焼肉

楽洛亭【大阪市 難波】

地下鉄御堂筋線なんば駅9番・10番出口からスグの高島屋の北側にある焼肉屋。この日は熊本出張で空港バスに乗る前のお一人さまランチ。空港バスにのるとき、おりるとき癖のようにいつも立ち寄ってしまう。

店の一階はお1人様専用席みたいな感じ。カウンター席おっちゃん達が個別七輪でビールとともに一人宴会。

いつも頼む980円のボリュームセットを所望する。最初にナムルとキムチ(ちょっと苦手)キャベツ、スープが出てくる。一番手前が名物のつけダレ。。

そして肉の登場。ハラミ、ロースなどどこの肉かわかんないけど約160グラムくらいか。。。いつもはこれにホルモン追加するんだけどマラソン大会前なのでご飯をたくさんおかわりする。。キャベツも三回はおかわりする。

ご飯がとってもおいしくてジュウジュウと焼きながらざぶざぶと食べまくる。ああ幸せ。。。この店のつけだれは独特で、青ネギがたっぷり盛られた塩たれ。しっかりしているんだけどあっさりもしている?山椒とかが入っているので肉をさっぱりと食べることができる。いつも青ネギだけ追加もする。

醤油タレとはまた違った味わい。。。タレの色は泥のような感じ。。。不思議なタレである。。

空港バス乗り場の前に「たまらん」という名前のチーズケーキの店がオープンしていた。。試食をいただきコーヒーもサービスしてくれた。この日はとてもいいランチタイムだったわ。

大阪市中央区難波4-4-6
TEL06-6643-6045
11:00~23:30

大阪市 難波 焼肉

又三郎 熟成肉試食会 その2【大阪市 長居】

高山シェフの料理と大森シェフの料理がそれぞれ前菜、メインと運ばれてきて交互に食す。カダイフで包んだポルテッタはいわゆるハンバーグみたいな感じ。揚げられて熟成肉の旨味が炸裂。

塩麹でマリネされた肉もさっぱりしてとても味が深い。どんどんお酒が進むくん。

これも脂が真っ黄色の炭焼きバラ肉・コーンドビーフとキャベツの煮込み。。脂がすっきりして全然くどくないのに驚く。

大森シェフの作るコンソメスープは熟成肉の変色したがびがびのところで作るといっていた。。味が深すぎる。。。こんなコンソメいただいたのは初めての体験。

熟成牛のカツレツは高山シェフのお店のスペシャリティらしい。熟成肉をカツにしてさらに旨味を凝縮するということに対して敬服する。

ポルテッタがたくさんもられている様子なり。

グランペッゾウは焼いた肉を長時間寝かすという意味らしい。。迫力満点おいしさ万点なり。

牛の飼料で肉の味がこんなに変わるということにかなり驚く。部位で味が異なるのはよくわかるがもも肉もとてもおいしい。

 

こんだけたくさんいただいても胃にするする入っていく。とっても不思議。。

高山シェフが作るスパゲティミートソースのミートももちろん熟成肉。。

ここまでやるかと敬服する。。

大森シェフのスモーク肉を巻き込んだ巻きすしは一口だけいただいた。

デザートはフルーツ盛り合わせの上にジンのソルベ。。

鼻から熟成肉が出そうなくらいいただいた。気がつくと3時間半が経過。。時間があっという間に過ぎたいい大人のパーティーであった。

写真以外にも前菜やアペタイザーのようなものがいっぱい出てきて大満足。。次回も楽しみである。。

 

大阪市 長居 焼肉

又三郎 熟成肉試食会 その1【大阪市 長居】

私が20代後半の頃、長居の外れにまあまあセンスの良さげな焼き肉屋がありたまに雑誌とかで紹介されていた。。うら若き女性店主で宝石屋からの転身と聞いて驚いたことを覚えている。

