カテゴリー:ビール
ジャンルで絞り込む

びすとろぽたじえ 10月【大阪市 玉出】

最近お気に入りの地元のビストロなんだけど良く見かけるフュージョン系でアーティスティックなフレンチとは全く異なり1980年代のボキューズやシャペルが作っていた料理を食せる希少なお店。お店の壁には当年75才?の肥田順シェフが働いていた頃のポキューズとの写真が飾られている。日本に帰ってからは辻調の教授をずっとされておられたと聞き及ぶ。

辻調を退職されてから同じ名前のお店を本町で長い営業されていたんだけど今年になって生まれ育った住吉に移転。カジュアルだけど本物のヌーベルキュージーヌをしっかりと食べることが出来るとても嬉しいお店である。以前に一度だけ行って大ファンになった。

2016-10-19-19-16-00

アラカルトメニューもたくさんあるがプリフィクスになったコースメニュー6000円がお得でお薦め。アミューズは焼き茄子の冷製スープ。多分これはフランスにはない料理と思う。透明感のある滑らかな味わいのなかに焼き茄子の香りがふわっと漂う。

スープとともに豊中の有名店「boulanger TAKEUCHI」のパンと特製の豚肉のリエットが登場。これはいくらでもお替わりが出来るらしい。

2016-10-19-19-20-28

前菜はこの店で個人的に一番好きなシェフのスペシャリティーのフォワグラのテリーヌ。専用の壷に入れて焼き上げてそれを大きなスプーンでこそぎ取って盛りつける。見た目の華やかさはないけど滑らかで口に入れると濃厚で特有のネットリしたレバーの旨味にうっとりする。脂っぽさや雑味や癖は全くない。今まで食したフォワグラ料理の中でナンバーワン。添えられた無花果とともにピノノワールで喉に流し込む。

2016-10-19-19-20-32

前菜2皿目は鹿肉のパテ・アンクレットをチョイス。いわゆるパイ包み焼き。山陰地方によくいる害獣の鹿ではなく北海道の食用にされる蝦夷鹿と聞く。部位はお尻の赤身部分。フォンドボー(胸腺肉)を入れて風味と脂分を足していると言っておられた。クラシカルなスタイルのパテだけどしっかりと肉の味がして食べ応え満点。ワインとハーブに漬け込んで下処理をしっかりしているので臭み等は全くなし。

2016-10-19-19-33-39

別注文のサーモンマリネ1800円はリオンのレストランで出される古典的なもの。塩とハーブとオイルでマリネされたサーモンの上にトマトのソルベがのせられる。サーモンの塩っけとソースとして使われる滑らかなトマトソルベの相性にビックリ。ムシャムシャ一気に食べてしまう。

2016-10-19-19-33-44

これも別注文の南仏野菜の煮込みとポーチドエッグ1600円。玉子の上のソースにはほうれん草で色付け。ナイフを入れると卵の黄身が飛び出してビジュアルの美しさ満点。ラタトゥーユの美味しさも突き抜けている。塩の加減がとてもいい。すべての料理に共通するのが味の輪郭がしっかりしていてぼんやりしたものがない。

2016-10-19-19-46-26

メインディッシュは小鯛のじゃがいも鱗焼きでポールポキューズのスペシャリティ。本来は平目を使ってするんだけどそれのミニチュア版。塩分の立ったソースも秀逸だし、ウロコに模したじゃがいもがパリパリの食感でふわふわの小鯛と一緒にいただくととても不思議な小旅行体験ができる。

2016-10-19-19-46-44

別注文の豚バラ肉の黒ビール煮込み1800円。トロトロに煮込まれた巨大なバラ肉は脂がしっかりと落ちていて思ったよりもあっさりしている。焦がし玉ねぎで作ったソースが美味し過ぎて卒倒しそうになる。下ごしらえ含めて手間と暇のかかった古典的なオーセンティックなフレンチはどの皿も突き抜けた美味しさがある。

デザートは好きなものを好きなだけいただける。個人店でここまで揃えている店は珍しい。

2016-10-19-20-03-52

グレープフルーツの皮のコンフィチュールやグレープフルーツのコンポート、プリンのようなもの、自家製フィナンシェ、マンゴーのタルト、真っ白のコーヒー風味のブランマンジェ、チョコレートケーキ、シャーベット2種、グレープフルーツのカモミールシロップ漬けなど・・

