2023年08月

北アルプス 雲ノ平山荘

早めの夏休みを取って山岳会の仲間と4日間、北アルプス縦走をして昨日帰阪しました。テントで3泊して雲ノ平にある表記の山小屋で1泊しました。

日本の最後の秘境と言われる雲ノ平は北アルプスの最奥部、黒部源流域の標高2,600m付近に忽然と広がる溶岩台地で登山口から2日かけてやっと辿り着く場所。草原の向こうには水晶岳が悠然と聳え立ち、谷を隔てて三俣蓮華岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、薬師岳、立山連峰などの名だたる山々が周囲を取り囲んでいる風景は圧巻。

オンシーズンなので宿は満室(といっても個室ではなくいくつかの大きな板の間に布団を際いて寝るスタイル)。1泊2食で14000円の宿泊料。昔の山荘のイメージを覆すような、清潔でこざっぱりとした設えにびっくり。掃除は行き届いていてスタッフさん達はとてもフレンドリー。壁には新進作家のアートが飾られていて食堂にはBGMでジャズが流れる。

こちらは山深い山荘なので水・食材・調理に使用する全ての材料や燃料等の物資は全て気象リスクとコストの高いヘリコプターで運ばれると言っておられた。

発電機等の燃料の限界があるために冷蔵庫も最小限で冷凍庫もわずか。それゆえにふさわしい食材や献立・メニュー開発・調理方法を余儀なくされる。食糧計画や小屋運営のみならず自然環境への負担なども重視しておられると言っていた。

こちらの山荘では食材は特にひじき・切り干し大根・麩・海藻・春雨などの乾物を多く使用されると聞いて納得。栄養も豊富で軽くて長持ちでいいとこだらけ。生鮮食品は根菜類や常温で日持ちのする卵も多く使用されるらしい。

この日の夕食は名物の石狩鍋。保存のきく根菜類をメインに冷凍で搬入されたと思われる大きな鮭の切り身が入る。味噌と酒粕の風味もよくて歩いて疲れた身体に染み渡る美味しさ。

翌日の朝食は5時から。質素だけどきちんと手作りされて上質で美味しい。出発時はスタッフさん全員がお見送り。自然がもたらす豊かな精神性を享受出来て、心からリラックスできる「人間の居場所」というか昔の日本の原風景を見るような宿でした。

富山県富山市有峰黒部谷割
046-876-6001


カテゴリー 甲信越地区, その他料理 |

アンドアイランド

北浜にある表記のカフェで一人ランチ。淀屋橋と北浜の中間くらいの土佐堀通り沿い。店は広くておしゃれで川に面したテラスからは中島公会堂が見えるハイロケーション。ランチタイムはアメリカンスタイルのサンドイッチと丼が主力。

最初に注文をして代金を支払い後から受け取りにいくシステム。休日でも店は満席の人気店。スタッフさん一押しのチャイニーズポーク丼とビールを所望する。

紙の箱に入った丼が手渡される。ミネストローネスープも紙コップだけど本格的な味わい。肩ロースを使ったをローストポークは柔らかくて食べやすい。ピリ辛のソースと半熟卵の相性がとてもいい。野菜もたっぷりついてとてもヘルシーな感じ。ごちそうさまでした。

大阪市中央区北浜2-1-23


カテゴリー 北浜, 淀屋橋, カフェ |

手打ちそば 蕎明(そわか)

蕎麦好きの友人の紹介で表記の店を訪問。堺区のチン電通りの宿院駅と寺地町駅の中間ぐらいに位置する。周りにコインパーキングあり。

縦に長い店内はテーブル席のみで16席。メニューはデフォルトのざるそば800円、おろしそば900円、天ざるそば1400円、ぶっかけそば、とろろそばなど。温かい汁蕎麦も各種あり。夏場はすだちそば、ひやかけそばもある。

今回は友人おすすめセットメニューの大和芋のとろろ丼とざる蕎麦のセット1050円を所望する。

お店は年配の店主のワンオペ。提供時間はかなり長め。しっかりと冷水で締められた蕎麦はボリューム満点。200gくらいはありそうな感じ。石臼を使用した自家製粉で小麦との割合は二八とのこと。固めの茹で具合で歯応え、コシの強さも感じられ喉越し感もとてもいい。鰹の香り高い汁はすっきりとした味わいで夏場にピッタリ。

丼には粘りの強い大和芋のとろろと温泉卵が乗る。出汁つゆをかけていただく趣向。このとろろは元気が出る感じがする。全て美味しくいただきました。

堺市堺区中之町西1-1-15
072-242-8931
11:00~15:30
火曜・第2第4水曜定休


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |