検索結果:

すし善 大丸店

私が若い頃からずっと有名で札幌の寿司業界を牽引して来られた創業40年の表記の寿司店の出店をランチタイムに訪問。本店は円山公園の近くにあってピ〜ンとした空気のなかで北海道の食材をふんだんに使った江戸前寿司を頂き、感動した記憶がある。

カウンタ−に案内いただき生ビールとタコの柔らか煮のどびん(頭部分)を頂く。あまり時間もなかったので最も廉価な握り10貫と吸い物のついた1674円(税込)のセットを頂く。若い握り手さんがひとつひとつ丁寧に提供して頂けるので好きなペースで頂ける。私が箸を持つのが下手なのを見て少し強めに握り方を変えられたのには驚いた。

握りの扉は鯛から。熟成をかけているのか〆ているのか判らないけど柔らかくてぱさつく感じ。鮪が苦手と申し上げると生の北寄貝を握ってくれた。そのあとはコリコリのイカの耳部分。鯖はあまり脂がのっていなかった・・・。イクラ、甘エビも普通。気遣って私にお腹部分を切り付けてくれたオーロラ系のサーモン(写真なし)は北海道産と言っていた。帆立も甘いけど特にどおって事はない。

ズワイ蟹のお腹部分のほぐし身も普通。最後の上質な厚焼き卵と青さ海苔とぶぶあられの入った清し汁で〆。これだけのものを一つずつ握って頂いて1674円はかなりお得でこれ以上のネタはさすがに限界があるのであろう。シャリの美味しさや隠し包丁、握りの技術は当然の事ながらハイレベル。この価格で静かでいい空気感の中、ゆっくりとランチを頂けるのはなかなか希少な存在の店である。

札幌市中央区北5条西4丁目7 大丸札幌店8階

すし善 大丸札幌店寿司 / 札幌駅(JR)さっぽろ駅(札幌市営)北12条駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 北海道, 寿司 |

大新

チンチン電車沿いの阿倍野警察前の地元密着大衆中華料理店を訪問。昼はお得なランチセット、夜はアラカルトが中心だけど19才から中華料理一筋のご主人の作る本格大衆中華料理は界隈のチェーン店とはワンランク上の味わいの異なりがある。

この店で嬉しいのがほとんどのメニューにハーフサイズがあって少しずついろいろなものを食べる事が出来ると言う点。チョイ飲みにぴったりで何を注文しても丁寧に作られるので外れはない。

最初に餃子と瓶ビール大。野菜多めのパリパリの薄皮餃子は好きなタイプ。好物の海老天もビールが進みまくる。鶏肉の麻辛炒めは付け合わせの野菜が秀逸。酢豚もハーフサイズだけどボリュームたっぷり。

奥さんの接遇も親切で廉価な甕出し紹興酒を奨めていただき飲みまくる。最後はシェフ得意の麻婆豆腐で〆。花椒をたっぷりとかけて頂き痺れまくる。白ご飯を頂いて丼にして完食。この時点で歩く事が出来ないくらいの腹パン状態・・・

大阪市阿倍野区阿倍野筋4-11-11
06-6623-4619
営業時間11:30~14:0017:00~23:00
定休日水曜日

 


カテゴリー 未分類 |

丸元

難波にある表記の店で友人と打ち合わせを兼ねた会食。私がミナミでヘビーユースするお気に入りのお店の一つ。この日記でも10年くらいは掲載されている。本来は寿司店なんだけどスッポン料理が美味し過ぎて客の半分以上がスッポンのコース5400円を所望される。今回は半年振りの訪問。ずっと昔はプロゴルファーの杉原輝雄プロや叶姉妹の姿も見た事がある。

お店は河童ラーメンの横の路地を入った閉鎖立地。昔から隣にあった風俗店も潰れて今は格安居酒屋となり時代の移り変わりを感じる。お店は外観含めて完全に昭和な感じ。働いてる方々も全員シニア。スッポンを捌くところをライブで見る事が出来るカウンタ−とテーブル席5つ、2階は座敷になっていて15人くらいは入れたと記憶する。レジにどかんと座る女将さんの姿を見つけ挨拶してテーブルに着席。

最初にビールで乾杯をしていつものようにお造りの盛り合わせ。このパターンは15年くらい変わらない。鮮度のいい甘海老、旬の赤貝、剣先烏賊と雲丹。。。好みを言えば好きなものを盛り合わせてくれる。玉子もおいしいのでお薦め。。

まずはスッポンの血が登場。林檎ジュースで割るかワインで割るかを聞かれるが当然ワインでお願いする。ワインは昔から甘口の赤玉ポートワインを使用。しかしながらお店の方のお薦めは林檎らしい。生臭さ等は全くない。。

続いて突き出しのエンペラと腸をポン酢で和えたもの。プリプリした食感が特徴で河豚の皮のような感じだが味はもっとあっさりして繊細。

ビジュアルが美しすぎる肝と卵のお造りは塩をかけて上質な海苔に巻いて頂く。イヤな癖などは全くなく新鮮そのもの。胆嚢は噛まずに飲込む。ピクピク動く心臓も食べつけたらクセになる。

この日は角ハイボールを最後まで頂く。ボトルで提供されてセルフで作る感じ。飲んだ分だけ適当に請求。焼酎等も同様・・・とても判りやすくて便利な仕組みなり。

ここでお待ちかねのスープ登場。2階の座敷で頂くときは鍋で提供されるがカウンタ−では銘々でお椀によそって出していただける。椎茸や餅、豆腐、白菜もたっぷり入って栄養満点。生姜の効いたスープはとても滋味深く例えようのない美味しさ。一人の時は刺身とアテを食べて仕上げにスープという使い方もいい。

2杯目は味を変える為に鷹の爪やニンニクパウダーを入れるといきなりパンチ感がでる。いろんな部位が入っていて甲羅部分のエンペラはつるつるで、 首の肉や前足の付け根の肉はよく動くので身が締まってシコシコした食感。スープを吸った白菜を始めとする野菜が突き抜けたおいしさ。

ラーメンの神座の社長がこちらのお店のスープを自分の店のスープの手本にしたとずっと昔に聞いたことがある。

最後は雑炊で〆。ご飯と玉子と葱だけの潔さ。押し麦が少し入っているのがこちらの店の特徴。久しぶりに2杯目も頂いた。

デザートは季節のフルーツ。ケレンがなくて普通に美味しい。

すっぽんは高タンパク低カロリーでビタミンAやビタミンBが大量に含まれていて良質な必須アミノ酸がたくさん含まれている健康食材。それが廉価で頂ける希有なお店。予約しての訪問がお薦め。

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休


カテゴリー 難波, 日本橋, 寿司, |