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どんでん 2月【大阪市 粉浜】

先月末に訪問した住吉区粉浜にあるカツ丼と親子丼とうどんのお店。国道沿いにあるのでアイキャッチもわかりやすい。前回にカツ丼390円をいただいてそのコスパにビックリ。今回は親子丼を食べるために訪問する。
カウンタ−10席くらいのお店は認知不足のせいか客も少なめ。

前回もそうであったが高齢者の客が多い。隣にかつやがあるんだけど決定的なコスパと味の良さで商品としてはぶっちぎりの優位性があることを確認。今回はなか卯のデフォルトの親子丼490円と比較。

隣の客が注文するカツ丼をご主人が注文ごとにカツを揚げて包丁でカットして丼用の行平鍋に出汁を入れてカツを入れて玉子を溶いて入れて三つ葉を添えて出来上がり。他店では最低でも800円くらいしそうな上質のカツ丼を390円で販売・・・

その後に作られた親子丼は大振りの鶏肉にたっぷりのしめじを入れて溶き卵を投入して出来上がり。オペレーションは簡単だけど鶏肉と玉子の火入れ具合がポイントで玉子はレアで鶏肉はミディアムと言う完璧な仕事にビックリ。

また出汁の加減や玉子とご飯のバランスなどはチェーン店とは比較にならない素晴しいできばえ。低価格なんだけど決してツンとせず出来るだけのお客さんの要望に応えながら美味しいものを作る。
飲食店の原点を見たような気がした。。

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・カツ丼390円(大盛り490円)
・親子丼390円(大盛り490円)
・きつねうどん、わかめうどん、昆布うどん各250円
・丼、うどんセット600円
・みそ汁60円

住之江区粉浜3−4

どんでん丼もの(その他) / 粉浜駅住吉駅東粉浜駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 粉浜 どんぶり麺料理

懐石料理 徳 住之江本店【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

飲食店経営をしている当社でも本日は巻寿司を沢山巻きまくっている。昔は百貨店でいろんな中身の具を考えては売りまくったものであるが労務問題と一過性の売り上げ依存から脱却するために数をこなす仕事は控えるようにしている。

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とはいえ様々な得意先からの要望もあるので本年は「寅の巻」という巻寿司を製造販売する。ネーミングは弊社ウエブデザイナー女子。中身は私が担当する。出来るだけ贅沢感のあるものをということで味のバランスや食感などを鑑みて何度も試作する。

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海苔の上からもう一度錦糸卵を巻いているのがポイントで。虎のイメージと中に入っている厚焼き卵との味と食感の異なりを楽しんでもらおうという趣向。中身は煮穴子、海老、鯛の昆布締め、大葉、三つ葉軸、厚焼き卵、椎茸、紅ショウガ、かんぴょう、高野豆腐、鯛でんぶ。鯛の昆布締めの酸味やかんぴょう、椎茸、高野豆腐の甘味、海老や穴子の動物性タンパク質の旨みなど渾然一体となり、味の濃淡が口の中で混ざりあってとても楽しい。

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ネーミングは「虎の巻」を文字っているので受験生にも大人気。ハーフサイズだけどボリュームがあるのでお腹いっぱいになりました。ちなみに1本850円(税別)です。来年も販売しますので宜しくお見知りおきいただければありがたく存じます。

詳しくはこちら

大阪市 北加賀屋大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社 和食

又三郎1月【大阪市 長居】

月末に大阪ハーフマラソンに出たランニングチームの友人の慰労会を表記の食べログ大阪焼肉部門ナンバーワンに長年君臨する表記のお店で行なう。コースを何度も試走してしっかりとコンディションを整えて,炭水化物を沢山摂取して、綿密にいろいろな計画や対策をして準備万端で望んでも結果が伴わないのがマラソンであることを私は身を以て知っている。しかしながらそこにマラソンの醍醐味があるのも確かである。ハーフマラソン応援後に大阪国際女子マラソンのゴールを長居競技場で見る。福士さんのウイナーならではの輝きは、マラソンの辛さや悲しさを知っている私の目にかなりまぶしく映る。

今回はこちらのお店のオーナーの荒井世津子氏(通称せっちゃん)の特別な計らいで大阪ハーフマラソンスペシャル熟成肉コースを大森シェフに仕立てていただく。

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開店時間とともに訪問したらミーティング中。オーナーの気合いはいりまくりの叱咤に店内の室温は−3℃を記録する。

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いつものようにエントランス横の熟成冷蔵庫には山のようないろいろな部位の枝肉が熟成され食べ時を迎えるまで静かに寝かされる。

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熟成肉焼肉のパイオニアである荒井世津子氏は魔法のレストランで特集を組まれたり各種メディアや雑誌などに出まくり状態の超有名人。現在は睡眠時間もままならないと聞き及ぶ。ガイヤの夜明け出演のオファーもあるが断り続けているらしい。しかしながらミーティングでの鬼の形相とはうってかわり、お客様の前では当位即妙な受け答えと後頭部にある第2の目を使った気配りは比類なきおもてなし感を醸成する。

