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飛鳥荘

21日(木)奈良の猿沢の池のほとりにある料理旅館にて会食会。。友人の経営で今日もお呼ばれする。 駅からのタクシーの道すがら昔に観光で人力車に乗ったことがあったのを思い出す。。 お店は政府登録観光旅館。。東大寺、春日大社、奈良公園など名所史跡のすぐ近くにあり奈良観光をするにはぴったりの宿。 2時間の会合の後宴会となる6000円くらいの会席コースであるが調理人のレヴェルが高く何をいただいても美味しい。。。また細やかな手仕事をしていることも見て取れる。。。 zensaihasun.JPG 梅酒で乾杯の後は焼きなすの山芋掛けの先付け、養老豆腐に海老チーズ、山桃の蜜煮に鯵の棒寿司。。ちょうど土用丑の日だったので大ぶりの蒲焼が鎮座。。安い価格の料理なのにしっかりと手仕事をされているのはさすが老舗の貫録 suzuki.JPG 焼き物代わりのスズキの吉野餡かけ。。。素材も味のあたり(加減)も完璧。。。 yanagawa.JPG 鰻の柳川鍋も焼酎にドンピシャ。。。ええ仕事しはる。。接待係の方もかいがいしくお世話をしていただく。。ああこれが日本の宴会って感じか。。。 soumentenpura.JPG 三色そうめんでのどを潤し、野菜の天ぷらはかなり技術が高い。。。久しぶりに宴会場でいいてんぷらをいただいた。。昔の古い、いい仕事である。。 ご飯と汁ものデセールは帰りの電車の都合で遠慮させていただいた。。。 価格以上の価値があることは確か。。 部屋の中のちょっとした絵や掛け軸、廊下の絵や額などいいセンスである。 旅館のロビーにも奈良の国宝目録などの本もありゆっくり滞在して部屋で見てみたいと思った。 露天風呂から興福寺の五重の塔が見えるのは有名。。 私どもの橿原にある「ほうらんや」の5重の塔バーグはこの風呂で思いついたことを報告する。。。 五重塔バーグburogu.JPG こちらの旅館のHPはこちら 奈良市高畑町1113-3 0742-26-2538

飛鳥荘旅館 / 近鉄奈良駅


カテゴリー 奈良県, 和食 |

まさる 6月

今や老舗の風格を醸し出す夕陽ケ丘の寿司店。北新地の高級店ほど敷居が高くなく、しかしながら一級品の食材を選びぬいて私がいつも感心するくらいのええ仕事を普通にされるご主人のこだわりに敬服。 しかも価格は北新地の半額。。。。当日だと席が無いと思い、開店間際を狙って予約。到着すると先客がすでに何組か入っておられた。。人気ぶりがよくわかる。。。まだ夕方の5時半だぜ。。。。。 masatukuri.JPG 最初に造り盛り合わせを所望。ねっとりとして独特の脂の風味を持つコチは今が旬。。シマアジも秀逸。軽くあぶった太刀魚も身と皮の間からええ脂の風味を感じる。。。皮の部分だけ加熱された鱧も滋味深い上品なええ脂を感じるし、巨大なこれ一つ何ぼするねんと思われる蒸しアワビはそのサイズしか醸し出すことが出来ない深いあわび自身の味を感じる。。。もうこれだけでノックアウトされてしまいそう。。。これだけでビールを2杯いただく。造りを食べて「ほなさいなら」というのもつらいので寿司をいつものようにどんどこ握っていただく。。。 sono1masa.JPG お始めのキスの握りはまさにかそけきお味。。軽く昆布で〆て中に木の芽を射こむ。。これぞまさに初恋の味か(笑) アマテカレイはまさに名のごとく上品な甘い脂を感じる高級魚。鰯の漬けは軽くあぶられて余分な脂のくどさを落として握られている。。周りの客もこの鰯はすごいと絶賛していた。。仕入れの目利きもさながら仕事の確かさは超一流。カマスの握りも皮をさっとあぶっておられる。握られる寿司は形も端正で気品漂う麗しいもの。 sono2masa.JPG キンキの握りは肝と芽ネギを乗せて。。。皮目も深い味があってどこまでこの店主は私を別世界に連れて行くのかと思えるくらいの佳品。。。コハダは堂々たる1枚付け。。。しっかりとした締め具合はまさにディスイズコハダ(そのままやけど・・)を確認できるもの。。日本酒との相性は比類なし。。本当はこの時期に出るシンコ(稚魚)を狙って訪問したんだけど仕入れが1キロ5万円とのこと日本中のどの魚より高いやんけ~って感じ。。。歩留まり半分として100グラム1万円の肉食えるやんけ~と驚く。。。シンコは次回の楽しみにして続いては春日鯛の昆布でぐるんと巻いたのは写真撮り忘れ。。。(残念) 続いてのエビはこの店の今やスペシャリティ。射こんだエビ味噌と絶妙な火入れによるエビの甘みが超最高。。。エビ好きの私は失神寸前になる。。続いてのトロは食べれないのでパスしたが見ただけで素材の良さは了然である。 hamaguri.JPG これもご主人のスペシャリティで煮蛤。。同じようなものを出すところが最近増えたが似て非なるものが多く素材と火入れが超ハイレベルすぎ~である。ふわふわして貝の味がしっかり残って味も濃すぎずこれも日本酒にドンピシャである。。。ほんま・・あんまりにも旨過ぎて昏睡状態に入ってしまいそうやった。。 masa3.JPG 続いての鰻もスペシャリティ。。。熱々の鰻は寿司店では反則技。。。旨過ぎイエローカード。 シャコは卵が入りまくってパンパン状態。。毛ガニは味噌を乗っけてまさに今が旬。。。名物のふくさ卵も出汁の味といろんな魚や野菜が入って実に楽しい。。。 uni.JPG ウニの握りは「やっぱウニは北海道やね・・」との私の感想に「それ淡路産です」との答え。。私の知る限りの淡路島や日本海付近で取れるウニの淡白さとは全く別物。。もちろんミョウバン臭さは全くなし。こんなええレベルのウニも久しぶり。。「6月になって淡路のウニも美味しくなってきましたなあ・・・」と普通に話す御主人の吉村氏。。 sono4masa.JPG 普段あまり食さないホッキ貝もコリコリで美味しすぎ。。新しいせいか貝の癖全く感じられず。。。小柱もいただいて。。。お腹パンパン。。。 takomasa.JPG 焼酎がグラスに残っていたのでタコの柔らか煮を所望。。粒マスタードとの相性も秀逸で形を崩さずにここまで柔らかくなるタコ君にも敬服。。。日本料理店真っ青の技術。。。まさにあっぱれとしか言いようがない。。。この店来たら普段の倍は食してしまう。。。私の中のキングオブ寿司屋。。。


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |