2014年06月

中央軒 なんばウオーク西店

なんばで会合があったので地下街でおひとり様ランチ。中央軒と言えば昔から皿うどんが超有名。

ボリュームがあって野菜もいっぱい入っていて食欲のないときでも食する事が出来、注文したらすぐに出てくるのでとても重宝。

2014-06-16 12.09.39

年配の調理人が2人で注文ごとにフライパンを振って水溶き片栗粉を入れてフライ麺の上にぶっかけて完了。

餡は少し甘めなんだけどテーブルの上のお酢を思いっきりかけて辛子をつけて食べると味わいが変わって飽きなく食す事が出来る。

単品で870円と周りのお店の定食とほぼ変わらない価格なんだけどこれはこれで個人的には価値を感じる変わらぬ商品と考える。隣の姉さんはウスターソースぶっかけてたな・・・・人の好みはいろいろあるな・・

中央軒 なんばCITY店ちゃんぽん / 難波駅(南海)近鉄日本橋駅日本橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 難波, 中華料理 |

麺屋 彩々 阿倍野本店

昭和町界隈で大繁盛の大阪屈指の人気ラーメン店。味噌ラーメンと鶏白湯スープのラーメンがとても有名。近くを通ったので幹部社員と2人で訪問。開店直後だったので5人くらい並んでいたが10分くらいで店内に案内される。行列担当の兄さんが「なんば店でしか作っていない鶏と豚骨をあわせたポクチキらーめん780円が3日間限定の販売でお勧めです」と言われたので「じゃあそれでお願いします」という事になる。

2014-06-14 12.02.47

店は地下鉄御堂筋線の昭和町の2番出口を出て西に50mほど歩いた所を南に入ったとこ。餃子の「もも」やくしよしさんや寿司のだるまさんなど繁盛店が建ち並ぶ昭和町銀座の一角にある。近くにコインパーキングもあるので車で行っても大丈夫。

2014-06-14 12.08.55

出てきたラーメンはその名の通りポークとチキン使用のギトギト背脂が浮かぶスープが特徴。普段からパンチの効いたラーメンを食すと必ずお腹を壊す。。旨味も感じられるんだけど50才の私にはかなり厳しい。

若い方は大丈夫だろうけどこの重たさは一体なんだろうと思ってしまう。こういったラーメンの感想にありがちなのは 見た目ほどしつこくなく食べてみると甘味が感じられて思いのほかあっさりとしています。と言ったレビュー。

確かに脂分は乳化しているんだけど唇を含めた口の中がべたべたしてくる。。食道、胃も脂の膜ができてるんだろうなと感じる。

加水率が高い細麺によく絡まるんだけどだからどおって事もない。しかしどうやったらこんなに濃いスープになるのかとになるのかと思うくらいの粘度を感じる。塩分もかなり高め。

チャーシュは大きくて分厚くて食べ応えあるけど特別感はない。食後の食べた感と喉の渇きは今まで食したラーメンの中で最高かもしれない・・・・食してから4時間くらい胃もたれした・・・帰りにアイスコーヒーを飲んで口の中を整える。

それでも気持ち悪いのでガリガリ君で仕上げをする。。でも若い方には大人気。。世代の差を感じてしまう夏の日の午後。

2014-06-17 18.55.30

*大国町の無鉄砲本店。
平日19:00で店の前で40人の行列。。やはり時代は豚骨か。。

 

大阪市阿倍野区阪南町1-46

彩々 昭和町本店ラーメン / 昭和町駅文の里駅松虫駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 昭和町, 麺料理 |

すし吉

週末は中之島を2時間走ってそのあと1年間公職でお世話になった方と共に西天満の表記の店を訪問。昨年の6月に開業してちょうど1年となる。最近人をおもてなしするときはこちらを良く使わせて頂く。誰もが美味しいとわかる上質な寿司と程よい敷居の高さがいい時間を過ごさせてくれる。

新地の名店「平野」から独立された32才の福田氏が奥さんと最近入店された岸和田出身の女性調理師の3人で切り盛り。寿司の味もいいんだけど宮崎出身のご主人の人間味がいいのでここ最近は定期的に訪問している。7席しかないので最近かなり予約がとりにくい店となっている。

2014-06-14 17.54.55

座付きはガラスの器に焼き茄子と白ダツ芋。いわゆる白芋茎。焼き茄子はしんみりと味が入って白ダツはシャリシャリして涼感満載。ビールと共に頂くといい暑気払いとなる。

お店の名前は「ふく吉」と書いて「ふくよし」と読む。場所はアメリカ領事館の北側。この辺りは北新地に比べてしっとりとした大人な飲食店が多い。

法曹界がいいお店を育てるとよく言われる。乾山系の「鮨 林田」やカウンター8席の隠れ家風の「鮨ろく」、ミシュラン1星の超人気店「鮨 美菜月」などの高級寿司店の立ち並ぶ激戦区。でもこれらの店とは一線を画したお店の優しさと言うかツンとしていない空気感がこの店にはある。
多分ご主人の年齢の若さと人柄に寄るものが大きいと個人的に分析をしている。

2014-06-14 17.58.42

赤身の魚が苦手なのを知ってくれていて造りはアブラメとあまて鰈の2種類。アブラメはお造りにする事が少ないというか鮮度が劣化しやすい事と小骨が多いのでめったに造りでお目にはかかれない。普通は身がぐにゃぐにゃしたものが多いんだけどこれはシコシコのモチモチ。よほど良質で魚体の大きなものであろう。

