カテゴリー:寿司

鮨 大和【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

友人のグルメ会に誘っていただき心斎橋の表記の店を訪問。畳屋町筋の雑居ビルの1階に位置する。店の看板などの目印は一切なし。心斎橋駅5番出口から徒歩3分。完全予約制の2部構成で17時半スタートの組で相伴する。

店内はL型カウンター8席のみ、当年22歳で半生をシンガポールで過ごしたご主人と男性スタッフの2人で切り盛り。

若くてノリノリな大将の英語による挨拶を皮切りにスタート。おいしい時は「ヤ・バ・イ!」と叫ぶのが店のしきたりらしい。

ビールでの乾杯とともに最初にタコの柔らか煮が供される。続いて鱧のカツをトーストしたパンにタルタルソースと共に挟んだもの。これは食べ応え満点なり。続いて鰹のたたき(僕は苦手なので即興でいなり寿司を出していただいた)脂たっぷりの鮭の幽庵焼きと続く。

握りの扉はマグロの赤身から(私はズワイガニに変更いただいた)。続いてコリコリ食感んの剣先いか。脂乗りまくりの秋刀魚は皮目を炙って供される。今が旬のカマス、おろしポン酢を乗せた平目と続く。

大きな鰯も脂たっぷり、マグロのトロ(私はつぶ貝に変更)、トロ鉄火(私は玉子焼きに変更)と続く。最後にラーメンが出てくるのもこの店の特徴。スープはその日の魚介の骨などから。は大中小の3種類から選べて食べ放題とのこと。デザートはいちごのシャーベットの練乳かけ。

この日はお酒も4種類くらいいただきました。これでコースの料理代金が4400円(税込)・・・お酒を入れても一人7500円の会計。申し訳なくなるくらいの値付け。

エンタメ性も高くてご主人の軽快なトーク、テンポよく出てくる寿司などあっという間に時間が過ぎます。予約はインスタのDMから。

大阪市中央区東心斎橋1-16-19 日宝周防町会館 1F

大阪市 心斎橋/四ツ橋 寿司

立ち寿司 越中屋 *天下茶屋の立ち寿司の名店【大阪市 天下茶屋】

天下茶屋の表記の寿司店を自社の見習寿司スタッフと訪問。大衆立ち寿司業態なんだけどネタと仕事はとても上質で価格は手頃。人気が出ないわけがなくメディア等で紹介されまくっていることもあり最近は予約を取るのも難しい超人気店となっている。

17時開店なので開店直後か18時45分の入店の予約をお勧めする。お店は南海線天下茶屋駅の高架の真下にあるショップ南海という商業施設の北側の入り口付近に位置する。無地の暖簾だけが掛かっていて看板もないので知らなければ通り過ぎてしまう。

西成の老舗寿司店の「越中屋本店」のご子息の店なので本店と区別するために越中屋ジュニアと言われる。本店とは仕入れも運営も別で完全に独立されて営まれている。仕入れは毎日自転車で木津市場まで行かれていると本人が言っておられた。

客層も広く地元客はもとより私のように南海電車や大阪メトロに乗って訪れる客もいるよう。お店の定員は詰め込んで8人くらいまで。若きご主人のお人柄がとてもよくて、一人一人の客の名前と顔を覚えておられ接客もしながら真摯に丁寧な仕事をされる。

メニューは一貫ずつ価格が記された上質の握り寿司と酒肴8種類くらいのアラカルトとなっていて好きなものを好きなだけ食べることができる。。

最初におまかせ5種1000円を注文する(一人1回まで)。最初にコリコリの剣先イカに北海道の雲丹を乗せたもの。続いては石鯛の塩麹締めで水分が抜けて味が濃厚。続いてポン酢でいただくカンパチ、鯵と続く。最後は皮目を炙った甘鯛。なんとも豪気な値付けと敬服する。

酒肴の鰻白焼き900円(写真は2人前)は皮がパリパリに仕上げられていてわさびをつけていただく。ふわふわ仕上げの穴子は蒸籠で再度蒸して供される。甘海老は昆布締めにして水分を抜いて海老味噌を添えて出される。かなり濃厚な味わいでエビ好きには最高と思われる。私はいただかなかったけど本鮪カマトロと赤身。

甘海老をもう一度いただいてから醤油漬けにした焼き上げた香ばしい帆立貝柱、皮目を炙った鱧は梅肉でいただく。軽く火入れした北寄貝、ふんわり食感で最後は電子レンジで温まる煮ハマグリと続く。最後は芽ねぎでフィニッシュ。

お酒も美味しいものをいただきました。ごちそうさまでした。

過去の越中屋はこちら

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
080-3033-2476
営業時間:17:00〜22:00
定休日:月曜日

 

大阪市 天下茶屋 寿司

かなえ寿司 *創業明治33年の老舗寿司店【大阪市 大国町】

友人と木津卸売市場にある表記の寿司店を訪問。大阪メトロ大国町駅、南海高野線今宮戎駅から徒歩3分。無料駐車場も完備(市場内の宝くじ売り場で駐車券を精算する仕組み)。卸売市場の寿司店なので朝(以前は5時開店だったけど最近は9時に変更)から午後2時くらいまで年中無休の営業。市場の裏側にあるので知らないと場所は分かりにくい。

カウンターの中で高齢の3代目とそのご子息の4代目が切り盛り。最近はインバウンドの客が多くエチケットを守らないことに4代目が滞在中ずっと文句を言っておられた。色々と文化が違うので対応が大変であろうと推察される。

メニューは握り8貫の盛り合わせが定番。価格は1500円、2000円、3000円とあり金額の差はネタの内容の差。まずは盛り合わせを注文してから別に赤出汁とか好きな握りを頼むのがおすすめ。昼時は満席のことが多く、雑誌やブログ、インスタを見た女性グループも来店されるよう。どちらにしても常連率がかなり高い。

今回は赤身を外して3300円(税込)の盛り合わせを注文する。

最初に生のズワイガニ登場。蟹味噌が添えてありかなり美味しい(写真は2人分)握りは市場寿司ならではのほろ温いシャリを掴んでふんわりとネタと合わせる手法。わさびは醤油に溶いているので握りにはつけない。酸味の効いたシャリは柔らかめで個人的には好み。

続いて皮目を炙った鱧と肝を添えた鮑、新物のいくらが供される。

北海道産のムラサキ雲丹、皮を炙った甘鯛、コリコリの赤貝とカンパチでフィニッシュ。色々と世間話もしながら美味しくいただきました。

過去の記事はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

大阪市 大国町 寿司