小好寿司【大阪市 梅田/JR大阪】

中津で経営セミナー参加のあとお世話になっている不動産会社の方と表記の店で会食。阪急電鉄京都線阪急梅田駅茶屋町口より徒歩1分、カッパ横町のすぐ近くのもうすぐ創業50年(らしい)の12席の三角形のお店。

客筋もよく近くの病院お先生やお金持ち外国人もよく訪問される。中国、韓国、台湾、スペイン、アメリカなどいろんなところから来られるが御年80のご主人はどこの国の言葉でも対応出来るインターナショナル鮨職人。店に通路がないので人影のないカウンタ−の後ろの扉を開けて入店する。少しテクニックが必要だけど女将さんが親切に教えてくれる。

まずはキリンの冷やしビール(こちらの店ではそう呼ばれる)で乾杯してまずはお造り盛りあわせ。

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大振りにカットされた天然ブリと平目、鯛、鮑ちゃん。名物のあわびちゃんはいつもコリコリで美味しすぎる。この店ではネタはすべて「ちゃん」づけで呼ばれる。生の肝の磯の香が元気が出る感じでいい。

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毎年この時期だけでてくる秋しか採れない高知産の筍の四方竹(しほうちく)をすすめていただく。切り口が四角いのが名前の由来。秋が旬のタケノコと言うのが珍しくて嬉しい。10月の一周目に毎年市場に出回って11月になると終了。

シャキシャキした歯ごたえとほのかな苦みが特徴。東京では超高級食材として取り扱いされている。で、味も春のタケノコより染み込みやすく、地元では数少ない秋の山菜として古くか。皮を剥いたとたん変色するので現地で茹でられたものをクール便で出荷されている。整腸作用や高血圧に効くらしい。

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ここから常温の黒松白鹿を啜りながら握っていただく。まずは好物の蛸。レアに湯がかれて味がとても深い。

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巨大赤貝は磯の香が強烈。ヒモと身がセットとなっている。貝類はすべて塩で頂く。ご主人の塩の降る所作も芸術的。

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同伴者はカマ部分の大トロ、中トロ、赤身のマグロ3兄弟。冷凍だけど大振りの海老の握りも大好物。

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目の前で大きな貝殻を潰す作業も楽しいツブ貝の握り。これもコリコリして口の中が海水浴状態になる。

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ムラサキ雲丹はミョウバン不使用。甘くて滑らかで滋味深くて淡い美味しさがバフン雲丹よりも個人的には好み。

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軽く〆た秋刀魚は脂たっぷり。大振りにカットされているので口の中が釧路港になる。シャリとのバランスはいいとはいえないがこの店ではそんなことは関係ない。ご夫婦の話を聞きながら外国人の客と話しながらかなり楽しい時間を過ごす。

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大きな一本付けの穴子は柔らかいだけじゃなくて味がいい。大振りだけど味がかなり深く北新地の高級店を凌駕する仕上がりと美味しさ。

この日は日本酒飲みまくって2人で「1億7000万円!」とのこと。

いつものように「安っす〜」と答えると続けてお釣りを「30億円!」と言われて渡される。毎回同じかけあいをしてはや25年なり。予約不可なので開店と同時に入店するのが確実。トイレはないので入店前にDDハウス済ますのがお約束。
大阪市北区芝田1-3-12
06-6372-5747 日曜 水曜休み

大阪市 梅田/JR大阪 寿司

センバキッチン 北梅田店【大阪市 中津】 【大阪市 梅田/JR大阪】

中津でセミナーを受けたあと友人と表記の店で会食。昨年オープンした店だけどすでに界隈の超繁盛店となっている。

主力商品は炭火焼で牛肉、豚肉、鶏肉、野菜を炭火焼グリラーで調理。本格的なんだけど飲料含めてとても求めやすい価格。エビスの生ビール380円で乾杯する。

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前菜は鶏のレバーペースト280円。これはかなり安い。程よい甘さとコクがとてもいい。バケット別売りらしいがココが値付けの肝とみる。

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この店の看板メニューの「はこだて大沼牛サーロインステーキ」350gを所望。黒毛和牛ではない国産牛。脂も少なくてかなり食べやすい。肉質も柔らかくてとてもいい。

価格は
150g 1,150円
(税抜)
250g 1,850円
(税抜)
350g 2,550円
(税抜)
550g 3,750円
(税抜

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シンプルグリーンサラダ480円も食べ応え満点。

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店の外のロティサリーオーブンで焼かれる丸鶏のロースト。40分ほどかけて丁寧に焼き込まれるらしい。

焼かれたローストチキン綺麗に解体されて供され、トマトソースや激辛チリソース、マヨネーズソースなどいろいろなソースと野菜を別添のタコスの皮に包んで食す。食べ飽きなくてメキシカンチックでとても楽しい。鶏自体がしっとりと焼かれていてとても美味しい。大勢でわいわい食べるのにぴったりのメニュー。

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なみなみスパークリング580円もこの店の名物。がぶがぶ飲みながら鶏肉を食す。

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〆はセンバキッチン本気のミートソース950円。生麺であろうか好みの味で美味しかった。

こちらのお店は1人でも、カップルでも、男同士でも、ファミリーでもすべての客層に対応し客単価3000円くらいで本格的な料理が美味しく楽しめる。ココが繁盛の秘訣だな。

大阪市北区豊崎3-14-9
050-5787-9075
17:00~翌2:00

大阪市 中津大阪市 梅田/JR大阪 バルレストラン

ふく吉 9月【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 西天満】

西天満で2013年6月に開業してはや2年。最近ちょっといい寿司をゆっくり食べようかというときに必ず利用する店。新地の名店「平野」で修行された若きご主人のしっかり目利きの効いた仕入れとその選び抜いた食材に対しての仕事の確かさで今やなかなか予約のできない店となっている。

場所はアメリカ領事館の北側で老松町を一筋入ったところ。北新地に比べてしっとりとした大人な店が多いのでこの界隈の店はよく利用する。寿司も乾山系の「鮨 林田」や隠れ家風の「鮨ろく」現在ミシュラン1星の「鮨 美菜月」などの超高級寿司店の立ち並ぶ激戦区にある。

お店の名前は「ふく吉」と書いて「ふくよし」と読む。7席のみの白木のカウンターは毎日磨き砂で磨いてヘチマでこすって最後に牛乳で仕上げる。すべすべのカウンタ−は赤ちゃんの肌のような手触り。

この日はいつものように何もかもお任せコースを頂く。

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生ビールで乾杯をして座付きは無花果に枝豆の裏ごしした物を倉掛にしたもの。その上に三杯酢のゼリーがかかる。何も言うことのない美味しさ・・・普段は奥様も店に出ているんだけど3人目の子供が出来たということでこの日は自宅待機らしい。

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ピカピカのつけ台の上に直接置かれる刺身は天然鯛を薄く切った物としっかりと切ったものの2種類。塩、山葵、醤油で頂く。皮目を炙って供されるのは今が旬のかます。このお造りの供し方も平野流。

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次に登場は今が旬の戻り鰹。これもこの時期に平野さんに行くと必ず出てくるスペシャリティー。

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私が赤身の魚が好みでないことはわかっていただいているので800gくらいありそうな大きな煮鮑を出しておもむろに大きくカットして出してくれた。こういうところが嬉しい・・美味しくないわけがない。

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初物の秋刀魚の塩焼きは片身のみ。丁寧に焼かれて「あけがらし」が添えられる。パッと見はもろきゅうに添えられるお味噌みたいだけど食すとピリっとしてかなり不思議な風味で味も深い。山形産の仕込み芥子糀に麻の実をあしらった物らしい。甘くて辛くて食欲が出そうな味で昔は食欲喚起剤や強壮剤に使われていたらしい。和風の食べるラー油みたいな物であろうか。

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このあとは巨大な甘エビを昆布〆にしたもの。ここでシャンパンを頂く。カウンタ−の裏にワインセラーがあったので2番目に安い物をとかなんとか言いながらそこそこのものを自分で取り出して自分で抜栓して美味しくいただく。

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泉州のワタリガニの身と松茸と菊の花をあわせたお浸し。シャンパンとの相性は抜群。『平野』から独立した店は新地の「多田」福島の「金城」など7店舗ありそれらどの店も大繁盛していると聞き及ぶ。上海やアムステルダムに出店されて大成功をおさめている方もいると聞き及ぶ。平野の店主は人育ても凄腕である・・・

『平野』を初めどの店にも言えるのが、みんな高級店なんだけど、どこも偉ぶってなくてわざと敷居を低くするような会話をしっかりとされ、どんな方にでも美味しく食べてもらおうとする気持ちがダイレクトに伝わること。簡単なようでこれがかなり難しい・・

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「平野」と同じ仕入れ先から入れる鯨。さらし鯨はその場で湯がいて温かいうちに供される。おの身のときもあるがこの日はさえずり(舌) 当然臭みやクセは全くない。鯨肉の旨みを充分堪能する。この店で出てくる鯨肉より美味しい物は食べたことがない。

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福田氏のスペシャルティのタコの煮物は歯がなくても噛み切れる柔らかさ。イボや皮も剥がれず丁寧な炊き込みにいつも感心する。この日はしっかり炊かれた大根と水菜と松の実をクラッシュした物を添える。

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煮物椀は出汁の美味しさに感激する。薄く剥かれた大根に隠れるのは白焼きした鰻と冬瓜。鰻の脂が薄く浮いてさらりとして喉の奥にストんと落ちる。まるで泉の水を飲んでいるような美味しさ。

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焼いた鱧をクラッシュして餅米の上に置いたもの。この日初めて私のために作ってくれたらしい。気持ちが嬉しく涙がちょちょぎれる。

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33才のご主人は宮崎の都城出身。修業先の仕事をきちんと踏襲して自分の物にされている。握りの所作もかなり美しい。。80センチはある大きな包丁を使って出来るだけ魚の細胞を壊さないように静かに切り付けをする姿は神々しい。それでいてお客様には常に謙虚な姿勢で対応される。

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握りの最初は剣先烏賊から。熟成感もあって味がとても深い。この日はいないが奥さんも見ただけで人柄のよさが伝わってくる。このあたりも平野さん譲りか。

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細魚も普通に美味しい。シャリが特筆するほど美味しい。必要な分だけ小さな保温出来るおひつに入れて握られる。シャリが美味しいので〆にシャリカレーをリクエストしたところそれだけは勘弁してくださいと逆にお願いされる。

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のどぐろの美味しさは言わずもがな。

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切り付けのスタイルも「平野」と同じである釣りの鯵はビジュアルだけでも美味しそう。。美しい姿の物はやっぱり美味しい。脂の甘味が脳を突き刺す。

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大好物のシラサエビはかなり巨大なサイズ。レアに湯がかれていて甘味も上品で卵も味噌もとてもいい。泉州産とのことだがこのサイズんものはなかなか見かけない。

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ここでいつも頂く、冷やおろしの石川県の宗玄の純米吟醸を所望。辛口の濃醇タイプ。口に含んだ瞬間、甘味を感じるけどその甘さが後に残らずに軽い酸味が広がる。どっしりとしたボリュームも感じられてこのお店の料理にぴったりのお酒である。寿司が負けてしまうから「美味し過ぎないお酒」をと言うといつもこれが出てくる。

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新物のいくら。いくらの味の違いを説明するのはとても難しい。材料自身(魚種)もそうだし川で獲れる物と海の物、時期や加工の仕方で全く異なる物となる。この店のいくらは何もかもトップクラス。

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コハダは1枚漬け。ありがちな〆過ぎ感もなくしっとりとしてとても美味しい。

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いつも最後に出てくる穴子は塩と甘たれ。。皮の部分の脂が強烈。。目利きの素晴しさに敬服。ここまで旨味を引き出した穴子の握りはあまり見かけない。。平野のレシピと同じく笹に挟んで焼いて供される。熊笹の香りがついてかなり美味しい。煮詰めも上品で美味し過ぎ。ふわふわのトロトロで私の穴子ランキングではダントツ1位である。

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最後はデザート代わりの玉子焼きとかんぴょう巻。これも平野と同じお約束の美味しさ。ごちそうさまでした・・・

 

大阪市北区西天満4丁目11番8号
06-6809-4696

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