2025年03月

小川商店 西中島南方店 *西中島でホルモンならこちら

友人と西中島南方駅近くの路地にある表記の焼肉店を訪問。界隈は大阪でも有数の焼肉激戦区。その中でも営業時間中はずっと満席が続く、勝ち組の繁盛店。この日も入店できない客だらけ。

この日は店長というか若い女性の店主が一人とホール担当2人で運営。ホルモンの仕入れが評判でどれも鮮度がとてもいい。その日の仕入れによってホルモンや精肉のメニューが異なる。価格もこなれていて1人前60gくらいのサイズで外国産の肉をうまく取り入れたりして売価コントロールする技術にはいつも感心する。

チェーン店なんだけどそれを感じさせない温かみのある接客と商品レベルの高さは素晴らしい。

最初にキムチの盛り合わせ550円を注文。しばらくすると炭の入ったかんてきが運ばれる。

ネギ塩ニンニクのガツ芯600円(豚の胃袋)を注文。たくさんのネギとニンニクで味付けしたものでレモンでいただく。臭みや癖は全くない。続いておすすめの上バラ1200円と上ハラミ1200円をいただく。

名物の赤から小腸600円は小腸を韓国産の青唐辛子と赤唐辛子で味付けしたものでビールがよく進む。続いての赤身3種盛り1200円はバラ、ハラミ、ロース。硬さを感じさせないツラミ600円もかなり新鮮。小川元気ハラミ600円(写真は2人前)はニンニクたっぷりで食べ応え満点。

お腹いっぱいで後味も良くて会計も財布に優しい。ごちそうさまでした。。

過去の小川商店はこちら

大阪市淀川区西中島3-19-2
06-6307-0024
月~土 17:00~翌5:00

焼肉

タニロク.5 *土日のみの限定カレー【大阪市 谷町六丁目】

谷町六丁目の空堀商店街の外れにある表記の店を訪問。裏通りの路地を入ったところに位置する。すぐ近くにコインパーキングあり。週末の昼のみスパイスカレーを10食提供。

店内は大きなテーブルとソファ席。若い店主のワンオペ。当然のことながらスパイスカレ−1000円を注文する。インスタグラムを見るとスパイスをはじめとする食材やコメまでかなりこだわって作られている。

しばらくして着皿。生卵も美しい。スパイス感はしっかりありながら玉子のせいか優しい味わい。玉ねぎがしっかり入っていて独特の甘味と旨みも感じる。あっという間に完食。

夜はシーシャもあって焚き火を見ながらくつろげるバーとなっています。

インスタグラムはこちら

中央区谷町7丁目2-20

大阪市 谷町六丁目 カレーライス

ラポンヌターシュ *名店コートドールのDNAを継ぐフレンチ【大阪市 北浜】

最近のマイブームで月に一度、西天満の足裏マッサージに通っている(強烈に痛い・・)。その帰りに裁判所の裏側にある表記のフレンチを一人で訪問する。

本年2月に東京の誰しも認める古典的なフレンチを日本に持ってきたと言われるフランス料理界のレジェンドの「斉須政雄シェフ」が引退され、長きにわたり人々を魅了した名店「コートドール」も閉店となった。こちらの田村シェフはコートドールで修行先され、斉須シェフに直接学ばれ、2013年7月に大阪のこの地で独立された。

お店はシンプル&スタイリッシュでカウンター12席のみ。ライブ感あるオープンキッチンなんだけど火口やオーブンもクラシカル仕様でスチームオーブンもない。お店はすべてシェフひとりで切り盛り。特筆はお店の清潔さでいつも感心するくらい、どこもピカピカ状態。今回は夜のプリフィックスコースのうち8800円のものを予約

アミューズはコートドールの伝説のスペシャリテの「赤ピーマンのムース」

ふんわり滑らかで透き通るような味わいだけどコクのある赤ピーマンのムースとトマトソースのほのかな酸味が合わさって、凝縮した野菜の味わいが口の中で響き合うのがわかる。田村シェフはコートドールで前菜担当もされていたのでこの料理はコートドールそのものと言われる。

前菜はサーモンの燻製を所望する。

火入れ、燻製の加減も絶妙で香りを楽しみながら柔らかな食感とスパイス感も味わえる逸品。酢漬けの野菜もいい口直しとなる。

追加料理で赤穂の牡蠣のクリームスープを注文する。ポシェした牡蠣の出汁と野菜のスープが相まってとても味わい深い。バターもしっかり入って、添えられた牡蠣のパンチに負けていない。

数種類の料理を同時に提供する田村シェフの所作はゆったりとしながらもテキパキして無駄がなく流れるようでとても美しく、見ていて楽しい。提供される全ての温製料理の皿が熱々なことにも敬服する。

魚料理はこの時期のスペシャリティの平目のアメリケーヌソースを選んだ。皮目をパリッと焼き上げた身厚の平目と濃厚なアメリケーヌソースの相性は抜群。シャルドネが進みまくる。添えられたパンでソースを残さず拭っていただいた。こちらもコートドールのスペシャリティ。

「牛ほほ肉の赤ワイン煮」は一見どこにもありそうな料理なんだけどどこにもない他店とは一線を画した仕上がりとなる。分厚くカットされた肉は解けるほど柔らかく、繊維が綺麗に分解される。ソースはとても軽くて重層的、人参のピューレと合わさってさらに深みを増す。こちらもワンランク上の仕上がりでこれ以上に美味しい赤ワイン煮は食べたことがない。

デザートはクレームブリュレとエスプレッソを所望。名物のソルベもいただきたかったんだけど悩んでこちらにする。表面のカラメルをしっかり炙って固め一旦冷やしてから提供される。バニラの粒がたっぷり入った王道の味わい。

お酒もグラスで上質なものをたくさんいただきました。

地に足のついた料理ってこういうことなんだなと納得しながら店を出る。カジュアルだけど本格的なとてもいいお店です。。

過去の記事はこちら

大阪市北区西天満4-1-8
06-6312-1777
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜日

大阪市 北浜 フレンチ