2023年07月

源ちゃん

南船場の表記の洋食店を訪問。大阪メトロ長堀橋から北西に徒歩3分のビジネス街に位置する。2020年まではSANGENという屋号だったんだけどご両親が営む昭和11年創業の住之江区の住吉新地という場所にあった老舗洋食店の閉店に伴い、「源ちゃん」の名前を継承して今に至る。

木調の落ち着いた雰囲気の店内は数隻のカウンターとテーブル席、半個室席からなる。この日は女性グループ客や会社帰りの男性客、個室で10名くらいの会社接待客などで賑わっていた。プリフィクスを含んだコース料理も数種類あるけどこの日は季節のものをを加えたアラカルトメニューを所望する。

ランチタイムははハンバーグやエビフライなどのおなじみの定食やローストポークサラダ、洋食弁当のようなものまで色々ある。

最初にビールをいただいて突き出しにコンソメジュレのかかったフランをいただく。

続いて開業以来のレコメンドメニューの大量の雲丹とキャビアが乗ったババロアを所望。雲丹の濃厚さとババロアのミルキーな味わいの組み合わせがとてもいい。添えられたワサビをつけていただくと雲丹の甘みが際立ってビールがよく進む。

 

先代のお店からの名物メニューの山芋のグラタン。ホワイトソースの代わりにすりおろした長芋を使用。塩味も控えめであっさりしていてあっという間に平らげてしまう。これもビールとの相性が抜群。

ここでおすすめの白ワインをいただく。。樽香の効いたしっかりした味わいだけど暑気払いにぴったりのすっきりしたお酒。

サザエのガーリック焼きはサザエの下にサザエの肝で調味したリゾットが敷かれている。このリゾットの突き抜けたおいしさにびっくり。当然のことながらワインとの相性もいい。

続いては特製のドミグラスソースで調味されたエスカルゴ。いつも殻から外す時にソースが飛び散るので剥き身状態で提供いただく。年季を感じさせるソースも秀逸で一滴も残さずバケットにつけていただく。

名物の黒毛和牛のたたき。この日は100gのサイズで所望する。浅葱、おろしニンニク、大葉などを添えてポン酢でいただく。和牛なので融点が低く噛み締めると甘い脂が溶けて旨みが口いっぱいに広がる。

最後はおすすめの黒毛和牛と黒豚を合わせて作るハンバーグ。パンパンに膨れた状態で着皿。ナイフを入れると大量の肉汁が皿の上に溢れる。旨みも強くて最初の一口はソースをつけずにいただく。添えられたグレービーソースもあっさりしていて肉の味を邪魔しない淡さ。さすがの一品と納得する。。まだまだ食べたいものがあったけどこの辺で満腹終了となる。ごちそうさまでした。

過去の源ちゃんはこちら

大阪市中央区南船場2丁目3-17


カテゴリー 長堀橋, 洋食 |

ニューとん助 7月

住之江区の中加賀屋という場所にある表記の洋食店を訪問。大阪メトロの北加賀屋駅から徒歩7分。加賀屋商店街の外れに位置する。私どもの会社から近いので個人的にヘビーユスする店の一つ。昼間の3時間だけの営業で開店から閉店までずっと満席で行列が絶えない地元の超人気店。

この日も開店と同時に満席になりウエイティングが10名以上となる。

カウンターのみの店内は洋食店と思えないくらい綺麗で清潔。高齢のオーナーご夫妻と若いコックさんとサービスの女性2名で切り盛り。

店名通りとんかつがマストメニューでここ数年、全く値上げをされない姿勢に敬服する。巨大サイズの「Wとんかつ」「Wハンバーグ」も男性客には大人気。

まずは意を決して名物のポタージュスープ300円を所望。毎回、注文があってから作り始める。フライパンに湯を入れて玉ねぎとエビの叩いたものを入れて、そこにベシャメルの素と牛乳を加え大量のおろしニンニクを入れてから塩胡椒で味を整える。大さじ3杯くらいの味の素もポイント。かなりのワンパクでパンチの効いた味わい。これをいただくと終日、人と会話ができなくなる。

この日は久しぶりにヘレステーキ3000円をいただく。分厚く肉をカットして塩胡椒をしてから一気にフライパンで焼き上げる。焼けた肉に秘伝のデミグラスソース(ニンニクが大量に入る)をぶっかけて肉に纏わせて完成。ヘレ肉はひたすら柔らかいけどソースに個性がありすぎて肉の味はよくわからないけどそれがまたいい。

キャベツもソースに絡めて食べるといいご飯のおかずになる。ヘレステーキWは4500円は巨大な肉の塊となる。一気に平らげてエネルギーチャージ。退店時には20人くらいが店の中や外で席を待っておられたのにびっくり。。

会社に帰って歯を磨いてマウスウオッシュしてコーヒー飲んでガリガリ君を食べると口の中がやっと落ち着いた。。。ごちそうさまでした。。

過去のニューとん助はこちら

大阪市住之江区中加賀屋3−1−22
電話 06-6685-4096
営業時間 10:51-13:50
定休日 日曜日・水曜日


カテゴリー 北加賀屋, 洋食 |

夢鉄砲

上本町の表記の焼きふぐの店を訪問。上本町駅から千日前筋を東に5分の場所に位置する。この地で32年となる大阪での焼きふぐのパイオニア店。現在は北新地や東京などにも数店舗展開されている。

広い店内は60席くらいで仕切りのない掘りごたつのテーブル。客層は色々だけどどちらかといえば年齢層は高め。メニューはコースが中心。てっちりと焼きふぐのコンビコースなどもあるけどこの日は「焼きふぐコース8800円」を所望する。

最初はお約束の「ふぐ皮湯引き」からスタート。金箔も付いていて気分が上がる。ハイボールと一緒にいただく。

続いては「ふぐのぶつ切り」ポン酢のかかった大根おろしの中にぶつ切りの身が隠れている。これらを白菜に包んでいただく趣向。予想通りの味わいで普通に美味しい・・・・

続いて香ばしく焼いたヒレが入ったふぐスープ。お腹が温まってとてもいい感じ。

大皿に盛り付けられたメインの焼きふぐ登場。薄くカットされた「上身」と「とうとう身」「皮」「顎」と「お腹の骨のついた身」が綺麗に並ぶ。最初は塩味のものを所望する。

水槽から出して捌きたての身なのでとても新鮮。網の上で身が捩れる。そのままでも美味しいがさらに唐辛子や塩をつけていただく。

2皿目は名物のにんにく味が登場。にんにくはしっかりと摩り下ろしが揉み込まれていてかなりのパンチあり。にんにくを上身で巻いて焼くととてもいい感じになる。

追加でふぐの唐揚げを所望する。しっかりした味付けなのでお酒がとてもよく進む。

ふぐの手まり寿司。。コリコリの身がとてもいい。

最後はほうじ茶アイスで終了。この日も全席満席。。。ご馳走さまでした。。

大阪市天王寺区小橋町12-15
06-6767-3301


カテゴリー 谷町九丁目/上本町, 和食, その他料理 |