナム中部の古都ホイアンの雰囲気満点がしっかりと醸し出されていて、ここでしか食べることのできない珍しいベトナム中部料理もたくさん用意されている。週末はフォーやおかゆなどがセットになった朝食も人気と聞き及ぶ。

店内はとても広く、店の一部分では食器やバッグ、サンダルなどのベトナム雑貨やベトナム食材が販売される。お客さんのベトナム人率もかなり高い。店内にはベトナム音楽が流れていてかなり本格的なしつらえとなっている。

店のあちらこちらではホイアンから取り寄せたランタンが200個近く灯る幻想的な雰囲気、古びた木材と黄色の壁はホイアンの町家の象徴。

特に美食の町であるホイアンやフエ、ダナンの料理が中心となっている。

素晴らしい雰囲気のお店で、女子は絶対に好きなはず。
料理は男性にも満足出来るよう、もう少しボリュームがあればなお良し。
ご馳走様でした!

料理はアラカルトが中心だけどコース料理2500円(9品)と3500円(11品)もあり。今回は2500円のコースを所望。飲み放題はプラス1500円。

照明が赤いランタンになっているのでどうしても写真が赤くなるのはご容赦ください。コースの扉はゴンクン(生春巻き)たくさんの野菜と海老が入る。続いてチャーゾー(揚げ春巻き)これらは甘すっぱいソースをつけていただく。続いて青パパイアのサラダ。海老せんべいとともにいただく。マムトムは揚げ豆腐で日本の厚揚げのような感じ。匂いの強烈なエビの発酵タレを少しだけつけていただく。シャキシャキの青菜のニンニク炒めは中華風。

豚肩ロースの屋台風串焼きはとてもスパイシー。続いてのチキンのココナッツカレー はフランスパンと一緒にいただく。海老のマヨチリソース、刻んだ豚耳に唐辛子を混ぜたスパイシーな煮こごり、ビーフンを使った混ぜ麺はアジア独特の魚醤タレでいただく。最後は温かいフォーでフィニッシュ。

しっかり飲んで食べてお腹いっぱいになり大満足で最後に記念写真を皆で撮って店を出る。。

過去のホイアンはこちら

大阪市西成区玉出西1−5−10
06−6659-1555
月曜定休


カテゴリー 岸里, 玉出, その他料理 |