ゆるゆると夜の9時頃からランニング。街中を10キロくらい走り、長居を通った時に焼き肉を食そうと表記の店をジャージのままで訪問。最終の客となるもカウンターにて店主の仕事ぶりを見ながら1人焼き肉大会。
走って帰らないと行けないのでビールは一杯だけにする。好物の生センマイ620円は鮮度抜群。この店ではポン酢で食す。普段はタンの刺身を頂くんだけどお酒が止まらなくなるのでこの日は我慢する。
レギュラーメニュー以外に本日のおすすめが毎日変わる。場所は辺鄙で宣伝もしていないのに最近土日は予約しないと入れない超繁盛店となっている。メニューを見ると「のどちんこ」「ハラミさがりのスジ」「三角バラの厚切り」「ゲタカルビ」「とんびの焼きしゃぶ」などよだれの出そうなメニューばかり。
どれを食してもハズレはない。厳選の仕入れと丁寧な下処理、職人技の包丁があいまって芸術的な焼き肉を創造する。この店の凄いところはそれぞれの価格の安さ。家族経営ならではのなせる価格で感覚値で言えば相場の半額。。どれも塩焼きがおすすめ。
お母さんの作るナムルもバリ旨。。個人的にはもやしが一番好き。ナムルが出てきてもすぐには食さない。。
今日のメインはこれ。。。。ランニングの途中なのでサーロインの薄切り1300円だけを食しにきた。この日は鹿児島産。当然黒毛和牛なり。サシも最高。このサーロインがこの価格で食せること自体が奇跡。
この日はダブル(2人前)を所望。注文があってから一枚一枚丁寧に手切りする。仕事をする手元もムチャ美しい。薄切りにされた肉は甘くて辛くてニンニクの効いた濃いタレに漬け込んでモミモミされる。
それをおもむろに熱した鉄板で焼く。ここからは店主がやってくれる。火を通しすぎないように、焼きムラのないように、手早く美味しくなるように焼く。。。
肉の色が変わってきたらレモン汁を思いっきり絞りまくる。。脂身がピカピカ光りまくる。美味しいものはどうして美しいのかといつも感心する。この肉もこれだけで頂いても美味しいのだが実は裏メニューがあって白ご飯(大)にナムルを盛りつけて真ん中に肉を乗せて特製のビビンバにして食すのが私流。
私のブログを見て同じように食す人が最近多いと店主から聞く。嬉しいやら恥ずかしいやら。。
この日はダブルで注文したためにマウンテンビビンバとなってしまった。。。画像はこちら↓
ジャーン!!!
見た目だけで脳幹が破壊されるような旨さ。食すととろける肉の甘味と野菜のシャキシャキと御飯が渾然一体となりガツガツとワンちゃんのように食べてしまう。タレの濃さが脳細胞の中枢神経を呼び起こし満腹シグナルを破壊する。
この丼も実際はかなり大きなモノなんだけど食べ始めてから休憩なしで3分くらいで完食。どういうわけかいくら食べても食べ飽きない。究極のビビンバというか焼き牛丼と言うかこれを食わずして焼き肉を語るなかれ。。
在阪のヤキニクストのいかりんさんも一押しのこの商品は物価高騰で利益ほとんどなしの状態のため早く行かないと限定販売になってしまうという噂もある。
そしてこのビビンバは「ウチモトビビンバ」として現在は焼き肉道場「松ちゃん」に登録されている。店主にテレビや雑誌の取材時にはちゃんと「ウチモトビビンバ」として紹介いただくよう再度お願いをする。ウチモトというのは某市の役所で勤務されている方の名前で定期的に何本も電車を乗り継いでこの店にこのビビンバを食しに来られる方と聞く。(実際にお会いしたことはないが)
自身の名前を命名されたこの方だけがこのサーロインの薄焼きを自分で焼くことを店主に許されていると聞く。(私でさえこの肉は焼き上がるまで触らせていただけない・・・)何とも凄い権利である。この店の店主の肉に対するこだわりは強烈で一般の客がそんなこと言おうものなら牛刀をもって一喝されるところだがこのウチモト氏だけが許されたセルフサーロイン薄焼き。。。なんとも羨ましい・・・・・
*ウチモトさんいつもありがとね!
大阪市住吉区長居1-12-4
06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日