2023年03月

3月 雑記

3月も私の駄文にお付き合いいただきありがとうございます。よく行くお店の方から「ペロペロ日記を見たお客さんが来られた」とよくお聞きします。また掲載の店に行かれた読者様から「良かったです!」というメールもよくいただきます。多くの方に喜んでいただき本当にありがたい限りです。本日は今月の日記に掲載できなかったヘビーユースするお店などを忘備録として記します。

心斎橋商店街にあるモツ鍋の「やまや」を訪問。ビルの2階に位置するんだけど平日でも超満席。もつ鍋や一口餃子などをいただく。モツ(小腸)は冷凍なんだけど思いの外、新鮮で美味しくて鍋の中にアクが全く出ない。澄んだスープにモツの旨みが溶け込んでかなり上質なスープになる。価格も手頃で、さすがのモツ鍋チェーン大手の実力を垣間見る機会でした。

ヘビーユースする西成区の国道26号線沿いにある「力餅食堂玉出西店」で好物のカレーうどんと赤飯を所望する。カレーうどんは「肉多め」とか「刻み薄揚げ追加」とか「甘揚げ追加」とか客によって様々なオプションがあって面白い。

力餅食堂の「上鴨うどん」はツムラ本店の河内鴨を使用。肉もさながら脂がしみたスープがかなり美味しい。これもオススメです。。

この力餅食堂で人気が「中華そば650円とバラ寿司」。シンプルでケレンのない中華そばにはテーブルの上の胡椒をたっぷり振っていただく。錦糸玉子がたっぷり入ったバラ寿司も懐かしい味わい。心が豊かになる昭和の面影を残す佳店。

ある日の夜に大阪南港にある某Hホテルのイタリアンでパスタをいただく。シーフードのオイル仕立てなんだけど食材が全て冷凍系でかなり残念。ゴーストタウン化している界隈に飲食店がなくホテル内でも営業しているのはこちらの店のみ。グラスワインをいただいて会計は5000円・・・・悲しいな。。

こちらも普段使いでよく訪問する天王寺のあべのキューズモールの西側にある「アベノ珉珉」。

山椒風味の牛すじ煮込み、コリコリ食感の海老水餃子、海老の唐揚げ、揚げた豆腐の土鍋煮込み、他の中華料理店にはあまりない個人的に好きな「辣子鶏」は鶏肉のから揚げを大量の唐辛子や花椒などと共に炒めた物。酎ハイととてもよく合う。

住之江の東加賀屋の「洋食にし」でカキフライと豚ヘレかつ1400円。衣の立ち具合や豚肉の食感と旨味が秀逸。いい店です。。

尼崎で「鎌倉パスタ」のプレミアムコースをいただく。最初に「伊勢海老スープ」と「サラダ」。メインは大人気の「ウニとイクラのウニクリームパスタ」。昼時は女性のグループ客で超満席。。不味くはないけど美味くもない・・・・

ジムトレーニングの後で南船場の船場虎島で特選牛めし1210円をいただく。普段は牛鍋の定食をいただくことが多いんだけど今回は炭水化物摂取のため丼にする。好みによるけど少し甘辛が強いかなという感想。

おかげさまで40年くらいほぼ外食の毎日を過ごしております。読者の皆様のオススメのお店など教えていただければどんどん訪問したいと思っております。ミシュラン店や予約困難店もたまには行きますが訪問店のベースは大衆店で、普通に美味しいところが好きです。

また、「地元民が普段使いする名店」「美味しさもさながらとにかくおもろい店」「店主がいい味を出している店」「これだけは必食のメニュー」「こだわりが強すぎて困る店」「普通のメニューが普通以上に美味しい店」「考えられないくらい繁盛している店」「こんな値段でやっていけるか心配になる店」「海老料理の名店」などご存知でしたら shatyo@nori-net.jp(ぺろぺろ店主)まで連絡いただけたら幸いです。できるだけ早く訪問してこちらの日記で逐次報告させていただきます。。

4月もよろしくお願いいたします。


カテゴリー 未分類 |

すてーきはうす寿々

難波にある表記のステーキハウスを知人から紹介いただき訪問する。御堂筋の道頓堀南詰を西に入ったところの1階は焼肉店となっているビルの地下に位置する。ビルの階段を降りると重厚な扉があり、中に入ると12席くらいの鉄板カウンターが現れる。

席に案内いただき早速ドリンクを注文。この日は車海老のついたオススメコース13000円を所望する。BGMは90年代の懐かしい洋楽などが流れていてとても柔らかい空気感がある。サービスの女性がこちらで開業して15年とおっしゃってました。

最初にサラダ登場。一見普通な感じだけどかなり瑞々しい。2種類の自家製ドレッシングをかけていただく。

この日はベテランの女性シェフが担当。最初に野菜から焼き始める。穏やかで嫋やかなシェフとの会話もご馳走。丁寧に焼きこまれたエリンギ。豆腐、菜の花、蓮根などが供される。

続いて水槽から取り出した大きな車海老は九州産の天然物との事。鉄板の上で暴れる海老を見ながらワインをいただく。包丁とタナーを使って器用に皮を剥く手さばきはお見事。

焼きあがった身はプリプリで何もつけなくても甘くて美味しい。歯ごたえ抜群でパツパツと繊維が切れる食感もいい。大きいので食べ応えも満点。

頭の味噌部分や脚、尻尾もカリカリに焼いていただける。これも白ワインと相性抜群。

水槽に大きなサザエを見つけたので追加で焼いていただく。少し加熱して殻から身を取り出して肝と身を分けて丁寧に強火でさっと焼き上げる。手さばきの良さに見とれてしまう。サザエ以外にも大きな黒あわびも水槽に入っていました。

