2014年04月

グリル光陽

西天満にある昭和系のステーキ屋さん。創業40年らしい。西天満交差点を北へ入って通り右側に面した場所にある。外観は昔の喫茶店のような感じ。平日は会社員でいつも一杯。この日は土曜日だったので狙いを付けて1時過ぎに訪問する。カウンター11席、テーブル席が16席。

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主力メニューの名物牛肉薄焼き ワンハーフ(6枚) 1000円 を所望する。一枚約25gぐらいの肉をシンプルに鉄板で焼く。塩胡椒はしない。

肉が4枚のシングルは800円、8枚のダブルは1200円と言う価格構成。

野菜はもやしだけ。注文が入ったらおもむろに別のフライパンで炒められてバターを多めに入れる。出来上がりまで5分かからない。これが人気の秘訣かもしれない。

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御飯とみそ汁と共にジュージュー言いながら出てきた薄焼きはしっかりとした厚みもある。食すとそれなりの肉の旨みも感じられるけどほぼ味がしない。

メニューや店の入り口に黒毛和牛と書かれていたので店長に部位と産地を聞いてみるとやはりオーストラリア産のハラミ肉ということ。

おろしポン酢につけて頂くとそれなりに美味しい。かなり美味しいという加減でないところとシンプルな調理方法が長続きのポイントと見た。客も飽きないのであろう。手軽に肉を食べたい気分にぴったり。

もやしの髭と細さが個人的に気になるのは私だけ・・・夜は黒毛和牛のヘレ肉を使ったコース料理。これはかなり高級で高い・・・

大阪市北区西天満5−15−9
06−6365−6718
11:00~14:00
17:00~22:00

グリル 光陽ステーキ / 南森町駅大阪天満宮駅なにわ橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 梅田/JR大阪, 西天満, 南森町, 洋食 |

手作り弁当 満腹のりちゃん

私どもの会社が東大阪のトラックターミナルに出してる安うま弁当店。
お客様のハートを満腹にをコンセプトに現在絶好調なり。

オープンして1周年を迎え新商品をどんどん展開。
この日は大セールだったので視察を兼ねてとんかつ弁当税別565円を所望する。

ボリューム満点のとんかつはアメリカ産。塊で仕入れて手切りをしてスジを切って肉たたきで叩いて伸ばす。
すべて手作業。。。粗めのパン粉をつけて植物油で注文ごとに揚げる。
12種類の香味野菜と果物とワインをいれてマヨネーズの酸味が利いた濃いくて甘くて酸っぱい特製ソースがかなり美味しい。ガーリックオイルと胡麻がポイント。

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このボリュームがこの店のウリ。。この他にも蓋が閉まらないくらい唐揚げが入った唐揚げ弁当はモモ肉を10時間下味をつけて2度揚げしたもの。2種類の醤油と生姜とニンニク、豆板醤、赤ワインでつくる濃厚なタレの焼き肉弁当などパンチの効いたお弁当が勢揃い。

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その秘伝の焼き肉のタレを使って焼き上げるステーキ弁当を試作。オーストラリア産の柔らかくて上質な肉が安く仕入れる事が出来たので利益を限りなく低くして5月から夜メニュー専用で販売予定。
レギュラーサイズは820円で販売予定なんだけど写真の450グラムの1ポンドステーキ弁当は1980円。
というかかなり強烈なボリュームとビジュアルなり・・・乞うご期待。。

東大阪市本庄西1−8−44
6744−1811


カテゴリー 東大阪市, お弁当 |

吉すし

友人と鶴橋の商店街のはずれにある表記の寿司店で会食。すぐ近くにはよく似た名前の有名な創作グルメ寿司店があるんだけどそこには行かないのが私流。

昔から卸売り市場の魚屋さんが常連という客層。この日も市場の若い魚屋さんが2人でええもんばかり食べまくっていた。お店は基本的に天然物ばかり。ネタケースを見ると普段お目にかかれないかなりいいものが並ぶ。

突き出しは泉佐野で揚がる鳥貝の小さなものの酢みそ和え。旬真っ盛りなのでとっても美味しい。

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ビールのあてに愛知産のたこを頂く。味はとても深いんだけど私には少し固く感じる。昔はこの店2坪くらいの屋台みたいな店だったんだけど10年くらいしたら普通の店舗?になっていてビックリ。

