2023年06月

上方レインボー

生野区の玉造筋にある表記のラーメン店を訪問。JR大阪環状線「桃谷」駅南口から徒歩5分くらいの場所に位置する。周り(JR高架下等)にコインパーキングあり。カフェのような白い壁の店内はカウンター6席でカドヤ食堂で7年勤められた店主ともう一人のスタッフさんで切り盛り。

メニューは色々で限定のシーズナル商品も多くあり注文は迷いに迷う。しかしながら街場のラーメン店の価格と比べればどれも思い切った値付け(ほとんどが1000円以上)をされている。今回はこちらのお店の一番人気でスタッフさんオススメの「加里ラーメン1300円」に初めて聞く名前の「味玉アローカナ260円」をトッピングしたものを所望する

しばらくして着丼。スープは黒さつま鶏黒王、霧島高原純粋黒豚、黒毛和牛と煮干し等の魚介系の素材を合わせたスープにスパイシーでとろみのある解し肉の入ったカレーペーストを合わせたもの。麺は蕎麦のような茶色の全粒粉で小麦の味と腰が感じられて美味しい。どちらかというと低加水で喉越しよりも食感を楽しむタイプ。あとは白ネギ、青ネギ、ナルトに焼豚が入る。

焼豚は肩ロースとバラ部分、角切り背脂部分など数種類のものが入る。味噌漬けにしたような甘いものもあって面白い。分厚いメンマも柔らかくて美味しい。ラーメン店としてはかなり革新的でアグレッシブな商品を提供されるお店です。

大阪市天王寺区勝山4丁目6-3


カテゴリー 桃谷, 麺料理 |

SPICE 32 大阪駅前第一ビル店

駅前第一ビル地下にある表記のカレー店を始めて訪問。店の前を通ると引き込まれるような空気があり入店する。カウンターだけの店で店名通りスパイスカレーが主力。愛想のいいスタッフさんオススメの「やみつき台湾カレー1180円」を所望する。

しばらくして着皿。ミンチに入ったルーに薬味が生ニンニクと葱。鷹の爪も入っていてなかなか手強そうなビジュアル。一口いただくと思ったよりも刺激はない。辛くてむせるような感じかと思ったが旨味が強くてかなり美味しい。台湾ミンチと葱、ニンニクの愛想もとてもいい。卵を絡めるとマイルドに味変。スタッフさんがお店は神戸発祥と言っておられ、ずっと昔に天満宮近くにあった「辛口料理ハチ」のカレーが元祖らしくなるほどと納得。

商品名通りやみつきになる美味しさで「次回はホルモンカレーを食べてね」と言われながら店を出る。

*昔に東京で深夜営業のみの店でカレーを食べてびっくりするくらい辛かった記憶がある。噂によると何人かの客が病院送りと聞く。胃のピロリ菌が死滅する辛さで完食率5%と言っていたな。

大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第1ビルB2F
tel06-6341-8900
営業時間11:00-15:00/17:00-21:00


カテゴリー 梅田/JR大阪, カレーライス |

まさる

夕陽が丘にある表記の寿司店を一人で訪問。25年来通っている私が大阪で一番美味しいと思うお店。この地で商売をして27年と言っておられた。駅からも遠く、奥まった裏通りに小さな表札だけを掲げて店は存在する。店の前にコインパーキングあり。

17時からの開店なのでジャストオンタイムに入店する。美味しい寿司をいただくときは一人に限るというのが持論。お酒は飲まずに熱いお茶と一緒にしっかりと寿司に向き合うのがこちらの店でのいただきかた。

厳つくて坊主頭の吉村店主の握る寿司はとても繊細で細やか。酒肴は一切頼まずに握り寿司だけをお任せでいただく。主人は曰く「うちの店は寿司(特に米粒)を食べてもらいたいので寿司以外の「あて」は新地の料理店で食べてくれ」とよく言っておられる。多種多彩な寿司ネタは握りで40種類、巻物で20種類と圧巻の揃え方。

客のいないカウンターに一人座り、店主といろんな話をしながらマンツーマンで赤身を除いてどんどん握ってもらう。

寿司の扉は昆布〆の鱚から。この順番は20数年来変わらない。「6月の鱚は絵に描いたものでも食べろ」という言葉をどこかで聞いた記憶がある。続いて旨味が凝縮したコチ、上品な脂のアマテカレイ、コリコリ食感の鰺はネギと生姜が添えられる。皮目を炙った香ばしいカマスも旬真っ盛り。北海道産キンメには肝と芽ねぎが添えられる。シャリは他店の半分くらいの量なので一気に食すことができる。シャリの美味しさとネタとのバランスも素晴らしい。。

続いて塩でいただく剣先イカ、えんぺらの部分がたっぷりのシグニチャーの煮アワビ、独特のフォルムの車海老はこの店を代表するネタで中に頭の味噌が鋳込まれる。釧路のバフンウニ、レアに蒸しあげた渡り蟹は卵が甘い。最近希少となったいくらと続く。

後半戦は独特の磯の香りたっぷりの赤貝、かなり大きなサイズでふわふわの煮ハマグリ、炙って磯辺巻きにした鰻は大阪ならではのネタ。、山芋や色々な野菜の入った袱紗玉子でコースは終了。追加でこの時期ならではの脂ののった高級魚のアコウ、炙ったタイラギ貝、皮目を炙った鱧で終了。本当はもっといろんなものを食べたかったんだけどお腹いっぱい。ごちそうさまでした。

食事時間30分1本勝負でした。。値段は新地やホテルの半額。。。ここはほんと最高です!!

過去のまさるはこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |