2022年09月

9月 雑記

9月も私の駄文を見ていただきありがとうございます。日記に掲載していない普段使いの佳店を忘備録として記します。お気付きの点や読者様のオススメの美味しいお店などの情報があれば教えていただければありがたく存じます。

最近、大幅に値上げされたあべのキューズモールの北側のVIAあべのウオークにある老舗焼肉店のかどや 脂控えめのロースが好物。11席のカウンターのみで普段使いにぴったり。

南海本線住吉大社駅のショップ南海にある老舗総菜店の福源。何を選んでも一手間かけた仕事ぶりが際立つ。注文したらすぐに作っていただける鰻丼折詰1600円は上質感もあってオススメです。

ikedaya BBQの牛肉100%のハンバーグ。トマトソースの美味しさも秀逸。付け合わせのソーセージ、サワーブレッドカンパーニュ、トマトの冷製スープもレベルが高い。自宅を引越しして店から近くなって利用頻度が高くなる。

丸亀製麺の夏メニューのトマたまカレーうどん690円。辛くて酸っぱくて何とも言えない令和の味わい。これを考えた人偉いと思う。一口ご飯付きでした。

谷町9丁目駅徒歩2分「もとや」のかけうどん150円。。学食より安いことにいつもびっくりする。こちらの日替わり定食はコスパ含めて価値が高いと思う。いつも満席で訪問するたびに元気が出る。

西田辺駅徒歩3分のBodegaはマルガリータとマリナーラの2種のピザしかない専門店。ビオワインもたくさんあって軽く美味しいものを食べたい時に重宝する。

たまにどうしても食べたくなる住之江区にあるニューとん助の海老フライ(大)1400円。店名通りトンカツが有名。昼のみの営業なので開店直後の訪問がオススメ。予約は不可。。

力餅食堂玉出西店の名残の冷やし中華890円。何をいただいても美味しい。カレーうどんと赤飯の組み合わせが私の鉄板メニュー。高齢者率がかなり高いのが特徴で年配の女性スタッフさんが常連客と世間話をするのも見ていて楽しい。客に寄り添った接遇はまさにこれだなといつも感心する。

谷町9丁目駅徒歩2分、「もとや」に隣接するイタリアンの「ミツバ」のパスタランチ960円。この日はタコとズッキーニのトマトソース。ソースはシャバシャバだけどかなり美味しい。パスタの美味しさは界隈で定評あり。

堺にある某スパイスカレー店。訳あって店名は秘密。個性的な店主の作る個性的なスパイスカレーが大人気で毎日メニューは1種類だけ。この日は柔らかいマトンステーキが入ったウズベキスタン風のカレー1200円。。

住吉大社の北側の一方通行の道路に面する老舗うなぎ店の川勝。関東風の蒸しが入った鰻はふわふわの仕上がり。この日は「特」1900円を所望。昔から変わらない地元の名店の味わいは心が穏やかになる。

10月もよろしくお願いいたします。

shatyo@nori-net.jp

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山はしる 9月【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋筋六丁目の表記の焼き鳥店をカンボジア在住の友人と訪問。普段は数ヶ月先まで予約でいっぱいなんだけど急遽キャンセルがあったということで今回伺うことができた。

店の場所は天神橋筋6丁目駅12番出口から徒歩1分の中崎商店街を入ったところの「うまい屋」のたこ焼き屋の前に位置する。看板など店名を表記するものは一切ないので全く存在がわからない。高級和食店のような設えのカウンター8席のみの完全紹介制のシステム。最近は焼き鳥はこちらの店だけしか行かなくなった。界隈では最も美味しいと思う店。

この日は18時の1回転目に入店。一斉スタートでコース8000円のみ。貸切だと色々なスタイルで誂えをしていただける。

お酒はシャンパンや高級ワインやこだわりの日本酒が揃う。店名通り、朝挽きの丸地鶏を中心に山から見える季節の素材を使用する。

コースは鶏だけ(鶏ガラ20羽使用とのこと)で取った出汁に鮪節を合わせた吸い物からスタート。具は刻んだ松茸。いつも通り雑味のないストレートな味わい。続いてもちもち食感の胸肉の刺身にイタリア産のキャビアを乗せたもの。生肝を食塩と胡麻油をベースにしたソースと生野菜を合わせたもの。丁寧に包丁を入れて花が咲いたように焼き上げる砂ずりはシルキーな食感。その後、ぼんじり、ハートと続く。どれもしっかりと火入れされているんだけどジューシーな仕上がりでパサつきは全くない。

