2013年10月

焼き肉道場 松ちゃん 10月【大阪市 長居】

ゆるゆると夜の9時頃からランニング。街中を10キロくらい走り、長居を通った時に焼き肉を食そうと表記の店をジャージのままで訪問。最終の客となるもカウンターにて店主の仕事ぶりを見ながら1人焼き肉大会。

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走って帰らないと行けないのでビールは一杯だけにする。好物の生センマイ620円は鮮度抜群。この店ではポン酢で食す。普段はタンの刺身を頂くんだけどお酒が止まらなくなるのでこの日は我慢する。

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レギュラーメニュー以外に本日のおすすめが毎日変わる。場所は辺鄙で宣伝もしていないのに最近土日は予約しないと入れない超繁盛店となっている。メニューを見ると「のどちんこ」「ハラミさがりのスジ」「三角バラの厚切り」「ゲタカルビ」「とんびの焼きしゃぶ」などよだれの出そうなメニューばかり。

どれを食してもハズレはない。厳選の仕入れと丁寧な下処理、職人技の包丁があいまって芸術的な焼き肉を創造する。この店の凄いところはそれぞれの価格の安さ。家族経営ならではのなせる価格で感覚値で言えば相場の半額。。どれも塩焼きがおすすめ。

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お母さんの作るナムルもバリ旨。。個人的にはもやしが一番好き。ナムルが出てきてもすぐには食さない。。

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今日のメインはこれ。。。。ランニングの途中なのでサーロインの薄切り1300円だけを食しにきた。この日は鹿児島産。当然黒毛和牛なり。サシも最高。このサーロインがこの価格で食せること自体が奇跡。

この日はダブル(2人前)を所望。注文があってから一枚一枚丁寧に手切りする。仕事をする手元もムチャ美しい。薄切りにされた肉は甘くて辛くてニンニクの効いた濃いタレに漬け込んでモミモミされる。

それをおもむろに熱した鉄板で焼く。ここからは店主がやってくれる。火を通しすぎないように、焼きムラのないように、手早く美味しくなるように焼く。。。

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肉の色が変わってきたらレモン汁を思いっきり絞りまくる。。脂身がピカピカ光りまくる。美味しいものはどうして美しいのかといつも感心する。この肉もこれだけで頂いても美味しいのだが実は裏メニューがあって白ご飯(大)にナムルを盛りつけて真ん中に肉を乗せて特製のビビンバにして食すのが私流。

私のブログを見て同じように食す人が最近多いと店主から聞く。嬉しいやら恥ずかしいやら。。

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この日はダブルで注文したためにマウンテンビビンバとなってしまった。。。画像はこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャーン!!!

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見た目だけで脳幹が破壊されるような旨さ。食すととろける肉の甘味と野菜のシャキシャキと御飯が渾然一体となりガツガツとワンちゃんのように食べてしまう。タレの濃さが脳細胞の中枢神経を呼び起こし満腹シグナルを破壊する。

この丼も実際はかなり大きなモノなんだけど食べ始めてから休憩なしで3分くらいで完食。どういうわけかいくら食べても食べ飽きない。究極のビビンバというか焼き牛丼と言うかこれを食わずして焼き肉を語るなかれ。。

在阪のヤキニクストのいかりんさんも一押しのこの商品は物価高騰で利益ほとんどなしの状態のため早く行かないと限定販売になってしまうという噂もある。

そしてこのビビンバは「ウチモトビビンバ」として現在は焼き肉道場「松ちゃん」に登録されている。店主にテレビや雑誌の取材時にはちゃんと「ウチモトビビンバ」として紹介いただくよう再度お願いをする。ウチモトというのは某市の役所で勤務されている方の名前で定期的に何本も電車を乗り継いでこの店にこのビビンバを食しに来られる方と聞く。(実際にお会いしたことはないが)

自身の名前を命名されたこの方だけがこのサーロインの薄焼きを自分で焼くことを店主に許されていると聞く。(私でさえこの肉は焼き上がるまで触らせていただけない・・・)何とも凄い権利である。この店の店主の肉に対するこだわりは強烈で一般の客がそんなこと言おうものなら牛刀をもって一喝されるところだがこのウチモト氏だけが許されたセルフサーロイン薄焼き。。。なんとも羨ましい・・・・・

*ウチモトさんいつもありがとね!

大阪市住吉区長居1-12-4
06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日

大阪市 長居 焼肉

男のオーガニックカフェ ジャンゴ【大阪市 松虫】

昭和町駅を西に10分。松虫交差点の近く。ファザードだけをみると何屋さんかわからない。看板はない。美容室のような。。しかしかなり格好いい。あとで聞けば古材を使って綿密に計算されて作られたものと聞く。鉄格子や金網など店主のセンスがよく出たワイルドでジャンクな空気が醸し出されている。

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店内も店主手作りのものと聞く。まるでLAのカフェのよう。どこを見てもおしゃれすぎる。店名どうり野菜は自家農園で栽培と聞く。内装は寸分の隙もないくらいに格好いい。手作り感溢れる70年代のインテリアは素敵すぎる。BGMもレコードプレーヤーと真空管アンプ。店主の美意識が溢れ出ている。