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今回のハーフマラソンでは参加者全員が自己ベスト更新。お祝いの乾杯はルイロデレール。朝からずっと応援してたので喉もからから状態。仲間のランナーが両足の痙攣のため目の前で転倒。競技中の倒れた人を助けたり触ったりしたら失格になると言うのも真剣勝負ならでは。マラソンの残酷さを目の当たりにする。フラフラでゴールする友人と福士選手の万感の笑みを浮かべたゴールとの対比がまぶたに焼き付く。

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福士さんのインタビューもサービス精神満点で青森弁を使いながら喜びをぶっちゃける姿に心を掴まれた。・・・とか言うような話をしながら皆でお酒を楽しむ。

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いつものようにオーナーからこの日に焼かれるお肉のプレゼンテーション。手前の脂が真っ黄色の肉は経産牛のモモ肉部分。長年の苦労が脂に出るのねと納得。それをフライパンで揚げ焼きにしていただくのと山形産の和牛の「クリ」と呼ばれる前足部分の炭火焼を食べ比べする趣向。

この日も一番いいコンディションの肉を選んでいただきそれを一番美味しくいただけることをいつも真剣に考えられる。食材も和牛価格が高騰し、いい肉が手に入りにくいなかでも常に理想を追い続け熟成に向く肉を一頭買いされる。

誰にも媚びず自らの審美眼とセンスを常に磨きフレンチやイタリアン、中華、和食の有名店をいつも観察し進化し続ける荒井オーナーの姿勢にはいつも感服する。

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肉を焼いている間に前菜が登場。パルマ産 生ハムは高級苺と一緒にいただく。シャンパーニュとの相性はバッチリ。自家製コンビーフと熟成肉と豚肉を使ったソーセージ。ペコリーノとパプリカのジャムなど。牛を一頭買いしているのでステーキや焼肉で使用しない部位は前菜やスープに使用される。どれもが手がかかっているので頭一つ抜きん出た美味しさ。

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2つ目の前菜はサーモンマリネの入ったシーザーサラダ。ケールと芽キャベツの間の子みたいなプチヴェールの食感がとてもいい。辛口の濃い目のムルソーと一緒にいただく。パルミジャーノもかなり上質。

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フライパンで揚げ焼きにした経産牛がカットされて登場。この辺りのワクワクするプレゼンテーションも素晴しい。

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付け合わせは焼きリンゴに胡桃とサワークリームを乗せたもの。これも目の前で切り分けてサーブされる。テーブルの周りに甘い香りが立ちこめる。特別感満載でかなり嬉しい。

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大振りにカットされた肉はナイフを使わずに齧り付く。ガシガシとした肉質なんだけど噛めば噛むほど味がある。焼きリンゴの甘酸っぱさが口をさっぱりさせてくれる。赤身肉なのでいくら食べても食べ飽きない。

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肉に合わせるワインはいつもいただくカリフォルニアのオーボンクリマ<Au Bon Climat>複雑で豊かなピノノワール。果実の酸味とタンニンも程よく効いて熟成肉ステーキにぴったり。花やフルーツ、樽の香りの余韻もあってとても上品でエレガントな印象。ジャケットもとてもかわいい。

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続いて和牛クリ部分をオーナー自ら焼いていただく。こちらのお店の代名詞となっている熟成肉を一番美味しく食べてもらうために長居年月をかけて編み出したアルミホイルで包みながら強火で3回に分けて肉にストレスを与えないで余熱で火入れする方法はオーナーの人柄同様で肉に対しての慈愛に満ちあふれている。焼きながら場を盛り上げる技術は吉本の芸人も勉強になると言うほどのレヴェルである。

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ブロッコリーのスパイス焼きとともに厚切りで切り出されて登場。最初の第一印象が絶対的なのでどこも真似の出来ないインパクトのある一皿となる

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再度サーブされて登場。大きくナイフでカットして頬張ると茶豆のような熟成香とともにアミノ酸が凝縮したほとばしる肉汁と肉の旨みにいつもながらノックダウン状態になる。

こちらの部位は食感がしっかりなんだけど口当たりが優しくて柔らかな脂分を感じる。これはソースではなく生の黒胡椒と塩でいただく。2種類の肉と焼き方の異なりを比較対象し脂の量や口溶け感、熟成香の濃淡、味の違いを楽しむのはかなり贅沢でこちらのお店でしか出来ないと思う。

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デセールのプリンはパティシエのスペシャリティ。

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デザートはオーナがいつもこだわりまくっていて常に進化しまくりチエ子状態。

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普通の焼肉もあるけどこの店では熟成肉を食べまくることをお勧めしたい。熟成肉ブームで同じようなものがあるけどこちらは唯一無二の本物と断言出来る。予約を取るのは至難の技だけど平日の早い時間なら比較的予約しやすいと言っておられました。

大阪市住吉区長居2-13-13長居パークホテル1F
TEL 06-6693-8534
予約必須
11:30〜14:00
17:30〜23:00」

大阪市 長居 焼肉