北海道産のカチョカバロチーズも追加でいただく。軽くスモークしたアッフミカータでさっと焼き上げてそのままいただく。表面がカリカリで中がトロトロもっちり状態でミルキーな味わいは赤ワインにぴったり。

メインの鹿児島産ヘレ肉登場。ど真ん中のシャトーブリアンを使用いただく。細かな小さしがとても美しい。好みの焼き加減を聞いて少量ずつタイミングを見ながら焼いていただける。

ステーキはニンニクを薄くスライスしてバターを使って低温で焼き上げた大量のチップと一緒にいただく。ニンニクは嫌な匂いがほとんどしない上質な大きな物を使用。表面をカリカリに焼き上げたヘレ肉は予想以上に脂が乗っていてとても柔らか。自家製ニンニク醤油、ポン酢、粗挽き胡椒でいただく。

この後はガーリックライスとデザートでフィニッシュ。アットホームでこじんまりとした店内で静かに美味しいステーキをいただける都心のど真ん中にある穴場店。界隈のホテルだと25000円以上する内容のものを気取りなくお値打ちにいただくことができる佳店です。

大阪市中央区道頓堀2-1-7 サン道頓堀ビルB1
06-6213-2939


カテゴリー 難波, 鉄板焼 |

炭火焼とんかつ大蔵

玉造にある表記のとんかつ店をランチタイムに一人で訪問。以前は同じオーナーが別の名前でされていて業態変更と同時に現在の名前となったらしい。JR玉造駅を東に徒歩1分の南側に位置する。

店名に記している通り、低温で揚げたとんかつを炭火で焼くことでサクッとした食感が倍増して肉の旨味とジューシーさが最大限に引き出され、脂身もバターのようにとろけて甘くなるとのこと。

Aセット3800円(ご飯・味噌汁・キャベツ付き)
・極上ロース
・リブロース
・上ヒレ

Bセット3800円(ご飯・味噌汁・キャベツ付き)
・極上ヒレ(シャトーブリアン)×2
・鶏胸カツ

Cセット4800円(ご飯・味噌汁・キャベツ付き)
・超極上ロース
・超極上リブロース
・超極上ヘレ(シャトーブリアン)

かなり強気の値付けでカツ丼も2800円。近辺の高校生が一人で食べに来ておられたのにもびっくり。今回はオススメのAセットを所望する。

セットメニューは3種類のとんかつを一品ずつ揚げて供されるスタイル。最初に大盛りキャベツの千切りが登場。

しばらくして、とんかつの一品目登場。岐阜県加茂郡の藤井ファームの無薬飼育のあんしん豚の特上ロース肉とのこと。炭火で焼いてから余熱を使ってじっくりと火入れをするために肉の断面は艶かしい色合いのレアに仕上げられる。

一品目はご飯などは食べずに、とんかつだけを食べることを推奨される。。二品目からはご飯・汁も一緒にいただくのが可。まず最初に一切れはスタッフさんの言われるままに塩のみをかけていただく。食感はサクサクで肉は驚くほどシルキー&ジューシー。肉の旨味もかなり強くて肉の味が濃いことが実感できる。

もう一切れは花山椒をゴリゴリとクラッシュしていただく。とってもいい相性にびっくり。こちらも豚肉の味が繊細かつダイレクトに味わうことができる。

続いては青森県十和田市の十和田ミートの無薬飼育・自然放牧豚の長谷川自然放牧豚の肩ロースが登場。適度な脂は融点も低く、かなり甘い。当然のことだけど嫌な匂いや癖は全くない。肉に歯がズブリと入っていく感覚がリアルにわかる。赤身部分は塩でいただいて脂部分は辛子醤油がオススメとのことなので言われた通りにする。ソースもあるけどこちらのお店ではあまり勧めてはいない。

最後にあんしん豚の特上ヘレが登場。こちらも中心部分が綺麗なピンク色に仕上げられる。一つは塩でもう一切れはバターでいただくのがオススメらしい。とんかつをバターでいただいたのは初めての経験。限りなく柔らかで、歯がいらない感じ・・・ヘレ肉にバターの油分と香味が加わってとても美味しい。。

様々なこだわりの中で完成された「とんかつ」は価格も含めて驚きの連続で目から鱗の状態で店を出る。高額メニューばかりだけど店内はずっと満席で営業時間はランチタイムのみとのこと。近隣にコインパーキングあり。あと、食べログ等の評価サイトへの投稿は禁止らしい。

以下こちらのお店の食材のこだわり
・豚肉は抗生物質、成長ホルモンフリーの無薬飼育の放牧豚を中心に使用
・揚げ油は純正ラードに自然放牧豚の背脂を加えたもの
・パン粉は東京の某パン粉メーカーの物を使用。衣の立ち具合、食感、風味にこだわりあり
・塩は沖縄県大城さんが作るミネラルの多いピュアソルト
・醤油は島根県松江市の松島屋のオリジナル無添加醤油。
・キャベツは中温のお湯に潜らせてシャキシャキ食感に
・味噌汁の味噌は愛知産の豆味噌と倉敷の無添加米味噌をブレンド
・ごはんは山形県特別栽培米雪若丸を使用

とんかつの世界もどんどん進化するね・・・・

大阪市東成区東小橋1-2-1
06-6976-3620


カテゴリー 玉造, とんかつ |