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店主もルックスが格好よすぎ。愛想も良くてかなり暖かい人柄。食事の後だったのでお任せの酒肴を所望する。お腹のすき具合を聞いてお任せで注文する客が多いと聞く。

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チキンロールなんだけどスクラッチ感抜群。生野菜がおいしい。。ソテーした野菜はもっとおいしい。手作りベーグルは失神するくらい美味し過ぎた。友人は当然御持ち帰り。。
トイレも格好よくてとっても居こごちもいい。ランチもとても美味しいらしい。次回再訪時に食べまくろうと思う。

大阪市阿倍野区王子町2-4-11
06-6115-7955
17:00~22:30
土日 11:30~15:00 17:00~22:30
定休日:火曜日

大阪市 松虫 カフェ

お酒なんでも研究所 カフェ部【大阪市 松虫】

以前昭和町周辺をランニングしてたら住宅街の裏通りに気になる店を発見。検索したら良さげだったので友人と訪問。松虫駅から徒歩3分なんだけどかなりわかりにくい。というのも見た目も普通の民家。聞けば店主の実家そのままらしい。

場所は有名なビリヤード場のすぐ近くなんだけど小さな看板だけが目印。店に入ると店主のみさこ部長さんがお出迎え。靴を脱いで3歩でカウンター。カウンター4席とテーブル(ちゃぶ台)2席。かなり面白い・・・

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お店は内装含めてかなりセンスがいい。わかる人には強烈に伝わる。私は大好きなテイスト。この店は大吟醸のお酒だけをおいている店ですべてが500円。そのお酒にあった酒肴もすべて500円。お酒の中には一升1万円以上のものもあるが量で調整といっておられた。

料理もお酒もお任せでお願いするとシャンパングラスを持って来られこれに次々と大吟醸のお酒をついでいただけるという趣向。

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料理にあった大吟醸をチョイスしてくれる。みさこさんのご主人が日本酒と肴のマリアージュを常に研究され都島でお店をされていること聞き及ぶ。こちらのカフェ部はその簡易版らしい。

カフェ部なんだけどビールもコーヒーもなく大吟醸のみの潔さ。

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出していただくお酒一つ一つに解説書がついていて読みながら頂くととっても楽しい。もちろんこの解説ファイルはお土産に持って変える事が出来る。

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この日頂いたお酒は

愛知県:ねのひ 大吟醸原酒「松蘭」
兵庫県:香住鶴 山廃大吟醸
福井県:北の庄 純米大吟醸 「杜氏 野尻和徳 醸」
広島県:酔心 純米大吟醸 名誉酔心「技」
大阪府:呉春 特吟大吟醸
新潟県:王紋 大吟醸
山形県:東光 大吟醸
京都府:招徳 純米大吟醸「延寿千年」
東京都:澤乃井 大吟醸
徳島県:芳水 大吟醸
秋田県:両関 純米大吟醸「雪月花」
広島県:大吟醸雄町 大古酒「旭鳳」
兵庫県:香住鶴 山廃純米大吟醸「福智屋」*これのみ燗でいただく

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料理はご主人が考えてご主人が作る。ほとんどのものを真空調理するので奥さんはそれを盛りつける。保存のための真空ではなく料理をより美味しく素材感を出すための技法なのでどれもワンランク上の仕上がり。しかもリーズナブルなことに驚く。鱈の白子の昆布締めは自家製の酸味の少ないポン酢ジュレとかんずりで頂く。

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かなり程度のいい鯨の皮(おばけ)酢みそは大吟醸の味を邪魔するということで砂糖を使わずにメイプルシロップを使っていると言っていた。

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名物タイガースロールは黄色い部分はターメリック。黒い部分はイカスミ。それを豚肉で巻いて低温真空調理。豚肉は柔らかくてジューシーな仕上がり。。

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ウズラ玉子の入った餃子は山椒と塩で頂く。この辺りからしっかりとしたお酒がでるようになる。

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フランス鴨の昆布締め。これも低温調理でしっとりとした滑らかでシルキーな仕上がり。山葵醤油で頂く。。美味しすぎる。手前の付け合わせはネギ。。

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自家製の鯖の薫製は生野菜と豆乳で作ったマヨネーズ(豆乳ネーズと言っておられた)をかけてかき混ぜていただく。熟成の古酒にぴったり。

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最後は鶏肝。コーヒーと桑酒に漬け込んで低温調理。とろけるような舌触りと際立つ鶏肝の旨味が驚くほど旨い。当然ながら臭みなどは全くない。

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鶏肝は燗酒にあわせる。山廃大吟醸の燗の旨さにまず驚く。ここまで頂いても飲み飽きないのが不思議。どれもが特徴がありその個性を楽しみながらゆるりと空間と時間を楽しむ。ここ最近ではスマッシュヒットのお店でした。

訪問するときはペロペロ見たと言って予約して訪問してくださいね。。。

大阪市阿倍野区王子町1-7-8
080-4413-2685
15:00-23:00頃
月火(祝日の場合は営業)

大阪市 松虫 和食カフェ