スタンプカードのポイントをためるとアクセサリーをもらえるとかそんな感じだった。頑張っている姿に心を打たれしばらく通った。そのうちそのお店にも行かなくなりその存在も忘れかけていた頃、店主がアメリカで勉強したエイジング(熟成)したお肉を食べさせるお店として専門誌で見ることがあった。

彼女の真摯に肉を研究する姿勢は多くの共感者と協力者を得、数年前に移転をし、オープンキッチンでパティシエをもつ焼肉店として女性誌に引っ張りだこで店主の記事や番組もしょっちゅう登場され今や熟成肉について執筆もされておられる。

今や土日はほとんど入店できない大繁盛店として県外など遠方からのお客でいつもにぎわっている。去年久しぶりに店主と再会し懐かしさとともに彼女の成功に心がキュンと震えた記憶がある。

お店の情報や普段のメニューはHPをみていただきこの日は表題のイベントがありご招待いただいた。広い店内はマスコミの方や業界の方で埋め尽くされシャンパンとともに熟成肉について各方面の著名な方々から説明があった。

第一部は熟成肉の食べ比べで左から土佐赤牛のグレンフェッド(総合飼料)を食べさせたメスの6週間熟成肉、真ん中が「強力」と言う名の国産グラス(青草)中心に飼育した赤牛の10週間熟成、右が「優男」という名の地元のグラス中心飼育の6週間飼育。これを炭火で肉を休ませながら焼き上げ塩で一切れずついただいた。

数年前にニューヨークでピータールーガなど有名店で熟成肉を食しまくったけど和牛にはあわないと思っていたところこの赤牛を食して頭をどつかれた感じがした。土佐赤牛は今日本に2400頭くらいしかいないと聞く。

この食べ比べも赤牛の餌の違い・熟成期間の違いによる味の変化が楽しめてとても面白い。食感は硬いけど噛めば噛むほど濃い旨みが広がる。山形県のだだ茶豆のような香りとミルキーなコクがある。とにかく旨味が猛烈に味蕾を攻撃する。

この後は東京からこの日のために来られた塾生肉料理の名手といわれる「カルネヤ」の高山シェフと又三郎の大森シェフの熟成肉を使った料理バトル。。

BGMも縦乗りのランス系で料理ライブを見ながらワインを片手に楽しむという趣向。荒井世津子オーナーのセンスの良さがよくわかる。

熟成肉に有効な料理法をそれぞれのシェフが本気で考えそれを同時に作って食べ比べをする。。(上の写真は大森シェフ)

又三郎の熟成庫内は食べ時を待つお肉でいっぱい。見た目はかなり強烈。真っ黒けのけ。。

肉が本来持っている酵素が働きやすい温度と和牛が乾燥しすぎない湿度の環境を作ることで肉のポテンシャルと熟成庫に棲み付いた菌が肉に有効に働き自然が作る旨味へと昇華させる。

農業プロデューサーのやまけんさん(山本謙治氏)が自ら育てた2頭の牛を食すとき彼の説明の饒舌さは最高潮。。私よりも若い方らしいが本物を感じた。

*店の前でやまけんさんと記念写真。

キハチの社長や京都の某料亭のご子息も来られていた。。

できたての料理はまずは大皿に盛ってプレゼンテーションをする。この料理は旬の大振りのホワイトアスパラガスに「強力」の塩漬けバラ肉を巻いたもの脂身が黄色いのはグラス飼育の証拠とやまけんさんが言っていた。

骨付きのバラ肉を豪快に炭火で焼き上げる。。このままガブリとかぶりつきたい・・

牛の形をしたパイにはLOVE & PEACE & BEEFと書かれている。このパイの中ももちろん熟成肉である。

切り分けたらこんな感じ。。

リブロースのローストと熟成脂で作ったヨークシャプディング。。これは供された赤ワインにドンピシャ。。

いちど大きく盛りつけてから銘々皿に盛られていただくという趣向である。。

*その2に続く

大阪市住吉区 長居2-13-13

お店のHP 詳しくはこちら

大阪市 長居 焼肉