1995年創業の表記の元祖ガッツリ系本格フレンチビストロを友人と訪問。「バリュー&ボリューム」の新時代を拓いた有名な店で上品かつ力強い料理の数々にいつも圧倒される。店は阪神電車の野田駅から徒歩5分の住宅街にある奥まった古い長屋の1件をリノベーションしたもの。
店内は厨房の見えるカウンターと4人掛けのテーブル席が一つ。調理からサービスまで全て大西シェフのワンオペ。食事は6500円のコースのみで主菜の種類によって料金が変わる。支払いは現金のみなので注意が必要。
店のファザードはとてもおしゃれでいい雰囲気を醸し出している。
アミューズはレーズンパンとカマンベールチーズとサラミワインの品そろえはブルゴーニュを始めかなり多く値付けはかなり良心的。前菜は普通盛りか大盛り(+1000円)かを選んでそれと数種類のメインディッシュを選ぶプリフィクスのスタイル。
前菜はシャンパンとともにしっかりと酸味を効かせたニシンの塩漬けが皿の中央に鎮座。ふわふわ食感でいい脂ののった北海道産7キロサイズのキングサーモンのパートフリックは食べ応え満点。その他にスプーンに盛り込まれたかぼちゃムースとフォワグラはとても濃厚。付け合わせのラタツゥーユ、野菜サラダ、クスクスもとても美味しい。この一皿をいただいただけでお腹いっぱいになる。
パケットの提供スタイルも豪速球。パリパリ、もちもち食感でとても美味しい。
ロイヤルホテル出身の大西シェフはコンベクションオーブンは一切使わずフライパンだけで火入れはいまだに手の感触と串を差し込んで唇に当てる方法のみで測っておられるのに敬服する。一品ずつ仕上げるので提供時間はかかるけどワインをゆっくり飲みながら待てば問題なし。
主菜は丹波黒鶏とオマール海老のパートブリックを所望する。ほぐしたオマールを鶏肉と一緒に春巻の皮のようなもので巻き込んで焼いたもの。下に敷かれているのは玉子と粒マスタードとオリーブオイルと香味野菜で作ったソース。かなり美味しく大口でむしゃむしゃいただく。でもスーパーボリュームなのでたいらげるのにかなり苦労をした。
友人は滋賀木下牛(近江牛)のフィレステーキ(+5000円)を所望。半分しかたべれなかったので残りは持ち帰り。
食後酒はマールブランデーを所望。たくさん種類はあるんだけど、どれも1600円という良心価格。
チーズ盛り合わせは手前の山羊が酸味が微かにありとても美味しい。
デザートはスパーフードのパッションフルーツにバニラアイスを添えたもの。最後までボリューム満点。今回もお腹がはちきれそうになりながら店を出る。。定期的に訪問したいお店です。
過去の大西亭はこちら
大阪市福島区鷺洲1-9-18
06-6451-0740
定休日・月曜、第3日曜
営業時間・12:00~13:30、18:00~21:00