2013年03月

京都 和久傅

打ち合わせを兼ねた会食を京都でということで伊勢丹の11階にある表記の店の個室をリザーブする。

この店の特等席は窓に向いたカウンター席で京都タワーの向こうには西本願寺と東本願寺五山の送り火が見える山々までくっきりと見える。

夜の献立は5000円、8000円、10000円となっておりいつもいただく5000円のコースを所望する。もちろん献立はすべて月替わりとなっている。

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最初に桜の花がたくさん入った桜湯が出てくる。そのあとはお勧めの和久傳謹製の竹酒で乾杯。真っ青な竹筒に入った辛口の酒はこちらのお店が酒蔵で作っていただいているものとおっしゃっていた。美味しすぎてすいすい胃に収まる。

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先付けとして椀盛が登場。柔らかくて苦みの全くない筍と若布の取り合わせ。一言で評すれば「完璧」。高台寺の和久傳さんには2回ほど訪問したがあちらはお酒別で3万円くらいだった記憶がある。

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向附は天然鯛の昆布締め。盛りつけもたおやか。岩茸や下に敷かれた春野菜もとても美味しい。続いてのメインディッシュの牡蠣の蕗の薹味噌焼きは素材感抜群の一品であった。あまりにもビジュアル的にも美しく美味しすぎたために写真に撮るのを失念する。

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和え物は浜防風、ふき、うるい、椎茸のゼリー掛け。家庭料理のようだという人もいるがこんな家庭料理は見たことがない。とにかく献立、器、食材を包括する美意識が素晴らしい。

四季折々の食材があの手この手で一皿の上に登場する。私どもの店も勉強しなければならないといつも思う。ひと皿に込められた調理人の思いが手に取るように感じられる素晴らしい料理である。

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アマゴの唐揚げに苦みのある春野菜の取り合わせに酸味の効いた吉野餡がかかっている。竹筒の日本酒がすすみまくる一品。

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〆の食事は選ぶことが出来鯛の、鯛の味噌茶漬け、あさりと花ワサビのおかゆも後ろ髪ひかれたがこのお店のスペシャリティーである鯛の黒寿司を所望する。塩で締めた鯛が黒酢飯の上に敷き詰められててビジュアルからしていかにも美味そう。あっさりしているのでいくらでも食することが出来る。

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最後は番茶と桜餡の麩焼き。一番安いコースだけど静かな部屋でしこたまお酒も頂いてお腹もいっぱい。京都で「駅前」で「手軽」に「老舗」の「雰囲気」が楽しめる希有な存在の店といつも感心する。しかも器も含めて手抜きはないところが素晴らしい。京都独特の敷居の高さとめんどくさを感じさせない私の中でトータルで京料理堂々の第一位のお店。

京都府京都市下京区東塩小路町901JR京都伊勢丹11F

京都和久傳懐石・会席料理 / 京都駅九条駅東寺駅

和食 京都市

広海【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住之江】

入社式のあと講師の先生と顧問の先生と共に本社近くの活け魚店で会食。駅から15分以上かかる立地なんだけどいつも満席の地元の超繁盛店。週末は予約がなければ入店出来ない。ビールで乾杯して適当に注文。

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店内は、入口にイケスが置いてありカウンター席と奥は座敷(堀ゴタツ式)になっています。座敷と座敷の境に隔てる物がないので隣の席どころか店全体が丸見え状態。。しかし個人的には気にならない。

まずはカワハギのお造り。水槽で泳いでいたものを調理。まだぴくぴくしている身と大きな肝をネギと一緒にポン酢で頂く。。美味しすぎて声が出ない。。。

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天ぷらの盛り合わせ1000円は大きなエビと穴子が名物。熱々でカリッと揚げられた天ぷらを天つゆで頂く。このボリューム感がとても嬉しい。

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大きな太刀魚があったので焼いてもらう。。ここで白雪の熱燗を所望。甘口の温かいお酒と脂がのった魚の相性は抜群である。。。外国ではない日本ならではの文化である。

