2022年04月

料理屋 稲家 4月【大阪市 梅田/JR大阪】

毎月定期訪問している北新地のお気に入り和食店。たくさんのミシュラン店がひしめく北新地プレイスビルの7階に位置する。同じフロアの隣は天ぷらの沼田さんが入る。

ご主人は神戸の和食店植むらのご出身で35歳の若さで激戦区の北新地で正攻法の日本料理店として開業。18時一斉スタートで席数は8席のみ。コースは18000円税・サ別。苦手な食材はあらかじめ申し上げておくと配慮いただける。

場所柄どうしてもホステスさん同伴の客やグループが多いのはしょうがない。

佐藤の麦焼酎とともに先付けはパンパンに卵の入った飯蛸が登場。脚はさっと火入れして頭部分は低温で時間をかけてレアに仕上げている。あしらえは菜の花と一寸豆と土筆。京焼の桜の模様の皿も美しい。

車海老がたっぷり入った海老真薯。あしらえは神馬草。。大量に入った車海老の食感と甘みがなんとも言えない。出汁の塩味は少し強めで普段からしっかりしたあたりをつけているのは植むらの師匠譲り。。

この日の刺身は脂ののった黒メバル。炭火で炙った皮目が香ばしい。綺麗な発色の青交耻の皿も春らしい。。

特大サイズのホタルイカの沖漬け。。日本酒との相性がとてもいい。

長野県小布施ののワインメーカーが趣味で作る清酒。フェティッシュな香味で思いの外、美味しかったので嬉しい。古典的な生酛造りでsakeエロティックという名前。この酒を仕入れることができるルートにも感心する。

江戸切子の盃も美しい。。

ここ数年、関西の高級和食店で大人気の貝塚市木積の新筍の炭焼き。根っこ部分も柔らかくて香りも高く、春ならではの味わい。

焼き魚は金目鯛の付焼き。脂が乗りまくって炭の香りも芳しい。出汁と酢で解いた粘りの強い自然薯を口直しでいただきながら食す。

和牛のカツレツ。柔らかくて味のあるモモ部分を使用。脂分も少ないので食べやすい。 野菜などを煮詰めて作ったソースはとても軽くてあっさりした食味。トマトも美味しくてあっという間に一皿を平らげてしまう。

ワインも充実していてソムリエのお姉さんが適切なものを選んでいただける。しっかりコクのあるイタリアワインと貝料理を合わせる。

北寄貝、蛤、ミル貝、のびるの鍋仕立て。。よく肥えてふんわりと柔らかな貝はこの時期ならではのご馳走。。

食事のお供に煮麺登場。

土鍋で炭火で焼きこんだ鯛と筍のご飯。。最初にプレゼンテーション。。

白飯も別鍋で炊かれる。まずはアルデンテの銀シャリを一口。

お腹いっぱいになったので土鍋炊きこみご飯も少しだけにする。続いて名物の和牛肉の時雨丼も提供される。

デザートは自家製の和風チーズケーキといちご。。この日もお腹いっぱいご馳走様でした。。毎度のことだけどこちらのお店のご主人の料理に向ける情熱や探究心にいつも感心する。。どんどん美味しくなって進化される内容も楽しみ・・・

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317

 

大阪市 梅田/JR大阪 和食

とんかつ一番【大阪市 北加賀屋】

住之江区の中加賀屋にある表記のとんかつ専門店をランチタイムに訪問。地元に根ざす老舗店で常連率がかなり高く、昼間はいつも満席が続く。界隈にある同名のとんかつ専門店との関係は不明。しかしながら個人店経営なのは間違いない。場所は地下鉄の北加賀屋駅から徒歩5分、アーケードのある加賀屋商店街のすぐ近くの下町に位置する。

カウンター5席と小上がりの座敷が3卓。にテーブルが3つとカウンターが5席ほど。すごいスピードで仕事をするご主人と弟子の若い方と奥さんで切り盛り。ランチタイムは豚汁とサラダがつく定食メニューが人気。

一番とんかつ1650円はお造りがつくのが特徴。店に入るとお水とどういうわけかスポーツ新聞を渡される。この日はヘレおろしとんかつ1320円を所望する。

とんかつの揚げ色はかなり浅め。ポン酢に生卵ともみじおろし、味付け海苔数枚の入ったものに付けていただく趣向。とんかつの肉はしっかりと叩いているのでとても柔らかい。衣もサクサクしてとても美味しい。ポン酢に浸かった味付け海苔を肉と一緒にいただくと味変ができて楽しい。豚汁も感心する味わい。食後にミニアイスコーヒーが出てくるのもこの店ならではの楽しみ。

玉ねぎと一緒に和風出汁に浸かった和風とんかつなども大人気。オムライスの上にとんかつが乗ったオムとんかつもオススメです。。

大阪市住之江区中加賀屋2丁目2-20
06-6682-5288
11:00~21:30
月曜休み

大阪市 北加賀屋 とんかつ

青藍【大阪市 谷町六丁目】 【大阪市 谷町九丁目/上本町】

谷町にある表記の中華料理店をランチタイムに訪問。谷町6丁目から徒歩6分の場所に位置する。昼時はいつも行列ができる人気店。この日も5人くらい並んでいたけど帰る客が多くすぐにカウンター席に案内いただく。

店内は白壁でスタイリッシュな感じ。清潔感もあるので女性客率もかなり多い。。

過去に数回来たことがあるけど酢豚が有名で注文率も高い。カウンターの前にはDRC等の高級ワインの瓶が並ぶ。カウンターの中では3人の方が忙しそうに調理をしホールは2名で切り盛り。

昼のメニューはメインに特製酢豚か海鮮炒めかを選べるランチが1300円(前より値上げされてました) 前菜3種がついた青藍ランチ1800円 フカヒレスープや海鮮、肉料理、デザートのついたジャスミンコースが3200円となっている。

この日は1300円のランチに酢豚をチョイスする。最初にポットで温かいジャスミンティーが供される。

最初に玉子スープ。。味わいはホテルライクなとろみのあるタイプ。料理は少しずつ順番に提供されるのもありがたい。続いて豚肉と玉ねぎの焼売と翡翠餃子。生野菜がたっぷり添えられた蒸し鶏には緑色のネギ塩ソースがかかる。

メインの酢豚登場。。ピカピカ光るビジュアルも美しい。餡は想像していた黒酢ではなく米酢を使用。肉質は評判通りとても柔らかい。。

ご飯との相性も良くて一気に完食。店を出ると15人くらいのウエイティング。近くにコインパーキングあり。ご馳走様でした。

大阪市中央区中寺1-2-23

 

青藍中華料理 / 松屋町駅谷町六丁目駅谷町九丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町六丁目大阪市 谷町九丁目/上本町 中華料理