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【2017年4月】店主のグルメ備忘録Vol.1 大阪・京橋や北新地の名物居酒屋&立ち飲み巡り

梅田で飲食店経営の友人と訪問した「勝男」は茶屋町を中心に界隈で4店舗展開。こちらは大阪で「口八丁」や「勝男」など70店舗以上の飲食店を展開する「ガラ」という会社の運営。店舗情報や会社の情報もほとんど開示しない謎の経営でも有名。

阪急の高架下の店舗はファザードもかなりチープ。席数は90席の大箱。。

生ビール180円を目当てに私の年齢くらいのおっさんグループが集まり19時以降は満席となる。焼きラーメンや砂ずり、とん平焼き、厚揚げ、馬肉などを頂くがどれもビックリするくらい口に合わない。というか美味しく作ると言うカルチャーがそもそもないと思われる。

このお店の求人募集を見ると時給950円で「ピアス・ネイル、髪色自由!メニューも少ないので覚えやすい」と書かれてあった・・・大変な時代である。。

シグニチャーメニューの唐揚げと手羽先も食べると皆が黙り込む・・・ビールをしこたま飲んで帰りましたとさ。。

姫松交差点西にあるビルから帝塚山3丁目駅前にサイズダウンし瀟洒なリストランテとしてリスタートされた老舗イタリアンの「Largo」。自宅から徒歩圏内なのでワインを頂きに遅掛けに訪問。前菜とニョッキをつまみながらグラスワインを楽しむ。カウンタ−6席でコース料理が中心。オープン記念のお得なコースが10000円。泉州の漁港で買い付ける鮮魚を使った料理がお薦めとの事。界隈のこのサイズの店では内容・価格ともハイグレード。

阿倍野のキューズモールの北端にあるヴィアあべのウオークの地下のアベノ眠眠本店でたまに食べたくなる鶏の唐揚げを肉厚の丸い四川唐辛子と一緒にいためる「辣子鶏」。花山椒や葱の香りも良くて冷たいビールと相性抜群。レギュラーサイズ900円。(写真はハーフサイズ550円)

住吉駅すぐのWa-coffeeでティーブレイク。林檎のタルトは自家製のマンゴーのアイスとともに頂くがマンゴーと言われるまで判らない・・・バナナかなと思ったぐらい上品な食味。マダムは林檎の季節は終了なので自家製のアイスクリームを作りまくるよ〜と言っておられました。

ワインビールその他料理

四川麻婆 天天酒家 なんば西店【大阪市 難波】

難波方面での若手社員君と仕事打ち合わせの帰りに通りかかった歌舞伎座裏の「串カツ店」にウォークインで入店する。店に入ると酸化した油の匂いが充満。生ビールを頼んでお任せコースで頂いたんだけど口に合わずに6本で断念して退店する。ビール2杯で一人2300円の会計に残念な思い。

その足で普段よく行く焼き鳥屋や小料理店を目指すが行きたい店はすべて満席。見ると以前ピザ屋があったところに綺麗なファザードの中華料理店があり、餃子1人前90円の大きな看板につられて入店する。

店内は赤を基調にした中華そのものな感じだけど今時の間接照明でお洒落な雰囲気にまとめられている。女性客も多く王将の客層とは全く異なる。店の真ん中には円卓もあってグループにはぴったり。カウンタ−もあって一人客でも大丈夫。メニュー掲載の料理の価格も良心的で社員君が調べてみると「情熱ホルモン」や「焼肉五苑」でおなじみの「五苑」マルシングループのお店。これなら安心といろいろと注文する。

溢れワインなる2杯分の量がある白ワイン480円を頂いてから90円の餃子を所望する。眠眠のような皮の柔らかい野菜たっぷりのヘルシータイプ。特のどおってことないけど1人前90円はかなり嬉しい。2皿目からは5ヶ280円。

大衆店なのであまり期待をしていなかったが中華冷や奴380円を頂くと予想以上の美味しさにビックリ。カリカリに揚げられた雑魚の歯ごたえもよくて豆腐自身も大豆の味がするしっかりしたもの。大学生の接客スタッフも教育されていて彼らと軽口を言いあうのもいいスパイスになる。

続いてアルバイトスタッフさん絶対お薦めの手作り感が満載の薩摩知覧鶏焼売380円はあっさりしていながら味に深みもあってプリップリで大きくて食べ応え満点。醤油をつけずにそのまま頂く。

こちらのお店は利用する用途によって内容の異なるコース料理もあり、カジュアルにいろいろな本格四川料理が楽しめるようになっている。

こちらのお店の名物の本格四川麻婆豆腐880円を白いご飯と一緒に所望する。10分くらいで熱々で土鍋でグツグツ煮えた、見ただけで辛そうな別府のかまど温泉のようなオドロオドロしい様のものが登場。