2016-10-19-20-01-21

食後は青カビチーズを所望。一緒にプロバンスの超甘いワインを出していただく。貴腐ワインではないけどディケムをいただくような幸福感に包まれる。当然ブランディーやグラッパもあります。

コスパも素晴しく価格以上の価値は間違いなくあると確信。出来ればカウンタ−を予約してシェフと料理の話をしながらいただくとよりいっそう食事が楽しめる。特にフレンチに携わっている料理人は彼が現役のうちに仕事を見ておくことをお勧めします。

大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568

ワインビールフレンチ大阪市 玉出

リ・メキシカンバル メヒカメリヤ【大阪市 長堀橋】

南船場のバルスタイルのメキシコ料理店。2014年の開店以来連日の大盛況。1980年頃からメキシコ料理ブームが何度か来そうな感があったがなかなか定着しなかった。ミナミの「ピンクアドベ」やココスが経営する「エルトリート」もうまくいかなかった。

「テクスメクス料理」は一般的にはメキシコ風のアメリカ料理で個人的には大好きなジャンルでアメリカに渡航するときはファストフードを中心にメキシコ料理ばかり食している。

2016-10-09-21-15-30

こちらのお店もリ・メキシカンという名がついており「今までにないメキシカン」の業態を目指していると推察される。大正区や港区、天満でバールを展開されている実業家のオーナーのセンスが店のあちこちにちりばめられたかっこいい手作り感溢れる店舗内装やアイテムもいい空気をかもし出している。

2016-10-09-21-15-41

まずはメキシコのテカテビールで乾杯する。アルコール度数の低い、水のようなビールだけどライムと塩を乗せていただくと酸味と苦味が合わさってそれなりにパンチのある味となる。9月末にメキシコに視察にいってこのビールばかり飲みまくった記憶がある。

2016-10-12-19-52-17

食事の扉はお店の方お薦めの「メヒカナリア・カウボーイチップス」680円

2016-10-12-20-02-18

その名の通りカレー味のスパイシーなチーズソースにチップスを付けていただく。ソースが思いのほか美味しくて病み付きになる。

2016-10-12-20-13-32

ホットチキンウイングはテキーラに漬け込んだ手羽元を揚げたものをホットソースで絡めたもの。先月アメリカで同じようなものをいただいた。ビールが進みまくる。

2016-10-12-20-15-33

お店の方お薦めのメキシカンピザのケサディージャ。生地のあいだにチーズが入っていてフライパンで焼いただけのもの。メキシコ人の典型的な朝ご飯で日本で言う卵かけ御飯のような感覚のものらしい。ちなみにケサはチーズの意味。

2016-10-12-20-15-46

これにハバネロソースをかけていただくとお酒が進みまくる。

2016-10-12-20-21-00

こちらのお店のシグニチャードリンクの「コロニータ」フローズンマルゲリーターにコロナの小瓶を突っ込んだもの。ビジュアルのインパクトもあってこれを目的に来る客も多い。さっぱりしたフローズンマルゲリータに苦味が混じって何とも言えないテイストである。総量は1リットルくらいあってしばらく楽しむことが出来る経済的なドリンク。

コロナだけに限らず、ストロベリーやマンゴーなど様々なフローズンマルガリータにメキシコのSOLビールやチェリービールなどを組み合わせたりもできて女性客に大人気。

2016-10-09-22-02-48

テキーラも種類がたくさんあって「効きテキーラセット」なるものもあり飲み比べをすることが出来る。クエルボのシルバー、レポサド、かなりコクのあるアネホ。店主がメキシコで買ってきたクリスタル(非売品)。

2016-10-12-20-26-20

姉妹店で大人気の手作り生ソーセージ。いい食材を使って加水せず結着剤や保水剤を使用しない本物のソーセージである。これは鮮度保持の問題等もあり、なかなかありそうでなかった。

2016-10-12-20-26-45

初めて頂いた海老のチリージョ。今やどこにでもあるアヒージョだけどそれにメキシカンチレを合わせたもの。スパイス感がとってもいい。アヒージョは個人的に好きなのは海老・砂肝・マッシュルーム。店によって全然だめなところもあってけっこう奥が深い気がする。

2016-10-12-21-09-20

ステーキ三種盛り。羊と牛肉の希少部位と熟成されたメキシコ産のサーロインの盛り合わせ。ラムチョップも柔らかくてとても美味しい。ボリュームも満点で怪獣みたいに肉を食べ尽くす。

