まさる 4月

ここ半年くらいずっと肉体改造のためにパーソナルジムに通っているため炭水化物を抜いていて寿司を長い間食べてなかったんだけど意を決して自身の一番好きな表記の店で寿司のみをお腹いっぱい食べようと訪問。

私が個人的に一番寿司が美味しくて価格と内容のバランスがいいと思っており20数年間通い続ける夕陽ケ丘の辺鄙な場所にある寿司店。人気店なので17時の開店と同時に一人で伺う。

大男の坊主頭のご主人の顔はかなり怖い。日本酒を水のように飲むことで飲食業界では有名。。しかしながら握る寿司はとても繊細。高級寿司店にありがちな張り詰めた空気は全くない。気楽に気さくに食事がいい。寿司に自信があって寿司以外の「あて」は新地の料理店で食べてくれと言われる。

この日はしっかりと寿司を味わいたいためにお酒を封印して熱いお茶を所望する。鮪と鰹が苦手なのでそれを除いてあとはお任せ。

寿司の扉は鱚の昆布締めから。大葉が中に射込まれる。続いて上品な脂が舌を撫で上げるアマテカレイ。この季節ならではの幽けき甘みを感じるアイナメ。塩で供されるハリイカ。皮目と身の間部分の脂が香ばしいカマス。皮目を炙って芽ネギと肝と紅葉おろしをあしらったキンキ。

ゼラチンたっぷりのえんぺら部分を切りつけて頂いた煮アワビ。オリジナルシェイプの車海老は中に頭の味噌が射込まれる。北海道産の最高級雲丹。太鼓橋のようなしめ鯖と続く。

渡り蟹の肩部分の身に内子を添えたもの。北海道産の粒貝には山椒がかけられる。大きな煮蛤は火入れが素晴らしい。香りがしっかりと残る赤貝。ふわふわの仕上がりの鰻。色々な野菜がいっぱい入った袱紗玉子と続く。

コースと別に追加で皮目を炙ったのどぐろ。いくら軍艦、あん肝、小柱、アナゴ、キャベツとミョウガの細巻きでフィニッシュ。今回は21貫でギブアップ・・・・以前は30貫いただいたことがある。それだけのネタを常時揃えておられることに敬服する。次回は6月初夏に訪問する予定。。かなりいいお店です。。

以下お店のHPより・・・・「寿司のうまい寿司屋」当たり前のことですが米粒をおいしく食べてもらうのが寿司屋の仕事だと思っています。酒の肴や飲み物にはこだわるつもりはありません。 拘りは、1つ1つの寿司に対して丁寧に手業を加え、味は勿論、見た目もしっかりしています。またシャリが小さめで女性でもたくさん味わえる所も魅力です。 また、ネタは17年間信用している魚屋から直仕入をしております。食べごろの状態で、寿司本来の美味しさ 是非、隠れ屋に足を運んで下さい。多くを語るつもりはございません。食べていただければかならずうまさにわかります。気さくにご注文いただければ幸いです・・・

過去のまさるはこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |