2018年08月

又三郎 8月

ヘビーユースする長居の表記の店を新進気鋭の和食店店主と訪問。関西の肉マニアには垂涎の焼肉店でほとんどの客が熟成肉のコースを注文されるという今や大阪飲食店の奇跡と言われているお店。最近は働き方改革のため週休2日にされたせいもあり予約が一段と取りにくくなった。

和食店などの料理長やシェフの来店も多く皆がこの店の熟成肉のクオリティーとその火入れの確かさに絶句すると聞き及ぶ。店に入ったところにある巨大な熟成庫には部位別に大きな枝のままドライエイジングされている肉の塊を見ることができる。

この日いただいたのが熟成肉を部位別、牛種別に楽しめる熟成肉を楽しむコース8800円。1頭買いされる岩手県の黒毛和種の外ヒラ部分と最近では全国的に人気が出すぎて希少となった高知産土佐赤牛のサーロインの食べ比べ。それぞれの肉を客席まで持って来てくれてのプレゼンテーション。

この日選んだワインはカリフォルニアのシェイファーのメルロ−2014年。少し若いけどしっかりとした味わい。

前菜はトマトとスイカのジュース。熟成肉を練りこんだミニハンバーガーとソーセージ。アボガドとズッキーニ。

熟成肉の入ったミートパイ。サクサクの食感と濃厚な肉の味わいがとてもいい。


肉を何度も休ませながら店のマダムの荒井氏が時間をかけて焼き上げる。焼いている合間も客との絶妙なウイットと年齢を重ねた熟成感のある会話もこちらのお店のシグニチャーとなっている。

時間をかけて焼き上げた肉をシェフが切り分けて供される。それぞれの牛の個体差や部位の異なりによって味がここまで違うのかとびっくりする。しかしながらどちらも茶豆のような熟成香とアミノ酸が凝縮した肉の旨味は界隈の熟成肉を売りにしている飲食店とは完全に一線を画している。

締めはミニカレー。。この日の昼間もカレーを食べたことを忘れて所望する。梅茶漬けも選択可。最近は物忘れが激しくて10秒前の出来事を忘れたり同じ話を何度も繰り返したりしているらしい。

デセールはメニューにあるものをなんでも注文していいらしい。自家製のこだわり粒あんの入ったミルク金時でさっぱり。

スタッフさんの接遇も厳しいマダムに鍛えられていてとてもいい時間を過ごすことができます。(普段は優しいんだけど仕事モードになると鬼と言われるくらい恐ろしくなると聞き及ぶ・・・でもその情熱が飲食店繁栄の唯一の力の源である)

大阪市住吉区長居2-13-13
営業時間:11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:日曜日・木曜日

過去の又三郎はこちら


カテゴリー 長居, 焼肉 |

ボビノ

定期的に行く歯科治療の帰りに北新地のアバンザ近くにある昭和40年創業の老舗ステーキハウスをランチタイムに訪問。今年で53年になる新地でも有数の古いお店。夜は石釜で備長炭を使って焼くステーキが有名で昔に何度か訪問したことがあった。今回はお昼なのでサラリーマンさんの客が中心。

ランチメニューは、
ステーキカレー 1080円 大盛 1400円
牛スジカレー 970円 大盛 1190円
ハヤシライス 1080円 大盛 1400円
ロースステーキ 200g 2160円
いずれもサラダ付き。

まずサラダが登場。特にどおってことはない・・・

しばらくしたらグレイビーボード(カレーポット)に入ったステーキカレー登場。ゴロゴロと存在感のある塊の牛肉は注文ごとにしっかりと肉を焼いているのでステーキ感がしっかりある。多分オーストラリア産と思うけど思ったほど癖はなくカレーの具材としたら秀逸。噛むと肉の旨味を感じることができる。

辛さ控えめのホテルライクなカレーソースはスパイスが主張しすぎるわけでもなくおかんのカレーでもない上品な欧風なもの。1080円は値打ちがありすぎ・・・

帰りに白髪の上品なマダムがお見送りいただく。壁には53年前の彼女の写真が飾ってあり女優のように美しいことにびっくり。息を飲む美しさとはこのことかぁと思いながら店を出る・・・

大阪市北区曽根崎新地1-2-17 06-6345-3101 11:30~14:00  17:30~21:30 【定休日】日曜日、祝日、土曜日

ボビノステーキ / 北新地駅西梅田駅大江橋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 梅田/JR大阪, カレーライス |

奈良食堂8月

私どもの会社が経営する表記の店を休日夜に一人で視察を兼ねて訪問。近鉄大和八木駅から徒歩3分の市役所とホテルの複合施設の1階に位置する。店名とは異なり内装やBGMをLAを意識したものにしているためか昼夜問わず若い女性客を中心に88席のほとんどを満席いただいている。

契約している近隣農家から野菜を仕入れてランチタイムではサラダの食べ放題、ディナータイムでは様々な野菜料理を提供。メインの炭火焼は奈良産の赤身牛肉や大和ポーク、京都産の奥丹波鶏を中心に提供。

生ビールと一緒に自家製すくい豆腐のイタリアン冷奴、地元産の大和撫子卵の半熟卵、パリパリピーマンの肉味噌添え、季節野菜とヤマトポークのグラタンをいただく。

続いて秋の新メニュー試作品を試食。秋茄子のエスニックソースサラダ680円。林檎と蕪とカマンベールチーズのヨーグルトソースサラダ780円。グリル野菜サラダ680円。自家製スモークサーモンのマリネサラダ980円。生ハムとキウイのシーザーソースサラダ980円・・・一人でサラダばかり食べてうさぎになった気分。



個人的に好物のローマ風イタリアンナムル680円。芋茎、セロリ、人参のラペ、丘ひじきがそれぞれの酸味のあるドレッシングで和えられている。

とれたての夏野菜をたっぷり使ったクリームパスタ980円も秀逸。地元で取れる希少野菜をたくさん使用しているのでお客様からも大人気。

クラッカージャックの白ワイン3500円をしっかり冷やしてもらって所望する

名物の前菜5種盛りは奈良産牛を使用したローストビーフ、ヤマトポークのロースト、イタリアンオムレツ、カポターナ、ポテトサラダ、キノコのマリネ、芋茎のマリネ、瓜のサラダの8種類。。。食べ応え満点でお腹いっぱい食べ過ぎました。。

過去の奈良食堂はこちら

奈良県橿原市内膳町1−1−60
0744−23−0020
10:00~22:00
年中無休


カテゴリー 奈良県, カフェ |