Mカッセ 3月

大阪の住吉区にある表記の人気スパイスカレー店を訪問。南海本線粉浜駅東口徒歩1秒の場所に位置する。難波駅からは15分くらい。雑誌やテレビなどの取材も多く平日でもかなりのウエイティングがある。

オープンは11:30だけど10:30になると店頭にウエイティングボードが置かれる。そのボードに名前と人数を書いて目安の時間になったら店前にいると呼んでくれるシステム。土日は特に早めに来て記帳し、住吉大社や粉浜商店街など界隈を散策するのがおすすめ。インスタグラム等で予約もできるけど枠はわずか。

この日はオープン15分前に到着してウエイティングボードに記帳。なんとか一巡目で入店する。ガラス張りのカジュアルで明るい店内はL字カウンター5席とテーブル3卓。フレンチ出身のシェフが作る創造的なカレーがインスタ映えのみならず、界隈のスパイスカレーと一線を画した唯一無二の一皿となっており遠方からわざわざ来られる方も多い。女性のひとり客も多い。接遇や店の空気もとてもいい。

基本メニューは
●スパイスチキンカレー
●セート風キーマカレー
●週替りカレー

以上を組み合わせるスタイル。

この日の週替わりは牛ハラミとフレンチマリネしたネギのカレーにイチゴとトマトのスパイスサラダ添え。この日はせっかくなので3種あいがけ1600円にホタルイカのアチャール500円と燻製たまご100円を追加トッピングする。

15分くらいしてから着皿。かなりアーティスティックなビジュアル。色々なものが入りすぎて説明がつかないカオス状態。右側のスパイスチキンカレーは10種類以上のスパイスと昆布出汁を合わせた比較的馴染み深い味わい。

真ん中のセート風ドライキーマカレーはコクのある海鮮フレンチの装いで中には鶏と豚のミンチ肉以外にイカ、サフラン、オレンジ、いくらが入る。

週替わりのカレーはほろほろと解ける牛ハラミ肉の大きな塊が鎮座する。焼き目の入った白ネギの酸味とのいいバランスにもびっくり。最初は少しづつそれぞれのカレーを味見して一気に全体をかき混ぜていただく。甘味や辛味、酸味に苦味などそれぞれの食材の味が光の点滅のように味蕾を刺激する。香り含めて何もかもが複雑すぎて味の官能評価ができない。脳の中で入力情報と出力情報が一致しないほど多岐に亘る味の刺激がある。ここまでくると芸術の域に入ったカレーと再認識する。

ホタルイカのアチャールはアレンジの酸味と相まってカレーの口直しにぴったり。この日は一皿に込められたエネルギーにやられた感じでした。

過去のMカッセはこちら

大阪市住吉区東粉浜3丁目22-9
11:30~15:00 売り切れ次第終了
不定休


カテゴリー 粉浜, カレーライス |