梅田の阪急茶屋町にある表記のレストランを友人と訪問。ここ数年来、定期的に訪問するお気に入りのお店。焼肉以外でしっかりと赤身肉を食べたい時に重宝する。
場所は阪急電車高架下にある『茶屋町あるこ』の1階でピンクのネオンの店名が目印となっている。店内は間接照明の落ち着いた雰囲気でキッチンを囲むようにコの字型のカウンターとテーブル席、個室が一つずつ。個人的にはカウンターがオススメ。
客層は女性2人や若いカップルが中心でおやじ系は皆無。目の前で3人の調理スタッフさんが連携を取りながら料理を作る姿を見ながらいただく食事は格別なものがある。
サービス担当の方々のホスピタリティーも素晴らしく、毎回カジュアルに楽しく過ごすことができる。フレンドリーなイケメンが多いのも面白い。コース料理もあるけど好きなものだけをアラカルトでいただくのが好み。超人気店なので夜の予約は常に満席で今回も12月上旬のネットでのリザーブ(予約はネットのみで支払いはキャッシュレス)でした。
お通しのモチモチのパン(おかわり自由)とふわふわのスモークしたホイップバターも秀逸。薫香のあるホイップバターはワインにぴったり。
こちらの店に来た時に必ず注文する「和牛のタルタル1800円」は注文を受けてから目の前で塊肉を切り出して一つずつ丁寧に作られる。トロトロで甘々の生肉食感とピクルスとエシャロットのアクセント。レモン果汁の酸味で引き締められてなんとも言えない別格の美味しさがある。薄切りのバタートーストに乗せていただくとワインがいくらでも飲める気がする。
宮城県産の生牡蠣はかなり大きなサイズ。新鮮で食べ応え満点。タバスコだけでいただくのが好き。
この日のお酒は最初にシャンパンをグラスでいただいてから好みを告げるとワインリストにないボルドーのピノ・ノワールをスタッフさんが勧めてくれる。財布に優しい値付けで断る理由もなく所望。ビンテージは若いけどバランス良くてかなり美味しい。
そしてこちらのお店のシグニチャーメニューのアルゼンチン産のグラスフェッド牛のヘレステーキ「ビステッカ」の300g を所望する。黒毛和牛も数種類あるんだけど価格はあまり変わらない。個人的にはこちらの肉が好み。火入れする前に冷蔵庫から大きな塊肉を切り出して火口の横で常温に戻す。客の食事の具合を見計らって鉄板で表面を焼き込んでから時間をかけてオーブンで仕上げる。
熱々に加熱された白い皿の上でジュウジュウと音を立てながら焼きたて肉が提供される。スタッフさんが目の前でバター醤油系のソースとすりおろしたニンニクを合わせてメイラード反応とともに肉が香ばしくなるように大きなナイフで切り分けまでの仕上げをされる。このパフォーマンスがこちらのお店の真骨頂である。
断面は程よいローズ・ピンクで口に含むと柔らかだけど赤身肉ならではの噛みごたえもあり、脂のない円やかなグラスフェッド赤身肉の旨味をしっかりと味わうことができる。香ばしく仕上がったバター醤油ソースに肉汁がしっかり溶け込んでさらにコクのあるソースになっているのに感動する。梅田界隈の有名ステーキレストランよりもこちらの方が圧倒的に美味しいと思う。ワインとお相性も良くてスタッフさんのセレクションに感謝。
ステーキは付け合わせのないシンプルなものなので名物の「春菊爆弾500円」と一緒にいただく。苦味も癖もなくライムと塩で味付けされた口直しにぴったりの逸品。
大皿に残った肉の旨みがたっぷり入ったソースでガーリックライスを作っていただく。目の前でいい香りを漂わせながら丁寧に焼きこまれる。これも予想以上の美味しさ。この日も満腹で大満足。。
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大阪市 北区芝田1-6-2 茶屋町あるこ1F