かなえ寿司 7月

大阪木津卸売市場内にある表記の寿司店をランチタイムに訪問。大阪メトロ大国町駅、南海高野線今宮戎駅から徒歩3分。卸売市場なので駐車場も完備(駐車券をもらって精算する仕組み)。市場の寿司店なので朝(以前は5時開店だったけど最近は9時に変更)から午後2時くらいまでの営業。朝は市場の客が中心で昼は界隈の客が多い。最近は雑誌やブログ、インスタを見た女性グループも来店されるよう。どちらにしても常連率がかなり高い。

創業明治33年というこちらのお店はファザードも昭和感満載。店内はカウンター10席とテーブルが2卓。

メニューはアラカルトもあるけど握り8貫の盛り合わせが中心。価格は1000円、1500円、3000円とあり金額の差はネタの内容の差。1500円が一番コスパがいいとよく聞き及ぶ。まずは盛り合わせを注文してから別に赤出汁とか好きな握りを頼むのがオススメ。

カウンターの中で高齢の3代目とそのご子息の4代目が切り盛り。4代目がネタの切りつけを行いそれを高齢の3代目が握って盛り付ける。

握りは市場寿司ならではのほろ温いシャリを掴んでふんわりとネタと合わせる手法。わさびはつけない。酸味の効いたシャリは柔らかめで個人的には好み。今回も苦手なマグロ・鰹等の赤身抜き3000円の握り盛り合わせを所望する。

水槽から引き上げて包丁をするコリコリの鮑は火入れした肝が添えられる。続いて磯の香りもいい赤貝は紐も一緒に握っていただける。ねっとり食感の平目、北海道産の雲丹の軍艦巻きが最初に供される。全てわさびの入った醤油を自分で刷毛を使って塗るシステムとなっている。

2皿目はここ数年漁獲量の少ないいくら、骨切りして皮目だけ炙って肝と生姜とネギを添えた鱧はワンランク上の美味しさ。大きなサイズの甘海老は2匹分で食べ応え満点。地焼の鰻もとても美味しい。雑駁に見えるけど上質でケレンがない寿司で個人的にとても口に合う。ごちそうさまでした。。。

過去のかなえ寿司はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308


カテゴリー 大国町, 寿司 |