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こうふく屋 *大淀中のセルフ立ち飲み(再訪)【大阪市 福島】

11月に訪問して約1週間後となる月末、日曜日の夕方に表記の店を友人を誘って再訪する。このブログの読者様に紹介いただいた大淀の人気立ち飲み店。JR環状線「福島駅」からあみだ池筋に出て北西に歩いて12分という歩きごたえのあるところに位置する。

調理場を囲むL字型カウンターと外の窓に向かったカウンターがある。2Fにも席があるとのことだけど不明。この日は店主さんのワンオペでお客さんが片付けなどを手伝っておられた。フードメニューは天井から吊るされた手作り感のある丸太のようなものがメリーゴーランドのように回っていて、そこに貼り付けられているものから選ぶ。そしてそれを紙に書いて渡すシステム。この丸太は何回見ても見惚れてしまう・・・

ご主人は店内に貼ってある案内の通り(「お料理に注力しているので塩対応です」との説明あり)料理に集中されている。普通の居酒屋のメニューよりもワンランク上のメニューは全て注文したくなるようなものばかり。日曜日の夕方だったので男性客のみならず女性グループや上品なジーンズ姿の高齢ご夫婦など客層も多彩。

お酒は全てセルフサービスになっていてグラスも棚から自分で取るルール。おしぼり、箸、取り皿、マドラーなども同様。日本酒は瓶を店主に持って行って注いでもらう。焼酎ソーダ割りは氷、炭酸水等はセルフで用意し、店内に設置の焼酎コーナより好きなものを取りスタッフさんへ伝達し、量を伝えるとそれを別グラスに入れてくれる。このシステムが画期的で個人的には大好き。

売り切れているものは別の場所に張り出される。天然鯛や本鮪など高級食材は早い時間に売り切れ必至。

お得感満載のおばんざい3種は玉子がゴロゴロ入ったポテサラ、高野豆腐の玉子とじ、エビのチャプチェがたっぷりと盛り込まれる。ポリポリ大根の松前漬けもお酒の肴にピッタリ。目に前のおでん鍋で即席で作る色々きのこの煮物。脂たっぷりのニシンの焼霜作りなど・・・割烹料理店でいただいている気分になる。これらが全て400円台という値付け。

だし巻き玉子400円も安定の美味しさ。ボラの白子の塩焼きも唸る美味しさ。スイッチが入り、お酒が止まらなくなってきたのでカラスミ大根までいただきました。居心地の良さも相まって料理のクオリティの高さとコスパに今回も感動。

「こうふく屋」という名前は嘘をつかないな・・・・駅からは遠いけど帰りの距離は気にならなくなる。ごちそうさまでした。

49歳の友人がプロレスデビュー。子供の頃からの夢を叶えられたことに乾杯・・・

前回のこうふく屋はこちら

大阪市北区大淀中2-5-7
06-7509-6461

大阪市 福島 居酒屋

とんかつ康四郎 *大阪のとんかつ最高峰【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

友人8人で表記の店を貸切で夜に訪問。現在、大阪を代表する高級とんかつ店の一つと言われる。大阪メトロ長堀橋駅・心斎橋駅・本町から徒歩5分くらい。昔からある農林会館のビルの向かい側に位置する。近くにコインパーキングたくさんあり。

こちらのお店は大阪で豚料理を中心に10店舗くらい展開されている「たゆたゆグループ」の経営で元フレンチシェフの川端社長自らが腕を振るうお店。ランチタイムは訪日外国人でいつも満席。夜もなかなか予約の取れない店となっている。

お店の1階はガラス張りの仕込み専門のキッチンでその2階がとんかつのお店になっている。店内は厨房を囲むL字型のカウンター12席のみ。店主の川端氏がワンオペで豚肉を揚げ、カットする仕事を至近距離で見ることができてライブ感は満点。

今回は18時半一斉スタートの6銘柄食べ比べとんかつコース 8800円を所望する。(昼メニューはとんかつ3種3,500円のセットとプレミアム豚の4,900円のセットの2種。)
最初に本日使用する豚肉のプレゼンテーション。揚げる仕上がりの異なりで最初からパン粉をつけておくものもある。

豚の品種や部位の違いでそれぞれ使い分けるパン粉が異なる

最初に名代ヒレカツサンドが供される。ビジュアルもかなり美しい。内側のみバーナーで火入れ。サクサクのトンカツはひたすら柔らかい。このサンドイッチは追加でテイクアウトもできる。。