あまて鰈(マコカレイ)はクセがなくて脂がのっていてまさに夏を感じる魚。締めていないんだけど昆布の風味も感じられるのが不思議。

2014-06-14 18.02.28

子持ちのシャコは北海道産。爪肉もちゃんと提供される。。若い店主が美味しいものをちゃんとわかっておられるのに感心する。合わせるお酒は純米辛口の水芭蕉のスパークリング。さらりとしてるんだけど旨味もしっかりあってとても飲みやすい。

2014-06-14 18.42.30

煮物は冬瓜と白甘鯛。蓴菜は最高級の秋田産。冬瓜の戻し方も完璧だし軽く塩をして締めた甘鯛もおいしすぎる。出汁の味もパーフェクトと言っていい。甘鯛の上品な脂が上質の出汁と相まって完璧な煮物椀となっている。

2014-06-14 18.11.14

こんがりと焼かれた稚鮎は三度豆の胡麻汚しと共に頂く。泥臭さが気になったがこの時期の鮎はしょうがない。同伴者が辛口のお酒が好みという事で三千盛の純米大吟醸を所望する。。この料理にドンピシャでお酒がおいしいととてもリッチな気分になる。

2014-06-14 18.23.55

毛蟹と朝風胡瓜と生湯葉の酢の物。朝風胡瓜は皮が薄くて肉質は緻密で歯切れがいい。少し干していると言っておられた。いわゆる日本料理の技法で雷干しというもの。白瓜や小メロンでする事も多い。しっかりと胡瓜の味が感じられて雷干しの文字どおり咀嚼するごとにガリガリと音がする。。

2014-06-14 18.23.47

同伴者は蟹が苦手という事なので赤貝の酢の物に即座に変更。この辺りの機転が素晴しい。まさに変幻自在。。

2014-06-14 18.30.39

「平野」と同じ仕入れ先から入れる鯨のさえずり。鯨の臭みやクセが全くない。上質な脂感が脳にずしりとくる。である。日本酒との相性は言わずもがなである。

2014-06-14 18.51.22

トウモロコシのすり流しには穂紫蘇が乗せられたもの。すべての食材にこだわり手間を惜しまず謙虚に仕事をされるのを目の前で見ながら贅沢な時間を過ごす。話しかけられればお客さんの相手もちゃんとして場を盛り上げる術もちゃんとわかってらっしゃるのにも敬服する。

2014-06-14 19.03.46

握りの最初は細魚。。寿司にたどり着くまでかなり食べているんだけど軽い食味と強い旨味に旬を感じる。シャリはほんのり温かくてやや固め。大分産のヒノヒカリを使用。

2014-06-14 19.06.20-1

剣先イカはしっかりと目を入れる事でより食べやすいのと旨味が増幅。。ビジュアルもとっても美しい。真っ白な檜のカウンターは触るとすべすべ。赤ちゃんの肌のような手触り。毎日牛乳で磨いているそう(これホント・・)

2014-06-14 19.09.54

釣りの鯵もかなりいい。ネタで季節を感じる事が出来るというのが大変嬉しい。。

2014-06-14 19.13.37

コハダは1枚漬け。この時期のシンコもいいけどしっかりと締められたコハダも大好き。こちらの店はミディアム系。シンコ(コハダの稚魚)は1キロ7万円の仕入れ値と言っておられた。寿司一貫で原価5000円くらいになる計算。。

2014-06-14 19.17.19

大好物のシラサエビ。これほど大きなサイズのものは珍しい。まさに一番ネタを仕入れるのであろう。レアに湯がかれているので甘味も強烈。味噌も甘くて秀逸。

2014-06-14 19.24.17

淡路島の雲丹。通称黒雲丹と呼ばれるもの。喉の奥にストんと落ちる。ミョウバン臭さは当然感じられない。。

2014-06-14 19.28.16

「平野」や兄弟子の福島の「清水」と同様の脂ののった穴子を熊笹に包んで温め握る。これがこのお店のスペシャリティ。

2014-06-14 19.30.24

脂ののりも強烈でフワフワでトロトロの極み。。塩と煮詰めのそれぞれで頂く。煮詰めもかなり上質。酒の酔いもあって頭もフワフワとなる。水芭蕉の純米酒と合わせるとこれもベストマッチ。

2014-06-14 19.41.14

〆のかんぴょう巻もいい仕事ぶりが感じられる。

2014-06-14 19.47.50

花丸きゅうりを巻き込んだものもサッパリして美味しい。。こういったものと日本酒の組み合わせもいいな。

2014-06-14 20.39.09-1

隣の客に出す鮪の漬けを見て同伴者が「この店は生レバー握るの?」と尋ねておられたのには笑った・・・寿司屋で生レバーの握りも一度食べてみたいな・・・

まな板の横にある塩の容器のふたが赤いので「それは味の素ですか」と尋ねておられた。。ここまでこだわって最後に味の素をかけて客に出す寿司屋もあったらおもろいなと思った。。。
でも何もかもキチンとしまくらないで多少の抜け感を出す事で客から見た敷居を下げておられる事にも感服する。。

2014-06-14 19.45.27

表札代わりのこの玉子も大好き。端っこの固い部分だけを別に頂く。。こういった気遣いにやられてしまう。奥さんもご主人もかなりいい。価格はそれなりだけど大切な人をもてなす店としては最高と思うな。

大阪市北区西天満4丁目11番8号
営業時間:5:00〜11:00
月曜休み
Tel:06-6809-4696

 


カテゴリー 梅田/JR大阪, 西天満, 淀屋橋, 寿司 |