2024年03月

堕楽暮 3月【大阪市 松虫】

最近ヘビーユースする松虫駅隣接の表記の店を一人で訪問。料理の美味しさと居心地の良さで自宅から近いせいもあり、しょっちゅう通っている。スパイス使いの天才の「堕天使カッキー」さんの作る酒肴とカレーにはまりまくっている。

ガッキーさんは様々なところから要請されて出張料理やイベント等の出演が多いのでお店は月の半分しか営業されていない。営業日には全国から巡礼者のようなファンで店がいっぱいになる。当然一人客が多いのも特徴。(営業日はインスタグラムで確認)

この日もパンチのある国産の白ワインと共にスパイス料理を堪能する。

最初にスパイストリッパ700円を所望。柔らかくスパイスと共に炊き込んで吉田牧場のチーズをかけて仕上げる。続いてあん肝のスパイスコンフィは低温調理されているのでかなりしっとりとした仕上がりで白ワインと相性もいい。

そのあとはカレーをいただく。この日のカレーは海老だし汁に骨付きラム肉のココナッツカレー。ご飯は発酵高菜とシラスの炊き込みご飯。カレーとともに野菜出汁で炊いた里芋、葉山葵とキウイの和物が添えられる。

食後は残ったワインと共にカッキーさんの相棒の「小麦のレ」さんが作るスパイスを使ったスイーツもお楽しみの一つ。この日は苺とアニス(八角)の薄焼きタルトにルーラルカブリ農園の山羊チーズを乗せたもの。苺とチーズの酸味が相まった大人の味わい。

もう一つはゴルゴンゾーラチーズと生胡椒を使ったバスクチーズケーキ。これも胡椒の辛味が全体を引き締めてワインが進みまくる。デザートもたくさんいただき雑誌を読んだり携帯を触りながら一人でいい時間を過ごすことができました。

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 カレーライス

スタンドアサヒ 3月【大阪市 南田辺】

久しぶりに東住吉区にある表記の居酒屋を友人と訪問。JR南田辺駅前に昭和10年から営業されている大阪3大居酒屋の一つと言われるお店。

強烈なコスパと年季の入った商品のレベルの高さと味わいが人気で、開店から閉店までずっと満席。テレビや雑誌でもよく紹介される。地元の客はアサヒスタンドと呼ぶ。ここ数年の食材費の値上がりにも影響されず低価格を守り抜く姿は美しい。」

店内は赤い肘掛のついたカウンター席とテーブルが4つ、奥には半個室の席がある。調理担当は昔からのシニアの方ばかり。お店の司令塔の寺島しのぶさんそっくりな声の大きな女将さんの久美子さんのキャラが素晴らしい。

ビールと共に「とこぶし小鉢390円」「ミンチボール小鉢390円」をいただく。どちらも昔から変わらないしんみりとした味わい。

続いて名物の「鯖からまぶし330円」をいただく。コリコリ食感のなまこ550円も懐かしい味わい。

横の客が食べていた「牡蠣ホイル焼き660円」を所望。蒸し焼きにされた牡蠣なんだけどボリュームもあって食べ応えあり。大好物の「エビフライ990円」は極太の海老を使用。タレがとても美味しい「焼き鳥220円/一本」をいただいてフィニッシュ。お酒もたっぷりいただいて1人3000円の会計でした。こちらのお店も予約必須です。

大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

大阪市 南田辺 居酒屋

とんかつ 康四郎【大阪市 心斎橋/四ツ橋】 【大阪市 本町】

南船場にある表記のとんかつ専門店をお世話になっているジムトレーナーさんと夜に訪問。大阪メトロ長堀橋駅・心斎橋駅・本町から徒歩5分くらい。昔からある農林会館のビルの向かい側に位置する。近くにコインパーキングたくさんあり。

大阪の人気豚料理店の「たゆたゆグループ」の社長自らが腕を振るうお店。1階にはガラス張りの焼きトンの仕込みを行うキッチンでその2階がお店になっている。店内は厨房を囲むL字型のカウンター12席のみで川端氏の豚肉のカットや揚げる作業なども見えてライブ感満点。ほぼワンオペのカウンターの真ん中で目気張り気配りをしながら川端社長がニコニコしながら料理を作られる。

今回は18時半一斉スタートの6銘柄食べ比べとんかつコース 7800円を所望する。

最初にこの日使用される豚肉のプレゼンテーション。店内は厨房台と客席カウンターが同じ高さになっていてとても近く、切ったり揚げたりするのを目の前で見ることができる。

最初に薩摩茶美豚を使用したヘレカツサンドが登場。ふわふわの柔らかい食パンはソースが沁みないように内側をバーナーで炙る。低温で火入したヘレトンカツは歯がいらないくらい柔らかい。ソース、タルタル、辛子のバランスも素晴らしい。同伴者はこのトンカツが今まで食べたものの中で一番美味しいと言っていた。カツサンドの概念が変わること間違いなし。

続いてLYB豚のヘレを低温調理して竹炭を入れたパン粉にまぶした揚げていない冷たい豚カツのサラダ仕立て。衣はサクサクで肉はしっとり食感。これは完全にフレンチの域で初めていただいた。川端社長はあまり知られていないが若かりし頃、南海サウスタワーホテル(現スイスホテル)の名門フレンチ「レストランラトゥール」で修行をされたと聞き及ぶ。手際の良さと仕事の綺麗さは流石・・・

続いて赤麹を混ぜたパン粉を纏わせた名物のミンチカツ。柔らかなカツを箸で潰して沢庵とおかかが入ったリゾット風のお粥と一緒にいただく趣向。これを考えた斬新な頭脳に脱帽。

鹿児島放牧豚と人肌の温度で溶けるほど脂身の融点の低い鹿児島鹿屋の牧場で飼育されたイギリス原産のサドルバックのロースの食べ比べ。塩や豚醤油などをつけていただく。。双方ともに豚肉自身の旨みと脂の甘みが強烈。。

続いて生胡椒を鋳込んだ茶美豚と天城黒豚ロースの食べ比べ。どちらも低温で揚げてから予熱で時間をかけて火入れをする。余分な油を吸わせるために揚げたパン粉の上で油を切るのもこの店ならではの手法。

口直しの青森県産の岩もずくと苺の酢の物。

民豚(満州豚)の肩ロースは豚肉の味を邪魔しない程度のあっさりしたドミグラスソースで供される。こちらの豚肉も口に入れると濃厚な赤身の旨みと脂身が溶けた甘みが口に残る。90分低温調理したほろほろのカブラを崩して一緒に食べる趣向にも感心。

土鍋で炊き上げたご飯の上に乗せていただく。

最後の締めはカレーライスか茶漬けを選ぶことができる。当然、両方ともサドルバックの肩ロースのバラカツが添えられる。

玉露茶漬けにしたトンカツをいただくのは初めて。

デセールはわらび餅と自家製ソルベ。わらび餅は目の前で時間をかけて練り込む。

最初から最後までトンカツなんだけど全く重たさは感じない。ワインと一緒に2時間トンカツを楽しむことができました。現在、大阪では一番の豚肉料理店と思います。予約の取れない店になる前にレッツゴー!

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大阪市中央区南船場2-10-24 2F
06-4307-6546
11:00-14:30/18:30(一斉スタート)

大阪市 心斎橋/四ツ橋大阪市 本町 とんかつその他料理