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日本酒もたくさんそろっていて十四代の名品がゴロゴロ冷蔵庫に並ぶ。客が一升ごとキープするらしくて3万前後の日本酒が人気と聞いて驚く。辛くないものをとのリクエストをすると和歌山の平和酒造の紀土(KID)というお酒をすすめていただく。
そんなに高くはない酒だと思うんだけど味、香りともにしっかりと主張する旨口タイプ。切れも良くてすいすいと美味しく頂く。

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握りは最初は細魚から。これは愛知産。味がとっても深い。。

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この時期しか食べる事が出来ない泉州産の生の鳥貝。かなりでっかくて口に入らない。普通に流通する鳥貝はボイルされてローラーで伸ばされたものを良く見かけるけどこのサイズはなかなか目にする事はない。かなりのお値打ち。。

泉佐野、田尻でもこのサイズの鳥貝はなかなか揚がらないだろう。昔、千代松という泉州の料理屋が大きな鳥貝を買い占めて客に提供するので食しに行った記憶がある。この日の仕入れも「このサイズの鳥貝は15個しかなかったよ」というご主人の談。いいものを産地ですべて買い占めているのであろう。。生でも半端なく甘くて生貝特有の香りとクセが貝好きの私にはたまらない。

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鳥貝といえば宮津ブランドが有名なんだけど最近は銀座でも泉州の鳥貝がトップブランドとして使われていると聞き及ぶ。醤油を塗るとぴくぴく動いてとても色気があって艶かしい。

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隣の客が愛知産の巻貝の焼き物を注文したので私も同じものを頂く。砂浜にあいた穴を見つけて塩をふって捕まえるマテ貝はたまに頂くんだけどそれよりも太くて食べ応えがある。貝特有の香りと甘味がお酒にドンピシャ。これも初めて頂く逸品。

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泉州産のヒイカ。小さいんだけどとても上品な甘味と歯ごたえがある。4月が旬で今しか味わえない。足が早いので生食は珍しい。よく似たものを回転寿司で見かけるが似て非なるものである。

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真っ白に炊かれた泉佐野の穴子は旨味満載。柔らかいふわふわの穴子を珍重する風潮の中でこの旨味と滋味を持つ炊き方と食材の目利きに驚く。

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本ミルガイがあったので所望する。いわゆる黒ミル貝。流通量が全く異なるので価格が白ミル貝より数段高いので扱う店はまれ。この辺りで会計が心配になってきたが酔いもあって気にしないようにする。白ミル貝でもかなり高いのにな。。。

当然黒ミルの方が断然甘みが強くて味が良い。多分ブランドの愛知の三河湾産。豊かな旨味が滑らかでシコシコして4月だけの稀少贅沢品。

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産地でしか普通は食さない肝を一緒に出してくれる。生で頂きたかったけど火入れした本ミルの甘味は筆舌につくしがたい贅沢なものがある。水管の掃除など下処理もめんどくさいのにこの店のご主人は注文ごとに水洗いをされる。美味しいといえばどうだと言う顔をされるのもわかりやすい。

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泉州でとれる25センチ級の赤足海老のボイル。旨未満載で味噌が甘甘。海老好き星人の私は一発でノックダウン。

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この店名物は淡路産の地雲丹。まだ時期が早いので味はまだ乗っていないけどミョウバンを使用していない大量のウニが、胡瓜巻き6貫の上に載せられて出てくるのに驚く。

隣の客は胡瓜巻と別に雲丹一舟を丸ごと出してもらって自分で乗っけて食べていた。苦味も生臭さも全くなくて磯の香りとが後口に残る。舌の上で甘く溶けてお酒が進みまくる。

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飴色の鯛は旨味が半端でない。ご主人に聞くと関空の禁漁区のところで穫られたものだから鯛が肥えまくっていると言う事らしい。かなりヤバいね・・・でもうまし。こんな店なかなかないな。。。

大阪市生野区鶴橋2-5-23

吉すし寿司 / 鶴橋駅桃谷駅玉造駅(JR)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 鶴橋, 寿司 |