こちらのお店のご主人は人生の半分以上イタリアや香港などの外国で過ごされておられ、焼き鳥店で修行はされたことはないとのこと。しっかりと科学と論理を用いて素材と味わいの分析を重ねられ、他店で見ない火入れの方法や鶏の下ごしらえなどを自身で考えられた。焼き上がりの鶏の水分量や独特の食感は今まで経験したことがないものでいつも感心する。

こちらのお店のスペシャリティのモモ焼きは塊で優しく焼きながらなんども冷たい水につけて余熱で芯温が上がらないように時間をかける(約25分)。最後に皮を外して一口にカットされて供される。地鶏であることが嘘のようなジューシーな柔らかさで旨味とコクは比類のない美味しさ。

熊本産の八代オクラ、岡山県の吉田牧場製のカチャカバロの磯辺焼きはミルクの風味が秀逸。せせり焼、自家製熟成ウスターソースの味わい豊かなチキンカツ、鶏節をたっぷり使った雑炊、旬のシャインマスカットでフィニッシュ。素材の良さと焼きの確かさもさながら美味しく食べてもらおうという気持ちが伝わる内容にいつも感激する。

10月からは北イタリア産の白トリュフが直輸入で入荷。焼き鳥にかけて香りを楽しみながらのシャンパンは最高です。予約の敷居は高いけどオススメのお店です。

過去の山はしるはこちら

大阪市北区浪花町5-2

大阪市 天神橋筋六丁目 やきとり

大阪焼きふぐの会【大阪市 西天満】

生野区寺田町と北区等で完全会員制の河豚料理を展開する大阪トラフグの会の新店舗。名物の焼きふぐに特化した業態。場所は西天満の端の1号線を少し入ったところ。こちらの店は会員制ではなく他店舗と比べると比較的利用しやすい値付けが特徴。ビニールシートで囲われたテラス席を含むテーブル席で気軽に店内の水槽で泳ぐ焼きふぐを楽しむことができる。

コース料理も3種類ほどあるけどこの日はアラカルトで好きなものだけを注文する。河豚を15の部位に分けてそれぞれを美味しく提供される。

最初の突き出しは「フグ汁」。ふぐの「まぶた」という聞いたことない部位らしい。骨のついた身はむっちり食感、ちゅるちゅる食感が楽しめる。スープはピリ辛の坦々ベースで身体が温まる。

続いてのてっさは普通な感じでベーシックな仕上がり。

続いて焼き河豚登場。最初は上身を覆っている「身皮」部分とぷりぷり食感でゼラチン質の「遠江(とおとおみ)」が提供される。両方ともニンニクの効いた七味唐辛子に自家製の河豚皮の棘を入れた塩を混ぜたもので味付けされる。パンチの効いた味にお酒がすすみまくる。

河豚の「ハラミ」は体内の助骨の周りにある横隔膜部分でレモン塩味でいただく。河豚にハラミがあるのは初めて知った。

「ウグイス骨」は背びれと尻びれの根元の筋肉で1匹に2個しか取れない部位。よく動くひれに連動した筋肉なので他の部位よりも身が締まっていて身離れもよく弾力が強い。こちらは山葵醤油でいただく。

「上身」はてっさに使われているいわゆる「身」の部分。甘めの醤油味のタレに絡めて焼いてご飯と鶏の玉紐と一緒にすき焼き仕立てでいただく。

最後は顎部分を使用したムチムチジューシーな「唐揚げ」でフィニッシュ。

この日は辛口シャンパーニュを合わせて楽しみました。ケンゾーエステートなど高級なワインも良心的な価格でたくさん揃えてあり、その日の気分と予算で楽しむことができます。ごちそうさまでした。

北区西天満4丁目2-13
06-6766-3967

大阪市 西天満 その他料理