レンゲですくってふーふー言いながら食すと深みのある中国産完熟唐辛子と熟成豆板醤(多分・・・)の辛味とコク、花椒のしびれが咥内を刺激する。いきなり頭皮の汗腺がパーンと開いて汗が流れ出す。ご飯の上にのせて麻婆丼にしてもいい。高級店とほとんど変わらない旨味たっぷりの痺れ辛さが何とも言えない。痺れのせいか汗だけでなく涙も出てくる。2人で食べてもハーフサイズで良かったかと反省する。

この他の料理もおいしそうなものばかり。一番高い料理は土鍋で供されるフカヒレの姿煮2980円。この日はお酒を2杯いただいて会計は一人1800円でした。。餃子の90円はかなりお値打ち。。周りを見ると平日なのに幸せそうな顔をした客でずっと満席。次回は大勢で再訪します。

大阪市中央区難波4-3-15
06-6645-4129
営業時間11:30-14:30/18:00-24:00
無休

大阪市 難波中華料理串カツワインビール

すし豊 4月【大阪市 松虫】

大阪で有名な飲食コンサルタントの先生と一緒に阿倍野にある表記の店を訪問。カウンタ−8席と小上がりだけの昭和な寿司店。値ごろ感もあってご主人が楽しいので普段から一番良く行く地元のお店。

ご主人とご子息、奥さんだけの絵に描いたような家族経営。最初に生ビールを頂いて生もずくを所望する。普段は和歌山のものだけどこの日は徳島産と言っていた。さっと湯がいた熱々のもずくをを鶉の玉子の入った汁につけて頂く。シャリシャリした食感と磯の香、生山葵の辛味がとてもいい。食べ終わったらもずくの香りとエキスの入ったタレに同量の夏の間に仕込んで冷凍した鱧の出汁を入れて頂くという趣向。

酢味噌の塩梅が口に合うホタルイカと静岡産の旬の桜海老の造りを頂く。海老は髭をちゃんと取っているので口に刺さらない。独特のかそけき甘味と噛み締めたときの海老の旨味が口の中で広がり、人肌に燗していただいた白雪の本醸造ととてもよく合う。

今シーズン最後の水槽で泳ぐ琵琶湖の本モロコを炭火焼で頂く。塩を入れた氷水で活締めしてから炭火でじっくりと焼き込む。食べる前にご主人から食べ方の指南が入る。最初は唐揚げ状態になった頭だけをかじって日本酒を口に流し込む。続いてお腹の部分を頂いて最後に尻尾を食べる。三杯酢をつけて頂くんだけど日本酒が進みまくる佳品。

握りの扉はいつものように大阪湾のハリ烏賊。中に胡麻が鋳込まれていて塩と酢橘で頂く。ぱりっとした食感とあっさりした食味が特徴。紅葉おろしとポン酢で頂く平目の縁側は大好物。締めたヒラマサを巻き込んだ蕪寿司は天王寺蕪を使用。「味が三回変わってから飲み込んでね」とご主人の弁。最初に蕪の酸味を感じて次にヒラマサの旨味、最後に唐辛子のピリっとした辛味を感じる。このお店ではこれを「味の三段ロケット」と呼ばれる。

初夏の訪れを感じる瀬戸内産の平子いわしはすし飯にとても良く合う繊細で優しい身質。江戸前の仕事をした煮蛤も上質。片面を炙ったカンパチも脂が甘くて日本酒がよく進む。握りながらも客が飽きないように魚の話や食材の話をいつも熱心に聞かせてくれる。

続いてふわふわの身の紅ずわい蟹、自家製の唐墨の擂り下ろしを挟んだ貝割れ大根。この時期ならではの鯛の白子も椅子から落ちそうになるくらいふわふわでネットリしてコクがある美味しさ。鯖の漬けはこの時期ならではの上品でさっぱりした脂ののり。「この店で一番柔らかい寿司」と言って出される300gオーバーの鮑を2時間かけて蒸しあげる煮鮑。

「この店で一番固いよ」といいながら提供される口の中で暴れ回るイクラは岩手県の産卵直前の川に遡上する前の完熟卵を1年分塩漬けして冷凍する。冷凍することで塩が熟れていい塩梅となるらしい。

「口の中で溶けちゃう穴子」は熱々のふわふわでスフレ状態。「提供されて15秒以内で全部食べてね」とのことよ〜熱いうちに食べてね〜」と言いながらさっと炙って塩をかけて供される泉州産の脂乗りまくりの煮穴子。最後はこの店のスペシャリティの烏賊の印籠詰め。 ヒイカの両端に卵、真ん中に白子が入っている。軽く炙られた烏賊は柔らかくて香ばしくて部位によって味と食感が異なるこの店ならではの唯一無二の美味しさ。

お酒が少し残っていたので自家製唐墨を頂く。下から鮎、平目、ボラ。。。途中で作りかけの鯛の唐墨を見せてくれる。。卵の黄身の唐墨も作った事があると言っていた・・・(味はイマイチらしい)

お酒をしっかりいただいて会計は一人1万円弱。来週からは和歌山の稚鮎が登場。ご主人の 名前は安田豊次、だから「すし豊」。いい店です。。過去のすし豊はこちら

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

寿司大阪市 松虫日本酒ビール