2022年12月

山はしる 12月

年の瀬が近づく中、天神橋6丁目駅12番出口から徒歩1分、中崎商店街の入り口にある表記の焼き鳥店を友人と訪問。焼き鳥激戦区である天満周辺ではダントツの美味しい焼き鳥を提供する店として有名。紹介制なのと席数が少ないので予約は取りにくい。普段焼き鳥を食べる習慣はないけどこちらの店は大好き。私が紹介する友人のほとんどが常連となっている。

店のファザードに店名表記は一切なし。高級日本料理店のようなしつらえの店内はカウンター8席のみ。料理はコースになっていて8000円。お酒はワイン、シャンパン、日本酒など高級なものも含めてなんでもある。鶏は状態の良い朝挽きの丸地鶏を仕入れて季節の素材とともに提供する。

料理は全てご主人のワンオペ。焼き鳥店での修行経験はなく、イタリアや香港で料理を学び、科学と論理を使った火入れの方法や下ごしらえ、味の重なりなどを独学で研究。焼き上がりの鶏肉の水分量とシルキーな食感を生み出すためのオリジナリティーのある手法にはいつも敬服する。

カウンターに客が揃って一斉スタート。隣席は裕福そうな韓国人の若いカップル。食事の扉は温かいおぼろ豆腐。。冷えた身体が一気に暖まる。。今年最後の胸肉の刺身はしっとり&ねっとり食感が特徴で一口いただいただけで普通の鶏ではないことがわかる。続いてかなり新鮮な鶏レバーの刺身。これも言葉にならないくらいの美味しさ。。。

この後、本日提供される焼き鳥のプレゼンテーション。ピカピカと光る鶏肉がとても美しい。

焼き物は砂ずりからスタート。包丁を入れて花が咲いたように焼き上げるのが特徴。とてもシルキージューシーな食感で、ありがちなゴリゴリ食感はない。続いて遠火で柔らかくレアに焼き上げる心臓。脂たっぷりのぼんじりもスモーキーな臭いや焦げ感のない上品な味わい。続いてのささみもしっとりと焼きあがっていて繊維をほとんど感じない。箸で切れるくらいの柔らかさにびっくり。

そして、こちらのお店のスペシャリティのモモ焼きはなんども水につけて余熱で芯温が上がらないように時間(25分)をかけて丁寧に焼き上げる。最後に皮を外して、もう一度焼き込んでから供される。ジューシーな柔らかさと旨味とコクは比類のない美味しさ。

日本酒もたくさんあってこの日は辛くないものを数種類いただく。

脂たっぷりのセセリも仕事が丁寧。鴨の薫製肉を高級食パンで挟んだサンドイッチ。もも肉を使った鶏鍋、自家製の厚揚げ、胸肉を使ったチキンカツはとてもシルキーな食感。小腸の入ったうどんと柑橘でフィニッシュ。この日もお腹いっぱいで大満足。。いいお店です・・・・

過去の山はしるはこちら

大阪市北区浪花町5-2
050-5325-7472


カテゴリー 天神橋筋六丁目, やきとり |

中国料理 好天

堺東にある表記の中華料理店をランチタイムに訪問。堺東駅から南に徒歩3分の住宅街に位置する。店の前にコインパーキングあり。地元の友人のオススメ店。

ランチメニューは8種類
・豚フィレ肉のやわらか酢豚 950円
・特製海老のピリ辛ソース 950円
・麻婆丼 750円
・麻婆丼セット 900円
・鶏のからあげ 油淋ソース 950円
・鶏のからあげ 豆板醤添え 970円
・好天風葱汁そば 750円
・好天風葱汁そばとご飯のセット 950円

友人お勧めの酢豚を所望する。人気店なのでランチタイムは常に満席となるらしい。。

油のコーティングが綺麗な酢豚登場。豚肉はヘレを使っているのでとても柔らかい。甘酢も優しい味わいでとても上品。とろみのある玉子スープもホテルライクな淡い味わい。もやしナムルも口直しにぴったり。総じて価格以上のクオリティーがある。次回は隣の女性客が食べていた海老のピリ辛ソースをいただきに来る予定。

堺市堺区一条通20-13
11:00~14:00
17:30~20:30(LO)
日曜祝日定休


カテゴリー 堺市, 中華料理 |

天丼の店 玉天

寺田町北口から徒歩3分の表記の天丼専門店を訪問。隣はとんかつで有名なとん亭。両店共に昼時は行列ができる人気店。

8坪くらいの店内はカウンター7席のみ。全く喋らず黙々と天ぷらを揚げ続けるご主人と丁寧な物腰でホスピタリティ満点の奥さんの2人で切り盛り。

メニューは

・天丼(揚げ玉子入り)、
・天丼(ちくわ天入り)、
・塩天丼(しそ風味のひじきごはん)、
の3種類のみで全て1000円。

ご飯の大盛りは50円追加、海老の追加は1匹300円。この日はクリスマスイブだったので奮発して揚げ玉子入り天丼に海老を2匹追加する。

しばらくして着丼。一番下にカリカリに揚げられた大葉の天ぷら。奥にはホクホクのかぼちゃの天ぷら。太くて食べ応えのある海老はブラックタイガーと思っていたけど天然のアカアシ海老とのこと。この海老が上質でかなり美味しい。。薄衣でレアに揚げた玉子は箸で崩して中に天つゆを流し込んでから崩していただくのが良いと記されていた。店名にもあるこの玉子の天ぷらの技術力には脱帽。

半熟の玉子天の味わいを最大限に活かすご飯の硬さや塩分と醤油控えめの天つゆ、食材によって異なる天ぷらの仕上がりなど大衆店なのにレベルが高すぎてびっくり。寺田町は滅多に来ないけどいい店多いね。

大阪市天王寺区大道4丁目1-3
11:30~15:00/夜18:00~20:30
日曜日定休


カテゴリー 寺田町, 天ぷら, どんぶり |