2016-10-14-13-21-30

こちらのお店のスペシャリティーである「ファフィータ」具材はチキンと海老とローストビーフがあるんだけど今回は3種のミックスバージョン1930円でお願いする。

目の前の鉄板でジュージューいいながら山盛りになった海老・鶏肉・ローストビーフ・野菜にテキーラでフランベ。それをトルティーヤと自家製ソースで巻いて食べる。演出も楽しいし何よりも美味しい。サルサソースも秀逸。ハバネロをかけまくってバクバク頂く。

難しいメキシコ料理店じゃなくて普段使い出来るバルな内容で、何よりも楽しい時間を過ごすための美味しくておしゃれで嬉しいお値打ち感満載の料理と空間をしっかりと提供されている。大きなプロジェクターもあって結婚式の二次会や様々なパーティーなどにもドンピシャでいろんな使い方が出来そう。大箱だけど超人気店で入れないことも多いので予約して行くのをお薦め。

大阪市中央区南船場4-10-19
06-6282-7939

大阪市 長堀橋ステーキメキシコ料理ビールバルレストラン

けやき【大阪市 心斎橋・四ツ橋】

昨年から友人に勧められていたアメリカ村にある寿司店を訪問。高級飲食店ばかりが入るビルの2階で人通りの少ない阪神高速寄りなので若い客や一見の客はほぼ入らない。入店すると8人掛けのL字のカウンタ−のみの瀟洒なお店。ご主人と若い職人さんの2人で切り盛り。

ビールをいただいてから「けやきコース」というお任せコースをいただく。ご主人はホテル阪神やリッツカールトンの寿司部で修行されたと言っておられた。

2016-10-10-14-42-52

突き出しは青菜のお浸し。かなり濃い味付けだが許容範囲。お造りは最初に高級魚のメイチ鯛登場。ほんのり甘くてモッチリした食感が特徴で梅肉醤油と塩でいただく。

すかさず日本酒を所望する。そのあとは超高級魚の「アカッポ」登場。夏の魚でよく似たアコウとは違いクエの仲間。五島列島でよく獲れると聞いたこともある。美味しさは言わずもがな。

鯨のさえずりは甘い濃いめの醤油でいただく。これも日本酒が進みまくる。

2016-10-10-14-45-51

日本酒もたくさん取り揃えておられてこの日は少しずつだけど7種類のお酒をいただいた。

2016-10-10-14-43-50

爪折りした一夜干しにした秋刀魚をタレ焼きにしたものは焼き松茸が添えられる。続いて諸味味噌に付けられた豆腐と日本酒で焼き魚の口を洗い流す。今季初のレアに火入れされた雲子ポン酢も特上の味わい。トロトロに仕上げられた茶碗蒸しには煮鮑とその肝が入る。

2016-10-10-14-44-33

握りの扉は甘甘の剣先烏賊。細かく包丁で目を入れる。昆布〆にした細魚もかなり大きなサイズで食べ応えあり。中トロは苦手なので再度アカッポを握っていただく。浅めに締められた、小肌は2枚付け。富山の白海老も大好物。

2016-10-10-14-45-08

かなり大きなサイズの煮穴子はくだん界隈によくあるような煮込みすぎたべちゃべちゃなものではなく魚体の稜線がきちんと残る凛とした仕事が美しい。

小鉢に入った雲丹とイクラのミニ丼。甘い玉子と追加の赤足海老でフィニッシュ。新地で同じようなものをいただくと3万越えの内容。この店はその約半額くらい。ワインやシャンパンもあっていろいろな使い方が出来るお店です。

2016-10-09-21-15-30

そのあとは南船場で友人が経営するメキシカンの「メヒカナリヤ」を訪問。過日に34才のオーナーと一緒にメキシコに飲食店視察に行ってきたばかり。この日も客だらけの大箱超人気店。

2016-10-10-14-39-53

この店のシグニチャードリンクのコローニータはマルゲリーターにコロナビールのミニボトルを突っ込んだもの。いくら飲んでも量が減らない不思議なお酒。

2016-10-09-22-02-49

そのあとは高級テキーラの揃い踏み。一番右側はメキシコでしか販売されていないクリスタルテキーラで普通あり得ない価格。  しかし飲み口はソフトであとからアカベの香りが口一杯に広がって優しい余韻がいつまでも続く。秋の夜長にこういったお酒はドンピシャだな。

メヒカナリアのお店は近日に再度訪問します・・・

大阪市中央区西心斎橋1-9-20
06-6251-8750
17:00~翌2:00
定休日 月曜日

寿司大阪市 心斎橋・四ツ橋ワイン日本酒ビール