2022年12月

うどん うばら【大阪市 谷町九丁目/上本町】

上本町にある表記の人気うどん店を訪問。時分時に店の前を車で通ると常に7人くらいの客が行列しているのをよく見ていた。この日は13時半ぐらいだったので3人待ちで入店。

並んでいる時に注文を聞いてくれるのもありがたい。入店すると店内は入り口近くのご主人の前のカウンター席が5名。奥のカウンターが5名、4人がけテーブルが1つ。全ての調理をご主人が行う。

メニューのオススメは「ぶっかけ」でその他に温かい出汁のうどん、カレー、冷やし、つけ汁等の各種うどんが並ぶ。さらにおにぎりやミニ丼などとセットになった定食も用意されている。この日はエビ天ぶっかけに人気の舞茸天を追加トッピング。

しばらくして着丼。厨房にある製麺機で作られた細めのうどんは透き通っていてツルツルした食感。グニューとした柔らか目の麺なんだけどしっかりコシのあるビユーンと伸びるタイプ。出汁は柔らかくてあっさり目の鰹出汁。

肉厚の舞茸天ぷらの火入れが素晴らしい。。細めの麺なのでいくらでも食べることができる。店の近くにコーンパーキングたくさんあり。。さすがの繁盛店です・・・営業時間は昼のみ。

大阪市天王寺区東高津町9-19
06-6764-3157

うどん うばらうどん / 大阪上本町駅谷町九丁目駅鶴橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町 麺料理

立ち呑み処 呑んべえ(どんべえ)

明石にある表記の店を休日の昼に立ち飲みマニアの友人と訪問。JR明石駅から魚の棚商店街を抜けた場所に位置する。商店街にある明石焼きの店はどこも観光客で大行列。

お店はザ・立ち飲みといった風情で20名くらいが入店できるキャパあり。ご主人と奥さんで切り盛り。店内の常連率はかなり高い。14時を過ぎると「まえもん」と言われる午前中に漁港でセリにかけられたものが入荷する。店の開店直後は刺身は提供されないらしい。

ドリンクを注文して目の前にある作り置きの大鉢のアテをいくつか所望する。そのあと入店順に順番に刺身を注文していくルール。注文があってからご主人が調理場で魚をさばくシステム。すぐ横に地元漁師の客がいて丁寧にルールを説明いただく

お酒とともに最初にバイ貝をいただく。大阪では見かけない大きなサイズで食べ応え満点。

刺身はカワハギと甲イカを注文。透き通った身の烏賊は別格の美味しさ。新鮮なカワハギの美味しさは言わずもがな。刺身はどれも500円。刺身以外のメニューも500円以下のものばかり。

カワハギの煮付けも新しいので身がホクホクでシコシコ食感。味付けもかなり上手で魚の味わいが最大限に生かされた感じ。魚体が小さいので刺身では流通しないこの地ならではのご馳走。出てくる魚はどれも一級品でびっくり。

魚の棚商店街にある「たなか屋」もオススメと言われていたんだけどこの日は定休日。なかなか味のある良いお店でした・・・・

明石市本町2-1-10
080-5318-9872
12:00~22:00
土曜日休み

立呑み処 呑べえ立ち飲み / 山陽明石駅明石駅西新町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

居酒屋 兵庫県

藤久(ふじきゅう)【大阪市 難波】 【大阪市 日本橋】

日本橋にある表記の和食店を10年ぶりに訪問。若い頃に味吉兆で修行をされたご主人の喰い味重視の仕事は何をいただいても美味しい。私の友人の年配の方々はこの店の和食が大阪で一番と言われる方が多い。

お店はカウンターが8席と2階にテーブルが2卓。料理は昼夜ともに6000円・9000円 ・12000円(全て税別)となっていて品数は全て同じ。今回は予約時に、ご主人の手元が見えるカウンター席にて12000円の料理を品数少なめで所望。料理は寡黙で物腰柔らかなご主人のワンオペ。15年前に一緒に働かれていた奥さんは玉造玉造でkotikazeというお店をされているのは有名。

先付けは大きなズワイ蟹の甲羅で飾られた蟹の身と味噌がたっぷり入った茶碗蒸し。。蟹の足はお酢でいただく趣向。滋味深く温かい茶碗蒸しで凍えた身体が和らぐ気がする。

続いての煮物椀は昔と変わらない突き抜けた美味しさ。彩り豊かな椀種はこの時期の定番の白甘鯛の蕪蒸しで摩り下ろしたカブラの食感と甘さと甘鯛の組み合わせが秀逸。出汁も甘鯛の脂が浮かんでとてもいい感じ。北海道産の大葉百合根と古い割烹仕事の「餅銀杏」にも感動。

この日は最初にハイボールをいただいて椀刺身は和歌山の純米生酒をいただく。

酒器が豊富でどれもセンスのいいものばかり。料理もテンポ良く出てきて、ご主人の仕事のスピードと正確さは見ているだけで楽しい。店内は界隈の店のように力が入っていなくてとても過ごしやすい。。

刺身は平目と炙ったえんがわ、細魚、包丁目をしっかり入れた剣先イカ、赤貝の4種盛。修行先の吉兆のお店ならではの飾りの捻人参と胡瓜が美しい。。

合肴は河豚三昧。口に入れると綺麗に解ける皮の煮凍り。焼き河豚と唐揚げの3種盛り。日本酒が進みまくる。。

強肴は鴨鍋。真鴨を使用。。ヘモグロビンたっぷりの身は野趣あふれる味わい。ふわふわの鴨団子も若い頃に茶事の出張料理でいただいた懐かしい鉄分を感じる個性的な味。兵庫県の宍粟産の葱も鴨同様に力があって食べ応え満点。鴨と野菜が相まったスープは比類なき美味しさ。この料理には芋焼酎の伊佐美をロックで合わせる。

食事はセコガニの殻を器にした蒸し寿司。。これも安定の美味しさ・・・

デセールは走りの苺の盛り合わせとkotikazeの甘味2種。10年振りの訪問だけど全く変わらない丁寧で綺麗でトラディショナルな和食をいただきました。食後にご主人と「10年間こちらに伺えなかったのは、ずっと堀の中にいましてん・・・」というと「知ってます、道頓堀でしょ!」との返しがすかさず入る。

ごちそうさまでした・・・・・・

過去の藤久はこちら

大阪市中央区日本橋2-7-28
06-6632-4037

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