2016年05月

るまやん【大阪市 玉出】

西淀川や心斎橋で『大衆インドネシア食堂るまやん』をされていたご主人が西成の玉出という場所にて営業再開。
駅からもかなり遠く近くにコインパーキングもない何とも言えない立地で居酒屋の居抜きなので店内はかなり和風。この日はご主人一人で営業されていた。

カウンター席に座って看板メニューの「るまやんカレーを所望する」カレー以外は「るまやんそば」といわれるミーゴレン風の焼きそばがあるよう。

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さらさらしたルーはココナッツミルクが入っているので甘くてコクがあってあとからスパイシー辛い感じ。煮込まれたチキンが入っているが特にどおってことはない。

次回はそばを食べに行きます。

大阪市西成区南津守6-1-1
営業時間:11:30~14:30/17:00~20:00
定休日:火曜日

大阪市 玉出 カレーライス

西安その5

かつて西安(長安)はシルクロードの出発点と言われていてシルク(絹)だけではなく、人や文化、いろんなモノが運ばれ、メソポタミアで栽培が始まった小麦や麺文化をはじめとした食文化もシルクロードを通って伝わったといわれる。当時のシルクロード交易の担い手がイスラム人で西安にあるの回民街(回民というのはイスラム人のこと)の近くにはモスクの西安大清真寺があり、かつてはイスラム教徒が数多く住んでいたことが伺える。今では西安No1のB級グルメ街になっていてそこが今回の旅行で一番楽しく勉強になった。

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西安B級グルメ代表が羊肉焼き。10元なので170円くらい。柳の枝で作った串に刺して焼く。店頭で羊を解体しながら焼きまくる店もある。香ばしい区民等の香辛料の香りがとてもいい。何度も味をつけて何度も炭に叩き付けるように焼き上げる。串焼きだけではなく足を煮込んだものもよく見かける。

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西安バーガーとも言われる牛肉の柔らか煮を細かく包丁で刻んだものを饅頭のような生地のもので挟んだものや麺打を見せながら作る冷麺のようなもの、「桂花糕」という、カステラみたいなお菓子など郷土色溢れる食べ物を売る店が所狭しと並ぶ様は圧巻。

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巨大な天体望遠鏡で星を見せる屋台などもあったり中国人の商魂の逞しさにビックリ。西安で是非食べたかったのが「ビャンビャン麺」と呼ばれるもの。注文を受けると小麦団子を出して手で伸ばしておもむろに湯がく。丼の中には分厚くて幅広のうどんが1本だけ入る。その上に普通はスープが入るんだけどこちらのお店は油溌麺と言われるもので唐辛子入りの味噌やピーナッツが載せられているイスラムの汁なし麺。

スパイシーで完全にはまる味でビックリ。台湾の油そばのような感じだけど見た目よりもあっさりしている。麺を食べているというよりも春巻きの皮を食べている感触。コシもあってかなり美味しい。

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この漢字一文字で「びゃんびゃん麺」と読む。中国で最も画数の多い漢字らしい。なんと56画・・・・(おわり)

中華料理 海外

西安その4

西安に行ったことのある友人がお薦めの「羊肉泡饃(パオモウ)」という料理を食しに行く。回族の料理なのでそこらへんの道ばたでも食べることは出来るがこの日は少し高級な店を通訳者にセレクトしてもらう。1階は庶民向けで使用した2階は個室で豪華な感じとなっている。

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いつものように青島ビールと前菜をいただく。酢蓮根のようなものやナツメを甘く炊いたものなど味に特徴のあるものばかりで食べ飽きない。

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主菜は川魚を揚げて甘いケチャップのようなソースをかけたものや胡麻を衣にした牛カツ。塩分不足のおすましのようなスープや固い焼うどんのようなものなど普段食べる中華料理と全く異なる回族の料理だけど食べ進むうちに慣れてくるのが楽しい。

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最後に登場したのが名物の「羊肉泡饃(パオモウ)」

西安人の主食である饃とよばれるパンというかピザ生地のような小麦粉のかたまりを手で小さくちぎってお椀に入れる。2階の個室の客はお店の方がちぎってくれる。そこに羊肉のスープを入れて春雨と柔らかく炊き込んだ羊肉のチャーシュがトッピングされる。濃厚でコクのあるスープが泡馍に染み込んですいとん状態となる。これをスプーンですくっていただく。泡馍がどんどん水分を吸収するので食べても食べても量が減らない。付け合わせのニンニクの漬け物や辛味噌を入れると風味が変わって楽しい。

古くなったパンを食べるための羊文化圏の方々(ウイグル)の料理と説明を受ける。味はイマイチであるがシルクロードに想いを馳せることが出来る食事でした。

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