カテゴリー:神戸市
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広東料理処お好み焼き 千代 *鉄板で作る海鮮中華料理

神戸の表記の有名中華料理店を訪問。三宮駅から徒歩10分。元町駅東口から徒歩7分くらい。創業54年の老舗店でオーナーの千代さんは料理の鉄人に出て陳健一と戦った有名人。現在は女将さん旦那さんがサービス担当でお孫さんが鉄板の前で料理を作っておられる。

テーブル30席、奥に個室が2室、お店は古いけど掃除は行き届いている。メニューは色々な料理が少しずつ食べることができる「千代の丸呑みセット4950円」が人気のコースでそれ以外にも6600円、8800円、11000円と食材で内容が変わるおまかせ料理がある。

この日はアラカルトで注文。日替わりの鮮魚を使ったものや珍しい高級食材を使った広東料理が人気でどれも食指の伸びるものばかり。

京阪神で一番美味しいと認められたことのある「千代特製水餃子1320円」を最初に注文。
餡は豚肉や海老、貝柱、椎茸、木耳がたっぷり詰まっていてタレなしでも美味しい。

生雲丹がたっぷり入ったシンプルオムレツ2350円。お好み焼きの鉄板でふわふわに焼き上げられる。新鮮で濃厚な雲丹がとても美味しい。

鉄板で作る麻婆豆腐も大人気。かなり痺れ辛いらしい。

その日の鮮魚を使ったアクアパッツア(時価)。この日は旬のアコウが登場。一度蒸しあげてからスープで野菜と共に炊き上げる。プレゼンしてから中骨を取って再度提供いただける。添えられた野菜も食感シャキシャキでかなり美味しい。

アクアパッツアの後は魚の出汁やアサリ、えび、野菜の旨みが全て出たスープに麺を入れた汁そばが登場。細麺ととてもいい相性。

締めは名物の「ピラミッド焼き1948円」。お腹いっぱいなのでミニサイズにしていただく。要はミックスお好み焼きで海鮮や豚肉、すじなどたくさんの種類の具材をのせる姿がピラミッドの様ということで客が命名されたとのこと。

神戸らしい「どろ系ソース」がパンチあり。ふわふわでカリカリ食感。

杏仁豆腐は少し硬め。

作家の妹尾河童さん(まだ健在だそうです)の神戸を舞台にしたベストセラー小説「少年H」の表紙の原画がお店に飾られていました。おもてなしも丁寧で心温まる時間を過ごせました。ごちそうさまでした。

兵庫県神戸市中央区中山手通3-2-1
078-332-5925
11:30~14:00/17:30~21:00

お好み焼き中華料理 神戸市

ダルーポ322 *初めていただく仔山羊のコース

友人に誘っていただき西宮の表記の老舗イタリアンを訪問。その時期の美味しいジビエを提供する店として関西圏では有名なお店。阪神西宮駅から西に徒歩5分の場所に位置する隠れ家のような庭のある一軒家。オープンして15年くらいになると言っておられた。

お店はキッチンの見えるカウンター席とテーブル席の合計10席でこじんまりした感じ。ご夫婦で切り盛りされていて入店した際にはシェフが仔山羊をすでに炭火で焼き始めておられた。

グラスシャンパンとともに前菜が提供される。ピカピカ光る関の真鯖の刺身。カットした後もアニキサス等の虫が身に入っていないかライトで何度もチェックされていた。ソースは青トマトをミキサーしたものをベースに調味されたもの。さっぱりしていてとても美味しい。

パンは自家製酵母のサワードウで食感はパリパリで小麦の味がしっかり感じられるもの。ここ最近いただいたパンで一番美味しいと思った。

毛蟹の身がたっぷり入ったカッペリーニ。トマトのソルベがてんこ盛りに乗せられる。夏らしいすっきりさっぱりした後味。

海鰻炭焼きは開かずにぶつ切りにされた状態で長時間炭火で火入れされる。日本料理では「蒲の穂焼き」というよく似た調理法があり、今でも東京日本橋の鰻店で提供されていると聞いたことがある。ソースはトマトとアクセントにバイマックル(タイ料理でよく使われる昆布みかんの葉)が使われる。

カウンター席から見ているとパチパチと音を立てて鰻の脂が炭に落ちて、そこで立ち上った煙と炎に炙られながら火入れされる。よくある養殖鰻と違って厚めの皮の中に身と脂と旨みと芳醇な香りが閉じ込められる。すっきりした味わいでくどさや重たさもなくて鰻の滋味だけが口に残る。

とうもろこしとアンズ茸(ジロール)のリゾット。とうもろこしがとても甘くて旬ならではの味わい。白ワインが進みまくる。

次に出てくるパスタは手で捻り込んで作ったもので一見うどんのよう。

山羊肉とマジョラム。オレガノのような繊細で甘い香りを纏いながら麺はシコシコ食感。ロゼワインと一緒にいただきました。

2時間半かけて炭火で焼いた仔山羊登場。焼きたてを塊のままでプレゼンテーション(写真は2人前)北海道産の月齢7ヶ月くらいのものを使用していると言っておられた。

銘々に盛り込まれて供される。この日は肋部分ともも肉の2種類。仔山羊は初めていただくんだけど脂分はほとんどなくて肉はかなり噛み応えがあり、濃くて深い味わいがある。噛めば噛むほど旨味が出るのでやめられなくなる。ラム肉と似て非なるものであることがわかった。

最後にももの骨の周りの肉を手づかみでいただく。赤ワインと一緒にいただくと多幸感に襲われる。

小さな山羊串もあとから供される。赤身部分と脂を交互に混ぜ込んでいてとても美味しい。

最後にコンソメ仕立ての山羊汁。塩分濃度は限りなく低く、山羊の旨みのみを引き出した完璧な出来栄えのコンソメスープに感動。想像しがちな癖や匂いは全くない。マリアナ海溝のような深遠な世界に引き込まれる。

山羊のチーズを使ったジェラートとパイナップルの冷たいスープ。焼いたいちじくの葉の香りも一緒に添えられる。

小さなお菓子とエスプレッソでフィニッシュ。

お酒もたくさんいただきました。また近いうちに食べたいと思いました。。いい体験をさせていただきました。秋からは鹿肉が始まるそうです。

兵庫県西宮市産所町3-22
0798-22-9744
18:00〜24:00
定休日:毎週月曜日・第1日曜日

イタリアン 神戸市

味香苑(みかえん)2号店 *三宮の人気羊串店

三宮の表記の人気中華(東北)料理店を友人と訪問。2号店の道を挟んだ向かえに1号店あり。神戸サウナの東南くらいの場所に位置する。羊串焼きが有名でコスパもいいのでいつも満席状態。

かなりの数のメニューがあってどれも特徴的。ウイグル自治区にトリップしたかのような普段いただかない料理もたくさんあった。
空芯菜炒めは穏やかな味付けで皿に水分が残らない完璧な炒め。水餃子はとてもジューシーで皮ももちもち。大きな焼き餃子が秀逸で具はニラと炒めた卵のみ。するすると際限なく食べることができるような軽さ。イカの炒めの野菜の火入れに感心する。炒めすぎず、加熱しているんだけど生のようなシャキシャキ感が残る。炒め物の技術はかなり凄い。

クミンシードがしっかりかかった羊串登場。赤い香辛料の入った粉をたっぷりとまとわせていただく。見た目よりも辛くはない。口の中で旨みたっぷりの羊の脂が迸る。高タンパク低カロリーで体に良さそう。ごちそうさまでした。

神戸市中央区北長狭通2-10-12 4F
078-321-0658

中華料理 神戸市