住之江、安立、昭和町、浅香、宿院、平野、田辺のとん助は今まで制覇してきたが表記の店は全くノーマークであった。。お世話になっているデザイン会社社長とともに12時半頃訪問。味の洋食と書かれたテンとは渋く時代を刻んでいる。気になったのはメニューなどの看板が店の前に出ていない事。営業中と書かれた小さな看板と共通のとん助暖簾のみ。
ネットの口コミもほとんどない。平尾商店街の横にあるのだが住宅地のせいか人通りもほとんどない。覚悟を決めてエイヤ!と気合いを入れて入店する。。。
アルミサッシの引き戸を開けると客はなし。予想通り昭和な感じの店内。しかし古い感はあるがよく見ると掃除が行き届いている。厨房もピカピカ。というよりソースなどがカンテキに全くかかっていない。テーブルに座ってメニューを拝見。
奥の方から店主が私服で登場。とても穏やかな感じの方で「おすすめは」と聞くと「オムライス」か「焼き飯」とのこと。いやいやせっかくとん助に来たのだから・・・と思い再度聞くと「何でも美味しいよ」との答え。
粘り気のある触感のあるメニューを見るとすべてが激安。カリビアンの映画の宝の地図のようなメニューもかなり不思議。。。判読がかなり困難。
ここは、デフォルトの『とんかつ』ではなく「ダブル」1100円と『ライス』200円、『海老フライ』850円と『ポタージュ』380円を注文する。
注文してかなりの時間が過ぎる。物音はしない。。。時間が止まった感じの店内。まるでお茶室のよう。こんなところで静謐なひとときを過ごす事が出来るとは予想だにしなかった。
まず『ポタージュ』登場。色は真っ白。。かなり薄味な感じ。。好き嫌いがかなり別れそう。。玉ねぎと小さな海老が入る。新北島の同名の店のものとビジュアルは似通っているが味は全く異なる。
海老フライ登場。。丁寧に切ってくれている。海老のサイズと味も控えめ。衣はかなりしっかりした感じ。衣が春巻きのような感じになっていてパリパリする初めての食感。タルタルソースは塩分控えめ。。キャベツにのっかったマヨネーズがシュール。
つづいてとんかつダブル登場。デミソースがたっぷりかかった厚みも充分の大きなサイズ。付け合わせの野菜も大盛り。マヨネーズもどういうわけかてんこ盛り。肉はロースなんだけど脂分をまったく感じない健康的な感じ。柔らかいのに驚く。ソースは塩分控えめ。テーブルにある塩胡椒をかけてみるがそれでも足らない。
最近ブームの軽塩仕立てなのねとひとり納得。辛子をつけても物足りない。。このソースとお肉も好みが大きく別れるであろう。。減塩されている方には最適。。
ご主人定休日はないとおっしゃっておられた。。。
大阪市大正区南恩加島1-6-2
06-6554-4210
とん助 (洋食 / 西天下茶屋駅、岸里駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5