昭和町

木村香辛料飯店

11月7日にオープンした昭和町駅近くの表記のスパイスカレー店を訪問。

昔から営業されるスペイン料理店を昼間だけ間借り営業。以前は阿倍野のスパイスカレーの「556」で勤めていたユースケさんの独立店舗。この店の特徴はインドの炊き込みご飯の「ビリアニ」を主力にしているところ。大阪でビリアニが食べられる所はあまり聞いた事がない。

出汁で炊いた鯛と大根のビリヤニをベースにカレーがセットされたものが1500円。カレー2種で1700円という値段設定。今回は「豚バラの鰹出汁カレー」を付けたものを所望する。

しばらくして着皿。出汁の香りのするバスティマライスは丁寧にふっくらと炊き上げられてかなり美味しい。お茶漬けにしても良いくらいの仕上がり。今までのインディカ米のイメージを覆す印象。副菜には「かぼちゃとさつまいものマサラ」「ブラックひよこ豆」「スパイシーサルサ」「柿のライタ」など。

豚バラカレーも「力餅食堂」のカレーうどんのように出汁の効いた優しい味わい。どれも懐かしい口当たりで適度なスパイス感も心地いい。少しずつ各パーツをいただいてからおもむろに皿の上で全てをかき混ぜていただく。
複雑に混ざり合ったいろいろな具材とご飯が美しい味の織を紡ぎ出す。

最後の2口は酢橘を入れて味変を試みる。余韻も良くて久しぶりのスマッシュヒットのランチでした。

大阪市阿倍野区昭和町2−12−10
11:30~
土曜日定休


カテゴリー 昭和町, カレーライス |

天ぷら こざき 6月

近畿地方が大雨で電車がストップした日に阿倍野の表記の店で急遽キャンセルが出たとの連絡をいただき友人と訪問。場所は昭和町駅を北に徒歩5分に位置する。天ぷらの美味しさとコスパの良さで8ヶ月先まで満席の家族経営の人気店。

店内はカウンター8席だけでご主人とそのお母さんと女性のアルバイトさんで切り盛り。ご主人の天ぷらは綺麗で丁寧で季節の素材をストレートに提供するストロングスタイル。コロナ前は毎月通っていたお気に入りのお店。

この日もかき揚げのついたコース4500円(税込4950円)をこだわりの日本酒と一緒にカウンター席で楽しむ。

座付は唐揚げにした車海老の頭が5匹分とキスの中骨。冷たいビールと一緒にボリボリ食べていると納涼感溢れるグラスに入った蓴菜登場。酸味のある出汁がすっきりとしてとても美味しい。

天ぷらの扉は車海老から。連投で2匹登場。揚げる直前に卵の黄身と一緒に冷やした冷水で粉を溶くのがポイントらしい。続けて車海老を叩いたものを大葉で包んだもの、ジューシーなアスパラガス、ホクホク食感の旬のキスと続く。熱々の天ぷらは雪塩か天つゆのどちらかでいただく。

ここでベトナム産と北海道産のミニトウモロコシの食べ比べ。言わずもがな甘さと旨味が完全に異なることにびっくり。

好みの純米大吟醸で天ぷらが一層美味しく感じる。

薄衣を纏った稚鮎は立ち姿も麗しい。一寸豆もホクホクで旨味が強烈。歯ごたえをわずかに残した新玉ねぎは甘々なり。対馬産の穴子は毎回、尻尾の美味しいところを優先して提供いただくのが嬉しい。コースと別に追加で車海老3本と徳島産の蓮根をいただく。最後はたくさんの車海老と三つ葉を薄衣でつないだ「かき揚げ」を少量のご飯に乗せて塩を少しかけて掻き回していただく。これぞ史上最強の天丼である。。なかなか予約が取れないことだけが残念。ごちそうさまでした。

過去のこざきはこちら

大阪市阿倍野区松崎町4-11-38
06-6628-0063
営業時間17:30~21:30


カテゴリー 昭和町, 天ぷら |

ムラタ料理店 4月

3月の訪問に続いて表記のイタリアンの店を再訪。文の里駅から徒歩5分の住宅地のど真ん中あたり昭和町駅からは徒歩8分、市立工芸高校の東側あたりに位置する。目的来店でないと絶対にわからない場所。

今年の初めにオープンした店だけど既に毎日満席が続く繁盛店となっている。

長屋をリノベーションした店内はコンクリート系のスタイリッシュな内装。島之内のフジマル醸造所にいらっしゃったシェフの独立店で「なにわ野菜」や「なにわポーク」などの地元食材などを中心にワインに合うアラカルト料理を気軽に楽しめるお店。今回もカウンターのシェフの目の前の席に案内いただく。

最初にイタリアのスパークリングと一緒に「新玉ねぎと日向夏のピクルス440円」を所望。アラカルトメニューーは取り分けて提供いただけるのもありがたい。

続いてスッキリ系の白ワインと一緒に「稚鮎と八尾産若牛蒡のカルピオーネ(イタリア風南蛮漬け)990円」をいただく

温前菜として「イサキのローストあさりとトマト春野菜のソース1760円」をいただく。2皿に分けていただいて濃いめの白ワインと一緒に楽しむ。

軽めの赤ワインと一緒に「コウイカとウスイエンドウのショートパスタ1430円」あさり・イカの出汁のソースで珍しいイタリアの捻れたパスタを楽しむ。

メインは「難波ポークのロースト ハニーマスタードソース」をしっかり目の赤ワインと一緒に所望する。何度も肉を冷ましながら丁寧に火入れ。脂身がかなり甘くて美味しい。肉も野性味があってガシガシといただく。メインはこの他にも紀州鶏や猪、鴨を使ったものもある。

最後にグラッパとともにイタリアのウォッシュタイプのチーズを代表する熟成の効いたタレッジョを所望。ウォッシュ特有の風味とマイルドな味わいはとても食べやすい。
中身はむっちりとした弾力。

ワインはグラスで好みに合わせて選んでいただける。以前に私がいただいたワインや料理を記録されていたことにびっくり。シェフの料理を作る姿を見ながらワンランク上のイタリアンを美味しいお酒と一緒にいただけるお店です。親しい人としか一緒に来たくない隠れ家のような素敵な場所でおすすめです。

///////////////////////////////////////////////////////////////

4月中旬の休みの午後のランチタイムに再訪する。

イタリア産のスパークリングで昼飲み。

ランチはワンプレートに主菜の盛り合わせ。この日は「鶏肉のコンフィ」「大分産の鯖」「カジキマグロ」の3種盛り合わせ。

選べるパスタは貝塚産の筍を使ったペペロンチーノを所望する。パスタ自身も綺麗に乳化されたソースもかなり高いレベルであっという間に平らげてしまう。

食後は隣のカフェでコーヒーとケーキ。このカフェもかなり素敵です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回のムラタ料理店はこちら

阿倍野区文の里3−2−15
06-7777-5528
11:30〜14:00 17:30~21:00

 


カテゴリー 昭和町, イタリアン, その他料理, レストラン |