料理屋 稲家 1月

北新地の定期訪問している表記の和食店に久しぶりに会う知人と伺う。北新地駅11-23出口から徒歩1分にあるグルメビルの「北新地プレイス」7階に位置する。

2021年2月にオープン以来ずっと通っているお気に入り店で三宮のミシュラン店の「植むら」で修行をされた向井理そっくりの店主が営むお店。18時と21時一斉スタートの2回転制でおまかせコース 19800円(税・サ別)のみ。支払いは3万円くらい(高級ワインやシャンパンをいただくとかなりの値段になる)。好き嫌い、苦手な食材は事前に聞いていただける。

お店はカウンター8席のみで予約は3ヶ月先になるので私は年間予約をしている。場所柄ホステスさんとの同伴食事客が多い。自然に店は華やか(賑やか)になり、20時には食事が終了となるようにされている。

客が全員揃うとご主人の挨拶。先付けは「数の子味噌漬け」「菜の花芥子和え」「紅白膾」「自家製からすみ」の盛り合わせ。京焼きの鶴の器も美しい。

日本酒の酒器は大きな桐の箱の中から選ぶ。

煮物椀は伊勢海老と富田林産海老芋の白味噌仕立て。この時期ならではの鶯菜も添えられる。伊勢海老ってやっぱり美味しい。海老の味噌の溶け込んだ出汁はコックリしたいい味わい。

刺身は寒平目の昆布しめ。。。いい脂がのっていて旨味たっぷり。

仕上げに炭火で皮目を焼きこむ鯖の棒寿司。。

この日は純米酒や生酒を中心に4種類のお酒をいただく。

女性作家の酒器はとても穏やかな色合い。

炭火で焼いた河豚はとても香ばしい。皮のゼリー寄せが添えられる。

店主が年始に市場で380万円で競り下ろした福岡産のアラ(クエ)を使った玉地蒸しはおろしポン酢でいただく。(すごい出費にびっくり)

炭焼きにした鰤としんみりと鰤の出汁で炊き込んだ大根。。こういった料理が最近美味しいと思う年齢になった。

煮物は蓮根饅頭と熊ミンチのそぼろ餡掛け。元気が出そうな逸品・・・

食事の最初は釜炊きの白ご飯で、炊きたてのアルデンテご飯が一文字で供される。

白菜ご飯の出汁は蜆を使用。。

質素だけど白菜の甘みもしっかり感じられてとても美味しい。。

名物の牛時雨ご飯もしっかりといただいた。

いちご大福と煎茶でフィニッシュ。21時スタートなら席に少し余裕があるといっておられてました。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177


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