過日に公職の関係で地元中学校の給食の試食会に参加。2014年の4月から大阪市の中学校では全校給食が実施されたんだけど給食業者のデリバリー弁当が不評で現在は学校調理方式に移行されつつある。
私の友人の会社が過去にこのデリバリー弁当の委託を大阪市から受けて10億円近くの工場建設等の設備投資をしてデリバリーをしていた。そのときに新聞やニュースで弁当が不味いと言う報道がよく発表されるが献立や食材の仕様、調理方法などは大阪市の教育委員会から細かな指示が出て自分たちは工夫や美味しく食べてもらおうと思っても実際は役所から言われた通りしか出来ないと言っていた記憶がある。
こちらの学校は近隣の小学校で調理されたものを温かいままで運んできて(親子方式と呼ばれる)給食のおばさんがテーブルごとにおおまかに配膳する。それを給食当番の子供が手際よく盛りつけして準備が出来たクラスから食事が始まる。クラスの担任が手伝ったりするところもあり皆で協力している姿は何とも微笑ましい。
全員が食事の前に手をちゃんと洗っているのにも感心する。予算があればお湯が出るようにしてあげたい・・・食事をする食堂もエアコンのコンプレッサーが壊れたままなので皆が寒さで震えながらの食事となる。夏は暑すぎるので窓を全開にしたオープンエアランチとなるらしい。
「修理したいんだけど大阪市が予算化してくれないんです」「うちだけじゃなく他の学校も同様なんです・・・」と学校長が言っておられた。。先進国の公立学校とは思えない状況をかいま見る。
いただいた給食は見た目はかなりイマイチ。しかしながら食べると思いのほか美味しくあっという間に完食する。ちなみに献立は温かいすき焼き風の主菜とブロッコリーのしょうが漬け、ツナと大根の葉っぱ炒め、牛乳。この献立と牛乳はミスマッチであるが牛乳しかカルシウムを取る方法がないとのこと。
これで1食300円ということ。高いのか安いのかは私には判らない・・・
校長曰く以前のデリバリー弁当に比べると断然美味しくなり残飯率が大幅に減ったとのこと。以前は残飯率平均40%で多いときは70%の廃棄があったらしい。あと「アレルギー対応が出来るのがありがたいね」と言ってました。
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給食のあとは最近お気に入りのWa cofeeさんに立ち寄ってタルトタタンを所望する。塩キャラメルのアイスも付けていただき温めていただいたタルトタタンと珈琲を一緒に食す。甘くて塩っぱくて苦くて温かくて冷たい美味しさに舌が喜びまくる。リンゴの味が凝縮していて食感は干し柿のような感じ。タルトの生地が突き抜けて美味しい。100年前にフランスでタタン姉妹の失敗から生まれたものと聞いたことがある。パリのマキシムがこのお菓子をレストランで初めて出したとも聞いたことがある。
こちらは路地裏のホントに小さいお店。しかしこの店でゆっくりと本物の甘い手作りのお菓子を食べて時間を過ごすのはかなり贅沢だと思う。。レモンケーキも大好物です。。