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三重産のカキフライはとても味が深い。タルタルソースと熱燗もとてもいい。こ

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巨大なキンキの煮付け。味の塩梅も素晴らしい。新しいので変な癖や臭みは全くない。ヒレの周りのゼラチン部分がプルプルしてとても美味しい。

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剣イカでウニを撒いたもの。とても贅沢な料理。。。これも日本酒がすすみまくる。海苔がいいアクセントである。素材を明確に使用するので仕入れが大変だと思うがかなり工夫されておられると感じる。

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ホタテのバター焼きを頼むとこんな感じで出てくる生きた貝からはずしたものなのでとても新鮮。貝の旨味とバターのコクが相まってかなり美味しい。

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最後は水なすの漬け物で〆。ハウス栽培だけどそんな時期になったんだなと時の経つ早さに年齢を感じる今日この頃。

大阪市住之江区中加賀屋4-3-23 
06-6682-8977
17:00~24:00
定休日 月曜日

活魚料理 広海割烹・小料理 / 北加賀屋駅住之江公園駅住吉大社駅

大阪市 北加賀屋大阪市 住之江 和食

REVO【大阪市 岸里】 【大阪市 天下茶屋】

友人と共に天下茶屋にある表記の店を訪問。阪市営地下鉄堺筋線・南海本線天下茶屋駅から徒歩5分圏内にあるお店。西成区役所の裏ぐらいにある。最近は食べログなどで賛否両論。味が変わったとか接客がなっていないとか良く耳にするが個人的にはあまり噂は気にしない。ファザードは普通の洋食屋さん。店内はカウンター席とテーブル席合わせて20席程。昼間はいつも満席で塩とんかつがとても有名。

この店がメジャーになったのは牛肉へのこだわり。仕入れは牛一頭買いと聞き及ぶ。それぞれの部位を創意工夫されてお料理を提供されているようである。

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海鮮サラダ1580円。。かなりいい値段だけど品質もまあまあいい。ホタテはたぶん天然。食して初めてわかる。平目やその他の魚介も平均より高いレヴェルのものを使っている。

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黒毛和牛ミンチカツ980円。ジャンボサイズのミンチカツ2個(塩&デミ)は久しぶりに頂く。今回の訪問はこのミンチカツを頂くのが目的の一つ。

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メンチカツは、塩味とデミグラスソース味の2種類。

塩をまず食する。。

肉汁がしっかり出てくるミディアムな仕上がり。食べているとゴロゴロと肉がこぼれてくる。噛み応えもあってンチカツというよりもお肉を食べてる感じ。とても美味しい。            (゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー *Mさんパクリなり。

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赤身の肉が食べたかったのでお店の方に尋ねる。この日の黒毛和牛の赤身のステーキは、ミスジ、イチボ、ヒウチの4種。ロースは4800円、サーロインは5800円らしい。シャトーブリアンは6500円。普通の洋食屋にはあり得ない価格帯である。

私はマルシンのステーキ3400円を所望。ワインは最近サントリーの国産のものというかお店のアルコールがすべてサントリーになっていた。。昔はフランスのお手軽なワインがあったのに・・・・これは残念。。塩尻メルロー4500円くらいのものを頂く。

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昔の国産のワインを思えばとても美味しい。タンニンもしっかり感じるしベリー系の華やかな香りや樽感もあってしかも口当たりはとっても柔らか。。

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最後はエビのクリームパスタ1900円。これもチーズ感があってとても濃厚なんだけど昔に比べるとレシピが変わった感あり。残ったソースとバケットでワインを最後まで頂く。ごちそうさまでした。

大阪市西成区岸里1-3-21
12:00~14:30, 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日月曜日

Revo洋食 / 岸里駅天下茶屋駅北天下茶屋駅

大阪市 岸里大阪市 天下茶屋 洋食