続いて初めていただく「揚げないとんかつのサラダ仕立て」。低温調理した豚肉に炒めたパン粉を纏わせるらしい。海老芋と白葱があしらわれ、柚子風味の白味噌ドレッシングでいただく趣向。完全にフレンチな感じだけど味は和風。

岩中豚のロースカツは脂身の方からかぶりつく。土佐天日干し甘味塩が添えられる。脂と赤身が層になった贅豚リブロースカツは豚醤油と地辛子でいただく。名物のパン粉に紅麹を使った紅いミンチカツの下は舞茸のリゾットが敷かれていてミンチカツを潰して一緒にいただく。薩摩茶美豚(三元豚)のヒレカツには薄くカットしたグリエルチーズと完熟胡椒が添えられる。LYB豚のヒレカツは馴染みのある自家製ヒレ専用ソース、満州豚純粋種の特上ロースカツと続く。

放牧泥豚の肩ロースカツはデュクセルソースでいただく。様々な工夫を施されたとんかつで大満足。

締めはバラかつと長芋の茶漬けかバラかつカレーを選ぶことができる。どちらも一口サイズなので両方いただくのがお薦め。デザートの手作りわらび餅は黒胡麻のソースとさつまいものアイスクリームが添えられる。 リアージュフレール社の紅茶「エロス」でフィニッシュ。トンカツが美味しいのは当然で店主の話も面白く、とてもいい時間を過ごすことができました。予約はテーブルチェックにて・・・

過去の記事はこちら

大阪市中央区南船場2-10-24 2F
06-4307-6546
昼 1部11時~12時/2部12時15分~13時15分/3部13時30分~14時30分
夜 18時30分〜
定休日 日曜・月曜

大阪市 心斎橋/四ツ橋 とんかつ

いわや *丹波篠山の人気ボタン鍋専門店

生の猪肉が解禁になったので丹波篠山の表記の店を半年ぶりに訪問。大阪駅から快速で1時間。篠山口駅からタクシーで田んぼと畑の農道を通って30分の鄙びた場所に位置する。

茅葺屋根の店は風情満点。お店はいつも満席で完全予約制で訪問日の1カ月前から予約ができる。名物の猪鍋は猪猟可能期間の11月から3月までで食事中も予約の電話が鳴りっぱなしだった。

創業は、今から40年ほど前に現店主の父親の先代が、この場所が気に入って家族の反対を押し切って飲食店を始め、厳選した一頭買いの猪肉を冷凍ではなく生で提供する事に拘ったのが始まりとのこと。

店の入口には大きな猪の剥製が鎮座。店内にもいくつかの猪の剥製が飾られる。板張りで床暖房の入ったの大広間は大小の囲炉裏が点在し囲炉裏を囲んで食事をするスタイル。

ほとんどの客がこの時期ならではの「ぼたん鍋5400円」を注文する。

最初に突き出しの篠山名産の黒豆の枝豆が提供される。栗とともに篠山の秋の名産となっている。猪肉(写真は7人前)は子供を産んでいない3歳のメス猪を一頭買いして提供。鍋の野菜も地元のものを使用。山芋や田舎こんにゃく、黒豆豆腐など珍しいものも入る。

最初に猪肉を全て味噌鍋へ投入。続いて山芋や大根等の根菜類を投入する。ひと煮立ちしてからは葉野菜や葱等を投入して、更にひと煮立ちすればいただけるとのこと。

サイドメニューのアマゴ塩焼き800円を所望する。串刺しにされたピクピクと動くアマゴを囲炉裏で焼き上げる。片面25分ずつじっくり炭火で焼き上げると骨までいただけるとのこと。

数種類の味噌を合わせた出汁は全くアクが出ず、煮詰めても辛くならないのが不思議。
あっさりした味噌出汁と旨みたっぷりの脂身を纏った猪肉との相性が抜群。いくつかの部位の猪肉は癖などは全くなく柔らかく脂身も全くしつこさを感じない。カロリーも牛肉の半分くらいでビタミンBが豊富で高タンパク低カロリーとのこと。野菜のおいしさは特筆もの。

最後は自分の田んぼで作るコシヒカリを使ったご飯が供される。丹波産のコシヒカリはブランド米で価格もトップレベルらしい。汁の残った鍋の中に生卵を入れ2分くらい煮立てて半熟になったところを白いご飯の上に乗せていただく。猪肉と野菜のエキスが染み出た味噌味の黄身ご飯は驚くくらい美味しい。春は地元でとれる山菜鍋がお勧めです。

過去の記事はこちら

兵庫県篠山市火打岩495-1
079-552-0702
営業時間 11:00~20:00
定休日 4月~9月(毎週木曜日)10月~3月(無休)

兵庫県